泳ぐ空どこまで行っても泳ぐ空

水平線こえた世界が知りたくて

木漏れ日よそこに私はおりませぬ

麦藁帽編み目の数の夕まぐれ

思い出に暮らすが我が生きた証

いつの日か小さい緋鯉 ....
小雀を埋めてスコップ温まれり

陽炎に十八歳の逃避行

電車過ぎ青田の中に風ぬける
メーデー歌泥つく靴で地をならし

いもうとの髪梳く夜や沈丁花

手の平に青空統べて修司の忌
教会の鐘を逆さに春の闇

わが死後は一匹の蠅のみ知るものを

澄む空とわが髪からむ青嵐
寝ても寝ても眠い
起きれるけれど布団の縁
蠅は手を擦り教師は三枚目

父母を疑ふほどの朧かな

雛菊や写真の父はいまも若し
水月の春を斬ったる覚悟かな




水月(すいげつ)
 水と月。水面に映る月影。人体の急所の一。みずおち。軍陣で、水と月が相対するように、両軍が接近してにらみ合うこと。無外流居合道の形のひ ....
翼の先はすぐに郷里や夕燕

飛ばんとし両手拡げり種案山子

母の老いあざむき香水闇にひかり
早朝に 笑いこらえる つつじかな 春の蚊におのれかさねて詩人の詩

沈丁花抱けるだけ抱き母貧し

訛りなつかし語り返さん葱坊主
草若葉母の罪つぐなふべきに

青年は明日にこがれて桃の花

芹の水嘘を真にしてうつる
種を蒔く思想なき者蔑視つつ

復活祭たばねし少女の髪揺るる

春の雨車窓の少年頬冷やす
春なのにあたしゃ貴女のプライバシー 蠢いて蠢いて蠢きっぱなしか交差点 ペダル踏む春野に轍を刻みこみ

青麦に大人になりたく包まるる

すれ違うモノみな思い出桜餅
わが物とすべき湯船に春の月

煙突の煙途切れぬ啄木忌

葱坊主父問ふてみて家暮らし
生き飽きて

君死とどめる

なみのはな
砂の噴水でもあればと願う 水槽のある夜であればよいのに ガラス戸を開けてネコに雨を眺めさせている 君放つ闇を見送り過ぎる華


君鳴らす一弾指さえも春疾風


一巡で更に重なる基次郎


邪曲した想い返すもあいのうた


溶け落ちる心後ろに猫の恋
春障子わたしをごっそり抜け落ちて 雨で消える博多がある 部屋でちがう雨音 暗雲の狭間に白雲がある お前の乳首がちょうどよかった 寝た子が騙す片目開けて 便座カバーが変わった 空落ちて青に融けゆく我が翼

The sky falls off Heaven
My wings, melting as if driven
Into the Blue


つま先の打ち ....
懐かしい春の匂いと君の顔
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
こどもの日小川 葉6*07/5/6 1:04
風ぬける村木正成2*07/5/5 9:11
修司忌3*07/5/4 9:13
春の闇5*07/5/3 9:19
春眠、その2ふくだわらま...007/5/2 22:46
教師村木正成0*07/5/2 8:08
なごうございます春A-29207/5/1 13:48
郷里村木正成3*07/5/1 9:03
つつじsebast...207/4/30 22:47
詩人の詩村木正成2*07/4/30 9:02
青年2*07/4/29 9:08
2*07/4/28 9:01
プライバシーA-29007/4/27 21:03
なげーつってんだろ春007/4/27 18:59
春の野村木正成2*07/4/27 8:49
1*07/4/26 11:36
_黒い鴉107/4/25 21:33
A-293*07/4/25 3:12
こらえる8*07/4/24 23:58
今僕は5*07/4/24 18:19
猫の恋藤原有絵3*07/4/23 20:29
うららかな曳舟307/4/23 0:07
なげーよ春A-294*07/4/22 23:48
長い春3*07/4/22 9:18
春が長い3*07/4/22 0:09
春に厭いて4*07/4/21 23:21
騙し1*07/4/21 0:40
変化1*07/4/19 22:26
青の俳句 2句 (日本語・英語)山本 聖3*07/4/18 1:46
小川 葉2*07/4/15 22:59

Home 戻る 最新へ 次へ
121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 

【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
0.44sec.