聖樹愛してくれたのは彼女だけ
忙しさ 会社に置いて クリスマス
水面に 浮かび上がった 聖樹かな
クリスマス 光の魔術 使う夜
聖樹の灯 煌めく愛の 交流す
聖菓切り 大きさ違い 喧嘩する
遺言を書き直してる年の内
かじけ鳥誰か結婚してほしい
自転車で冬至の坂をくだってく
底冷えやオカマ紅白歌合戦
人参に歯型をつけるロシア美女
膝毛布君の知らないLOVE SONG
凍空やゴールをそれたる楕円形
年老いたるティンカーベルや枯茨
冬空や中華人民共和国
苦甘い鮟鱇の声夜明け前
肋骨が折れる咳してジンライム
風邪ひいて同時に休む深い仲
あったまる鱈のミルク煮召し上がれ
ブルースを明るく唄うレノンの忌
ひとりでも生きていけるよ浮寝鳥
麦の芽や胎児心拍の確認
炬燵から家族の頭生えている
馬鹿だから 恥を知らずに 生きられる
北風と去る体温に立ち尽くす
神無月歌舞伎町まで追い込まれ
冬木の芽基礎練習の積み重ね
サイコロか絵ハガキの旅芭蕉の忌
美辞麗句並べて蕎麦湯一気飲み
死神の愛馬はたいて冬囃子
傘を咬む波の輪かかげ雨を招ぶ
まぼろしはまぼろしのまま糸車
泣く子から泣く子へ雨を遠去ける
髪の毛の花と同じ空く ....
小雪や漫画で読みし黙示録
焼芋や一卵性の双生児
秋深しとっとと黒猫歩きけり
紅葉舞う掌の中のぞくはてな猫
落ち葉踏み尻尾を立てて猫二匹
蛙
芋堀や数年ぶりに触れる土
きまぐれに寄り道しても彼岸花
行く秋や蕾が孕む闇光
接近す蜻蛉の羽根の中の空
夕暮れの夢の間に間にユビキタス
月光や ....
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