春半ば存外心乾くらし不意に夜雨の音の聞こへて 春半ば今宵は雨となりにけり恋も終わりて歌うことなし 東京で20回目の夏が来る。あなたの知らぬ暑さと共に


田園の太陽はもうありません アスファルトだけ熱されてます


ふとあなたを思い出してはいつだってなごんでいます また会いましょう ....
頬つたう流れに小指吸われつつ鏡のなかの老いを見つめる



死にかけた小鳥を隠す藪はいま蕾の波に覆われており



窓たたく冬の名残りをふるわせて排水口をふさぐ髪の毛

 ....
ウクレレを二つ三つもち街角でウクレレ売りの真似などしたく 水も{ルビ狭=せ}に 現当眺め {ルビ花筏=はないかだ}

       往く時さえも ただほひろかに




わくらばに 行き逢ふ道も  ....
見慣れない、笑った顔が愛しくて、きみを擽る手がとまらない。


キスマーク。消えたら私、思い出の中にさえすら残れないのかな。


幸せなはずの言葉も、あのときのような感動…もうないや。
 ....
   於錦帯橋

天に伸び届けし思い花をつけいつぞや散りても枝は結びつ
花束を車内いっぱい敷き詰めて水没してゆく春の陽とひと



野の花や少年少女の髪揺れる風泥棒が口笛吹けば



集まればいつしかはなれてしまう春むかしどうきゅうせいと来た海
 ....
過ぎ去りし 春のいのちを 悲しむか
   
   薄暮に舞うは 花びらの雪
降り積もる雪溶かせない温もりで君の心は覆いつくせない  梅が好き 桜も好きよ でもわたし

  もものつけねが いちばん好きよ
吹雪舞ふ街並暗くなりゆきて
車の尾灯赤く際立つ


娘の買いしロシヤ民謡の低き声に
ほれぼれと聞く灯を消す部屋に


隣家に毎日来る左官屋の
両肩に今日 サロンパスあり


ま ....
あんなに痩せっぽちだった友だちが今はひとりぼっちになってた


スリッパを並べると自分にもお客さんがあるみたいで嬉しい


ウォーリーを探せ、と言われてウォーリーしか探さないような子でした ....
腰折れて溶け行きしもの花冷えのあくる日風の光り増しけり 加護亜依と愛し合っても構わない私にはその価値があるから
by斉藤斎藤



加護亜依と温泉旅館に行ける日を願つて明日こそ禁煙をせめ

加護亜依と愛し合ひたるオヤジより年嵩である事実もあら ....
口だけじゃ伝わらないと知っているだから私は手を動かすの
 
 
通じないこともあるから抱き締める必ず愛はあなたに届く
 
 
動かした手には想いが染み渡りあなたに向けて飛ばしているの
ちくわのてれすこーぷ覗いて想うあの星ひとつ囓ってみたい。






土星くんはきれい好き今夜もシャンプーハットで入浴宇宙。



でっかい目玉を ....
通りたいなら触れさせて魔法陣 天上天下みな開けゴマ

ロボットとペンギンこの春手を組んだ「まずは東京支配といくか」

叩き付けられても見送るしかないよ 触れているのは確かだから

磁気定期 ....
桜ならぶ坂道の夢のごとき明るさを此は上る時なり らあらあとぱすた茹でたる貴方見て 愛してるよ と言ってみただけ
 
送信ボタン押せずに今日が過ぎて行く保存メールが一件増える
 
大好き と言われ抱かれているけれど 愛している とは言わぬ二の ....
吾が植えし稲は早や穂を出しにけり
そも刈らずして行く身はかなし


豊かなる無形の情は一層に
此の地離るるは苦しきものよ


娘のもらいし記念アルバム開きみれば
笑顔並びし子等達の顔 ....
わたしは神に選ばれた亀の子たわしだ仕事はごしごしである。



たわしはわたしだ!だからといってどうというのでもないごしごし。




渡したたわしは ....
屍にバネを入れてムチで叩いてゾンビなあなたと夜明けまで。



ねばねばするのはバネのせい絶対に死なないあなたはもう死人。




延びてしまったバネ ....
ひとりひとりのひと眠り。
りんりんと、
瞼を叩き、
凍りつき。

眠りゆく沈みゆく、
溺れ息もなく、
藻掻き、
満たされ、
目醒め、




 ....
春愁う

花の心を

{ルビ彩=だ}み返し

偲ぶ{ルビ縁=よすが}に

薄紅の風




さ{ルビ丹=に}つらふ

君を煽りて

{ルビ花篝=はなかがり}

 ....
こぼれぬよう青い空へと向き合ってそんなことでは泣かないと決める

呪文のよう。鏡の私と向き合って「だいじょうぶだよ」と「きっとだいじょうぶ」と

年の瀬にふれる静かというシャワーそして ....
寄せ植えのパンジーの黄がまぶしくて日向のしあわせって感じね


紫のパンジー口につめこんで嘘つきの舌染める刑罰


うつむいたまま愛される菫草みたいな女友達のばか


摘むならば ....
はたから見ればはだかかもしれないけれどこれがあたしの花びらです。




手折ってみたはいいけれど誘ってくれなきゃ蕾は待っているのにね。



造花の ....
朝八時表の庭に出でてみれば雲間草光の中に咲き咲きにけり

妻と子とともに砂丘に立つ未来は知らずはるかな海望み

わが心の思い誰に伝えん憎しみと愛と無知

人人人の塊大阪津波でみんな死ぬなど ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
雨(二)A-291*07/4/16 15:38
4*07/4/15 23:54
東京の夏歌乱亭カラス1*07/4/15 14:06
冬と終わり木立 悟11*07/4/11 21:12
街角A-291*07/4/11 18:34
生滅流転朱雀6*07/4/11 11:41
気になる人 わたし 恋人ユメアト107/4/10 1:10
出逢いの桜 秋扇107/4/8 12:18
春形見本木はじめ1407/4/7 21:20
さくら 薫(かほる)Lucy.M...107/4/6 12:16
温もり夏川ゆう107/4/5 19:04
『もも』むむ107/4/4 21:18
6P 「短歌2」より 〜塩田より京都へうつる時 昭和三十四年 ...むさこ16*07/4/4 19:05
決算たもつ1507/4/4 15:35
光りA-291*07/4/4 8:30
_山田せばすち...007/4/4 4:58
秋桜007/4/3 22:26
「 天体感触。 」PULL.5*07/4/3 19:07
PASMO、あるいは魔法のおふだ下門鮎子1*07/4/3 15:55
時めくA-292*07/4/2 23:48
秘め事黒子 恭5*07/4/2 19:25
5P 「短歌2」より 〜塩田より京都へうつる時 昭和三十四年 ...むさこ4*07/4/1 17:36
「 たわしはわたしだ!。 」PULL.3*07/4/1 17:19
「 しかばね式。 」2*07/4/1 15:59
「 ひとねむりん。 」0*07/3/31 13:54
たまゆらの眩目朱雀1*07/3/30 19:00
そんなことでは泣かないたにがわR407/3/30 13:59
ときには悪に渦巻二三五207/3/30 11:00
「 はだかのはな。 」PULL.6*07/3/30 10:39
いつものように生田 稔8*07/3/30 9:38

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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