暗闇で君のことばかり考えおり手術終わりし深夜の病室
ふつふつふつおとなしく待つ
湯気の奥
擦りガラスみたいな すずしろ透けて
水面の戯れ水紋の喘ぎ。
乱れる波、
果てるを知らず。
満たされし満たされぬ果て、
月に焦がれて肥ゆ波高く。
悲しの海。
別れ ....
うにゃーとか
ごろにゃんとかで生きてみたい
そう云うあなたはナマケモノ
ハイエナが
悪者だなんて酷すぎます
一生懸命生きてるんです
ラブレター食べさせられても困りま ....
57?77の?を頭に持ってくる短歌連作の最後です。
人がいてキスをやめちゃう君となら恥辱プレイが楽しそうだね
君となら早起きだって遅すぎる夕食だって楽しいはずさ
遅すぎる ....
不確かな憂鬱が胸を撃つ。
交差点に逃げ場はない。
誰にもだ。
長靴を履いて雨の上を歩く、
いつもこうやって泣いているの。
....
雪道を溶かしておくれ燃える{ルビ様=よ}なディープパープル聴きつつ歩く
残業の帰りに星空眺め聴く アースウィンドアンドファイヤー
恋すればロック少女もセレブ嬢 アヴリル・ラヴィーン眺めて思 ....
一瞬で恋に落ちたりこの歳までときめき知らず生きて来し吾が
前回の投稿からの続きです。57?77の?を次の歌の頭に持ってきています。
淋しげな人と思われ告白で「君を迎えにきた」と言われた
告白で告発するわ 告白のときに初めて気付 ....
鉄塔の赤き光りの明滅に取り囲まれて冬ぞ抱くべき
雲は遅刻したけれど青空は遅刻しなかった晴れのち曇り。
曇のカーテン薄いから、
向こうが透けて、
青い影。
ぐうん空魚が、
ほわわわ ....
57?77の?を次の短歌の頭に持ってきて詠んでいます。
詠む内容は統一されていません。
身を投げて砕けるつもりだったのに敷かれたマットに包まれている
だったのに すれ ....
「きんたま掻き毟って死んでまえ!。」
そんな罵りことばの恋もある。
縮み上がるのは恐いからじゃなく、
きみの手が冷たいから。
びんかん。
きんたま ....
ここからは見えぬところで太陽がノヴァでもしたのか月が明るい
地上のみならずはるかな高みから真空気圏貫き通して
月影とは月の光のことでした足元に種々ものの輪郭
真空の中には淡く太陽の側へと伸び ....
密売人から買った野良月に嚼まれた傷口からはひかりが、
躯がひかりで満たされてゆく。
おれの中であの月が満ちてゆく。
血管も骨も細胞も脳も眼球も、
....
左から朽ちてゆく空いいよいいよ抱いていてあげるからね
耳をふさぐ子供はとてもいとしいなだって目は見えちゃってるから
青いモルフォ蝶緑のモルフォ蝶茶色のモルフォ蝶 の標本
....
風呂そうじ趣味と思えば歌も出る午前一時の裸のブラシ
桧の葉焼けば激しき音立てて隠れ事などならぬほどなり
山眠る山の斜面の大欅山人達は素知らぬ顔よ
山陰の川の淵こそ淋しけれ雪降り出せばなおのことなり
頬づえをつきたい いっそ眠りたい できれば君のぬくもりの中で
「雪の音階」
舞う羽の静かな音こぼれるよう
手のひらの中で羽化した希望(のぞみ)
こんこんとこころに積もる雪の下
あなたが埋めた種が芽を出す
....
返歌として詠んだ短歌です。ですから、これらの歌自体に繋がりはないです^^;
意味はなく繋がれた手と知っている 奴と繋ぎたいとは知っている
好きすぎて抱かれて立てた爪をよ ....
さくさくと歌を産み出す蚕のごといつもと同じ歌草しるす
ビールが苦いジングルベルのなる店に聖書研究余念なし
冷たいビールが温かい気持ちにさせてくれるやるせない朝
午後四時の蜜を入れし珈 ....
階段を駆け上り見送る電車
吐く息白く間が悪いのだ
中央線を止めたポインセチアの鉢植え
プレゼントはとどかないまま
路線図を燃やすあなたの頬にたれた髪
雨ばかりふる雑踏 ....
手拍子で迎えましょうぞ散りいくさ恋にやぶれて淵になりたい
死にたいの死にたくないけど死にたいの死んだふりして腹式呼吸
あなたはねリネンにただよう海月なのわたしの四肢をあ ....
しあわせに触れたら次はふしあわせお手玉の唄うなじ香らせ
あやとりの糸たぐるうちたどりつくふたつの胸のはざまのひかり
遠くをば見つめることすらでき ....
THE YELLOW MONKEY/YOSHII LOVINSON
伊右衛門を一滴さえも残さずに飲み干すYOSHII LOVINSONの朝
真心ブラザース
真心を込めて飾らず赤裸々に ....
昼下がり 制服少女 横目見て
ちいさきいたみ よぎる冬かな
輝きが消えいりそうな気がしてる排気ガスにまみれた白銀世界で
どっきりを仕掛けられたら俺の目がどれほど犬かわかるだろうに
我輩はカスタードクリームであるが故、ねこのたまごにくるまれ眠 ....
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