小寒の一発ギャグがだだすべり
小寒の東京タワー夢芝居
旧姓に戻して送る年賀状
一言も発せず暮れる三ヶ日
隣から届いた賀状が速達
橙を頭にのせてハイチーズ
双六で『ひみつを言う』のマスとまる
初東風が撫でる黒髪りんご飴
初富士を拝みに昇る歩道橋
年新たパジャマのままでローソンへ
年迎うもう一度君にプロポーズ
年送る頑張ったけどダメだった
冬空に蹴りあげた靴明日は晴れ
実らない恋を弔う年の内
室の花知らない街のラブホテル
聖樹愛してくれたのは彼女だけ
忙しさ 会社に置いて クリスマス
水面に 浮かび上がった 聖樹かな
クリスマス 光の魔術 使う夜
聖樹の灯 煌めく愛の 交流す
聖菓切り 大きさ違い 喧嘩する
遺言を書き直してる年の内
かじけ鳥誰か結婚してほしい
自転車で冬至の坂をくだってく
底冷えやオカマ紅白歌合戦
人参に歯型をつけるロシア美女
膝毛布君の知らないLOVE SONG
凍空やゴールをそれたる楕円形
年老いたるティンカーベルや枯茨
冬空や中華人民共和国
苦甘い鮟鱇の声夜明け前
肋骨が折れる咳してジンライム
風邪ひいて同時に休む深い仲
あったまる鱈のミルク煮召し上がれ
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