喜ビモ憎シミモ異色同音抽象画 秋の夜の水の冷たさを腹に溜めた 庭より白猫の帰り来るもう秋 せせらぎに

優しさよりも

愛情を



虫の声

心に戻せと

願う夜



轟流に

逆らう事も

芯になり



水の色

透かして見てる
 ....
天道虫迷う私の前を行き

蟷螂の雌になりたしふられた日

蜜蜂の針にも似たり詩の言葉

紋黄蝶陽光のうち見え隠れ

蝉の仔よお前は何を夢に見た
紫陽花は誰かのために色を変え

庭先に咲いた牡丹が欲しいか嵐

木瓜の花闇夜に燈る灯のように

足跡を残すが如く咲く菫

向日葵は子供の顔を覗き込み
激しい雨に立つ 夏終わる紙幾枚か燃えながら 扇風機止めて静まる夜更けかな 行く夏や新幹線の中のこと 幾枚か光る瓦や夏の月 アポリアが首を擡げる猛暑かな  
見上げれば 猛暑の獅子が じりじりと

路面から 陽炎あがり 蜃気楼

心から 想う人では なかったが

遠い日の 記憶のままの お爺ちゃん

幻は 儚く去った 夕暮れに

 ....
夏の宵
泣けたらいいなと
ふと思う
夏の虫 怒らないから 鳴き止むな 中上忌今年は浅田彰来ず {ルビ冷奴=ひややっこ}夜が大きい{ルビ他所=よそ}の街 あなたから生まれいずる愛がある

バス停に生まれてバスを待ってたの

向日葵がくびかしげてる夏野原

恋に溺れ綺麗なままで水中花

夕暮れにネオン涼しき予感かな

今年またなくなり ....
陽を浴びてきらり樹氷の華が咲き 夕暮れてひとりぽつんと雪だるま


バス停に人待ち顔の雪女
犬と往く
散歩に今朝は
虹を見る
夕立の中なら泣ける声あげて



大空を飛ぶ鳥になり虹の中
片恋のボタンはずして息をする

坂道を二人乗りして夏が行く

できたての朝は真夏のゼリーかな

水族館ガラスに映るあなた見てる

砂浜の足跡がまた波に消え

潮騒の残響に潜む君の声
白鷺のいる雨 薄い青風と坂とアラームと

始まりは 皮肉な光と 脱力感

踏み切りが私を呼んだ白昼夢

時間には逆らえないねと十六時

夕焼けは君が言うほど赤くない

食事なら色彩欠如の晩餐会
 ....
鳩なきて妻目をさます文月朝

雨上がり妻のととのう庭涼し

妻遅し帰る待つ夕茶漬けすえ
駆け抜けた 熱き血潮は今もなお

白球の行方に気分が浮き沈み

終わる夏 流した涙は後輩へ

青空に響く 金属音の夏

声枯らし檄を飛ばす 最後の夏

負いしもの 踏み越えてき ....
空泳ぐ魚が水面に映ってる

せせらぎの声が今日は風邪ぎみで

光る瀬に低空飛行の戦闘機

居眠りの私を蟻が巣へ運ぶ

川の瀬に溺れる私の夕まぐれ

さようなら魚が跳ねて言いました
苔むして 夏の日足に 映える石 雨やみて雲雀の飛んだ水たまり

何を見て驚いたのか鯉のぼり

紫陽花がたくさんのいろ人みたい

桃をむく香りと北へ寝台車

空目指し向日葵たちが背比べ

アリが来てわたしの足を ....
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
測 量 技 師 マ レ ビ ッ チ /m.qyi107/9/9 22:41
A-291*07/9/8 0:19
もう秋1*07/9/5 15:49
森川仁司407/9/4 23:09
愛しき虫達亜樹1*07/9/4 6:49
優しい花々1*07/9/4 6:47
部屋にてA-291*07/9/4 2:38
燃焼3*07/9/2 0:36
夜更け5*07/8/31 1:08
終りの夏3*07/8/30 17:51
1*07/8/27 22:19
猛暑1+*07/8/18 0:03
大陽と月と私秋桜4*07/8/12 21:41
夏の宵風音007/8/11 16:58
夏の日盛りこうや0*07/8/7 14:56
熊野大学A-290*07/8/7 0:40
2*07/8/5 23:36
水中花小川 葉007/8/1 3:21
樹氷ゆりえ0*07/7/31 10:37
1*07/7/31 6:13
朝虹むさこ3*07/7/30 18:04
夏模様ゆりえ1*07/7/28 12:25
真夏のゼリー小川 葉6*07/7/25 1:24
雨(三)A-290*07/7/25 0:48
夜に綴る壱日ミコ707/7/18 22:50
朝夕生田 稔0*07/7/18 7:41
夏〜高校野球〜秋桜4*07/7/16 19:57
さようなら小川 葉607/7/16 17:24
夏のある石こしごえ5*07/7/16 16:53
雑季たもつ13*07/7/16 10:38

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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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