音も無く流れる川も冬の顔

愛情と隠し味いれ大根煮る

空仰ぎ散歩したいよ年の暮れ
吹かれきて別の枯葉と喧嘩する

雪達磨メタボリックな体かな

冬深し髪濡れしまま想う人
枯草の擦れる音は宙に舞う

暖房の暖かさより君の愛

去年今年目標はまだ決められず
マフラーの長さが君とくっつける

溜息の数多くなる師走かな

冬の月ライトアップと競い合う
あらまほしそらのものするつかいかな


空の欠く下におりてし腹もあり


直に沈みつるもたれそ
白鳥よ見物客にウィンクす

焼き芋や熱さのあまり落っことす

ポインセチアひと際目立つ色してる
冬休み野外で遊ぶ子はいない

競い合い広がり見せるイルミネーション

すっかりと忘れていたいクリスマス
大晦日いっぱいの蕎麦食す音

冬銀河世界の闇を照らすだけ

言い訳をしても止まらぬ年の暮れ
鍋囲み湯気と熱気が美味くする

師走空哀しみさえも吸い上げる

年の夜心の迷い止らない
遠くても距離を縮める賀状かな

年の瀬の花火に乗せる忘れ物

湧き上がる愛を育てる日向ぼこ
冬の沼季節を映す鏡かな

冬日和二人の影が愛になる

冬の日や青空ばかり目にはいる
 
 
 
 
まだ消えず
ゆきばをなくした
我が想い
 
 
 
寒風や海に向かって「アイシテル」

雪が降る心にも降る君の愛

冬の朝起き上がるにも一苦労
北風に吹かれてペダル重くなる

年賀状電子メールに押されてる

寒くても負けぬ体で豆腐売る
喧嘩して別れ選んだ夕時雨

忘年会上司にお酒飲まされる

枯葉落ち丸裸の木逞しい
蜜柑には当たりはずれがあり過ぎる

あの人もこの人も包むクリスマス

ラグビーの熱いプレイが暑くする
 
 
 
冬になり
コンビニさえも
あたたかい
 
 
 
ひたすらに白く染めゆく雪の音

カイツブリ潜るかどうか悩み中

雪降るや朝か昼間かわからない
カフェ・モカの湯気奪い取る冬の午後

冬木立枝の迷路がよく見える

聖なる日想い重ねる男女かな
冬の波寄せては返す寒さかな

本当はサンタの正体知っている

熱燗に助け求める寒き夜
鍋の底残った蟹の赤い足

今年も灯るあの子の家のイルミネーション

猫行司コタツの土俵で足相撲
寂しさを抱える夜は雪が降る

黄落にあたる日差しは弱々し

息白し目に見えるものに吹きかける
吾が孫と知らぬ翁の呼び声に

十七字心の内の小宇宙

弟が大金持ちといてふの葉
クリスマス賑わう街は恋の街

マフラーに巻かれ巻かれて風防ぐ

短日は時の流れも早くなる
手袋の力を借りる散歩道

寒風に乗り流れくるジョンの声

恋人と過ごす間は小春かな
冬日和庭の手入れに時使う

鱗雲取り除くにはデカすぎる

雪の降る町はいまだに白くない
買い揃え聖夜の支度加速する

紅葉や競い合うように染まりゆく

冬晴れに光をもらう植物よ
暖房に可愛がられる人々よ

国道をひとつはいれば冬匂う

冬の駅白い息吐く人の波
曼珠沙華、燃えて燃えてなお夢の中

オホーツク海を目指した鰯かな

撫子の可憐を食む羽虫達よ

うろこ雲幼き日に見た水彩画

流れゆく、うろこ雲さえ息を止め

アロワナに憧れたんだ ....
冬霧に隠れて見えぬ恋の罠

忘れてる桜密かに紅葉す

流れゆく時加速する年の暮れ
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
大根夏川ゆう207/12/31 7:43
喧嘩207/12/30 7:19
去年今年207/12/29 8:14
溜息107/12/28 8:03
直観俳句(勝手に命名)三句/////007/12/27 23:27
ポインセチア夏川ゆう107/12/27 8:29
冬休み107/12/26 8:16
107/12/25 8:01
師走空207/12/24 8:04
忘れ物107/12/23 7:18
1*07/12/22 8:35
なごり雪秋桜2*07/12/22 7:45
冬の朝夏川ゆう207/12/21 8:23
年賀状207/12/20 8:22
忘年会107/12/19 8:03
ラグビー107/12/18 8:22
孤独殿様が得る007/12/17 11:20
カイツブリ夏川ゆう107/12/17 8:31
冬木立207/12/16 7:20
熱燗307/12/15 7:58
ぬくい冬亜樹007/12/15 1:18
夏川ゆう107/12/14 8:16
よつ幸007/12/14 0:58
短日夏川ゆう107/12/13 8:39
手袋207/12/12 8:26
鱗雲107/12/11 8:53
冬晴れ107/12/10 8:37
暖房207/12/9 8:53
'07秋・句集しろう4*07/12/9 0:03
冬霧夏川ゆう107/12/8 8:33

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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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