積もりゆくkbps三角譜
なみなみと鉛をそそぐ緑かな
憎しみは音のうしろで待っている
偽の星ひとつめくれば偽の星
背後か ....
君のこといずれ知らない僕に成る
僕のこといずれ忘れる世界に成る
金髪の鳶が花選る皐月哉
特攻着了へてトライチ母が事
いつだって その横顔に見惚れます
恋じゃない ただ側にいて守りたい
かげろうのキミをこの手に かき抱く
テレパシー 今振り向いたら両思い
蚊帳の蚊を十字架握り刺し殺す
耳栓が耳掻きにつぶやく秋の穴
光たち互いの背を押しかがやきぬ
何も無い音のはざまに手を結ぶ
透るままかけらを置いて過ぎる冬
はじまりは終わりにも見ゆ尽きぬ道
....
++ 雲のころ。。。 ++
水のひら指先潜り鰯雲
{取消=雲の川街道並木に落つ銀杏}
冷ややかな風に身を濯ぐ日溜まりで
秋浅し射し日の強さや汗拭う
ちろろむし耳に涼し ....
消えるのは私の階段消えるのは
雪は降り月を造りて雪は降り
一歩から季節を昇る一歩から
人の失い石と青空つづきゆく
乙女に ....
春月や 石の転がる道をゆく
青い色 純白の色 赤い色
青青青青青 白白白白白白白 赤赤赤赤赤
▲▲▲▲▲ ○○○○○○○ ■■■■■
青い空 純白の雲 赤い花
染まる頬 わたしのこころ 浮かぶ{ルビ紅=こう}
想い乗せ
あなたのもとへ舞う、さくら
春一番 片目帽子に 花の雪
捲くる袖 駆ける足先 跳ねる春
うたた寝の 宴の桜間 浮世月
嬰児が鯖雲のしっぽを手繰る
懐は七十四円火星寄す
マントルを貫き出でし花椰菜
酒がない 猫を研ぎ澄ます
水仙の手習はるる笑み冬の月
南天のうさぎのまなこに目薬を ....
手の中に誰が居るのか自分には
太陽の凝視する海死にかける
心へと刺したストロー吸い込まれ
ベルベットアンダーグラウンドわからねえ
胃の魚の蛸の目の日の白の口
....
寿司めしの
ほころびにけり
山桜
黒板を滑るはチョーク
指の跡
伸ばす手に
掴むは色か
空蝉か
春を待ち
春過ぎゆけば
春を待つ
ビニールを
叩くは雨の気まぐれ
つまはじく
懐 ....
三っまたの楮盛んに咲きにけり
大枝に二っ巣を架く青鷺が
春浅くいまだ少なき庭の花
崖っぷち弾けるごとし初桜
大地震、キャスターに理解来ることを
蓋に口 バーントシェンナに取っている
抱いた君湖歩き疲れてる
考える、思いながらも誰かへと
考えているか、誰か、僕は日常か
そ ....
春うらら、黒い麦酒とシャムロック
ノヴァジェットプラズマ爆発だらけの宇宙
太陽は実は脈動変光星
百万年前に生まれた光を浴びてる
百億年前に生まれた元素と生きてる
黒点は太陽の笑くぼ多いほどよし
リ ....
天を突く枝に咲いてる春の雪
晴天の 青さにけぶる 雪崩かな
紅梅や 縁側にいて 雲ひとつ
月影や 一輪わらう 空のもと
くるくると むおんをはらむ こゆきかな
限りある 青空のぞく 小雪かな
凍て返 ....
ハンカチの遺髪に乾くDNA
南風吹けよ荒れろよ春の歌
どこからか香る日溜り梅の花
水仙や雨水の頃の風に揺れ
四十雀高く囀る屋根の上
人知れず訪う春や仏の座
ここの雪は重かろヒマラヤユキノシタ
食べたいし花も見たいし菜の花みどり
桃が咲くのは節句を過ぎた頃だろう
同じ鉢のアザレア同士の鮮やかさ
一木のマンサクちらりほらりと満開
....
おれの腹
メタボリックが
ハンパない
餃子 海老チャーハン ボナペティ
じゃんけんに勝っても屑に生まれ来る
しゃぼん玉まだ見ぬ原へ消えてゆく
少女には明かされぬまま冬の蛇
音を見る瞳吸い寄せ鈴の色
....
月を踏むうさぎの白さ軽やかに
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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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