{引用=ピッピだっけ?窓の隙間に北風がこぼれるような素敵な名前だ}
なんで今日は羽根が開かないって、ああ、マイナスだらけの最低気温
君の目で体透かせば黒い部分のたくさん出来る季節がきた ....
金魚らの赤い背びれを撫でてやる指先に滲む生ぬるい水
どおぉーんとした夜明けには、
ゾンビがどんどん生まれて死なないのデス。
もしもーし。
死んでるデスか生きてるデスか。
もしかしてゾンビさん、
デスか。
....
まだ甘いジュースをなめていたいから世の中を美化することが好き
明日とか明後日とかに家出するために大鍋いっぱいのカレー
敵ばかりうようよといる毎日を無敵スマイル戦車で走れ
お空がこおると氷が降るの。
さみしくさむいの。
お星に還るの。
傘を広げて、
「こーるさいん。」
こおったお空には届かない。
こごえるの。
....
もう、
くもくもくもくもくもー雲ばっかり!。
お空なんて裏返しちゃえ!!。
お空をくりりん!。
お星さまが恥ずかしそうにお尻を魅せています。
やー ....
<春>
武士こそは立ち止まって泣けばいい薄墨色した花びらの散る
<夏>
ひまわりは悲しからずや太陽の振り返らない愛を葉に受け
水揺れる透明ブルーの夏空に白い雲浮き蝉の攪拌
<秋> ....
『癌と云う/漢字が書けるようになりました』/外科医に向かいて父が笑う
『お父さんの/腎臓を見たよ』と呟いて/遠くを見つめる母の背中
『治るよね?』/テレビを見つめて兄が聞く/誰 ....
青白い光のこずえ見上げてる君が誰かと寄り添う夜に
並行す 横須賀線の窓に立つ 見初めし君は 我に気づかず
何ごとも 頼らるること無き肩に 頭のせたる 君を起こさじ
偶然に 人に会ひたき初帰郷 変はらぬ駅舎 一人背にして
耐え難い
事実があると
したらそれは
私はおまえの
歯や耳ではない
大冬木細き枝より影となるむらさき凍りはじめる空に
{引用=一九九七年一二月二六日}
自らを見ることできず我らみな二つの{ルビ眼=まなこ}湿らせてゐる
鏡面を流れ去る我この顔も明日にはきつと思ひ出せない
{引用=一九九 ....
雑踏を歩き続けて場違いなわたしは立ち止まれないでいる
{引用=一九九五年一一月二二日}
僕たちはトムとハックになれなくて飛行機雲に思いを馳せる
ピーターがマーガレットを摘みにくる君が忘れた思い出持って
ブロンドも薔薇のほっぺもいらないの想像力と「E」さえあれば
....
また会える理由を探し差し出したCD3枚「今度返してね」
唇にリップクリームをすり込ませ待ち伏せをする好きです、好きです
マフラーをぐるぐる巻いて捕まえた−4℃から始まる恋
....
はなれたい
のたうつフナの
目に咲くスイレン
薬師堂から
落ちた恋人
仏壇を
焚き木にしては
新宿の
雑踏が踏む
ロータスの花
ぬばたまの
....
寝て食べて
ちょっと甘えて
イヤなことスグに忘れる
猫の幸せ
好きなもの
陽だまり
うたた寝
マッサージ
カリカリ
ほら穴
トカゲのしっぽ
愛嬌をふりまきカリカリせしめた ....
なにもかも終わって空をみてるだけ胸のおくから寄せてくる波
真実であることよりも上手い嘘 詩人にとって必要なのは
黄金!
朝括りで投稿したいと思います。
++++++++++++++++++
朝に見る絶望色のテーブルは
キャッキャ騒いだ夢のあとさき
げた箱で手に白吐息ふきかける
....
森閑の紫陽花の露食み駆けほてる頬うずめた先一寸の冷めたほむら
果樹園の久しき灯り小屋の窓番人の影父を実らせ
知らぬとも海は胎を撫でまわし潮にふくらむ少女の麦藁帽
鼻照らす翳せし流灯そ ....
夕暮れのスケートリンクすみれいろ映画のフィルムにひとすじの傷
吹きさらしお腹の弱い星たちが
....
恋しさにとまどう心シクラメン
うつむく頬にそっと紅さし
今もなおあの日の夢にくちづける
クリスマスローズ淡き語らい
冬を恋いうす黄に咲くはわが心
いつ ....
耳もとで小鳥さえずる曇天の
空きよめたし唱題ととも
躓きの石をけるよう子供たち
放課の午後に帰路は遠きか
日輪 ....
深月嬢にささげる・・・
れんそうかするのが困難だったので、
アルファべ遊びで深月嬢への気持ちを歌ってみました。
何できる?きざんでちぎってミキサーでぐるぐる回った二人の名前
- ....
麻生深月嬢の短歌からヒントを得た連想歌です。
上が深月嬢ので下が私のです。
何してる?誰といるの?は聞かないさ代わりに何が見えるかおしえて
■君と見たテトラポッドも夕暮れも、たわいもな ....
新しき季節の感覚詠むべきか
春に入道秋は霞むぞ
月光が南の空を埋めつくし
仄かに白い闇はてし無く
深き夜冷気のような月光は
....
麻生深月嬢の短歌から連想を受けて作った短歌です。
上が深月嬢の短歌、下が私のです。
PM11:00(じゅういちじ)帰りを待つの右の手とマーブルチョコの黄色除いて
■ほろ酔いでevianボト ....
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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