星界の律領ろす秘宮パヴァン耀く
小寒のハニートラップネオン街
ゼクシィの角で殴られ四日の血
四日aikoのラジオへ送るメール
大吉をひいたと言えぬ四日かな
赤青黄 三つ目マスカラ 霜まつ毛
鏡餅マツコモリクミボストロル
点滴がぽとりぽとりと初昔
歌留多から強いアーモンドの匂い
ミッキーも大黒様の使いかな
千葉県の嫁が君にもおもてなし
白菜で一本つける宵の口
鍋囲む湯気の向こうに赭ら顔
年の瀬や首すくめたる曇り空
福引にアタリひとつもありません
この破魔矢六千万で買うてくれ
マリちゃんの初風呂の湯をごっくごく
ソイネ屋でオプションつけて寝正月
ストリップを初神楽だと言いはった
をけら火でハートではなく火薬をドン
今朝の春オレに話しかけてくるな
鬼百合や悪性リンパ腫体験記
橙や巫女八名の神事舞
肝臓を休めて眠れ春支度
双六に玉砕の升ありにけり
冬月に独りがたりを秘すべしや
詩を解く学人の声冬の窓
火鉢おく先師がたくと何をきく
風一閃寒を裂きたり逢魔時
雲凍てぬ見果てぬ夢のさめ心地
冬星も久遠 ....
缶焚火未婚の父となりにけり
雪の日に助けし義足美人局
煤逃げのストリップ小屋曽根崎署
文つかひ筆の止まりて小夜時雨
室咲にもの想ふなりメダイヨン
冬の宿仏蘭西の歌蓄音機
ケーベルのあはくささやく寒鴉
立席の夜行急行細雪
聖誕に碧眼ふかき ....
IKEAから国仲涼子根深汁
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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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