ひとりひとりのひと眠り。
りんりんと、
瞼を叩き、
凍りつき。

眠りゆく沈みゆく、
溺れ息もなく、
藻掻き、
満たされ、
目醒め、




 ....
春愁う

花の心を

{ルビ彩=だ}み返し

偲ぶ{ルビ縁=よすが}に

薄紅の風




さ{ルビ丹=に}つらふ

君を煽りて

{ルビ花篝=はなかがり}

 ....
こぼれぬよう青い空へと向き合ってそんなことでは泣かないと決める

呪文のよう。鏡の私と向き合って「だいじょうぶだよ」と「きっとだいじょうぶ」と

年の瀬にふれる静かというシャワーそして ....
寄せ植えのパンジーの黄がまぶしくて日向のしあわせって感じね


紫のパンジー口につめこんで嘘つきの舌染める刑罰


うつむいたまま愛される菫草みたいな女友達のばか


摘むならば ....
はたから見ればはだかかもしれないけれどこれがあたしの花びらです。




手折ってみたはいいけれど誘ってくれなきゃ蕾は待っているのにね。



造花の ....
朝八時表の庭に出でてみれば雲間草光の中に咲き咲きにけり

妻と子とともに砂丘に立つ未来は知らずはるかな海望み

わが心の思い誰に伝えん憎しみと愛と無知

人人人の塊大阪津波でみんな死ぬなど ....
ひとりぼっちの教室から見上げるきみはどうしてそんなに青いの、




背高草。
飛び越え飛び越え高くなれ。
もっと誰よりきみよりも。


お腹が空い ....
 
ふと見れば
隣に眠る
乱れ髪
その姿さえ
僕を虜に
 
君がゆび
我の背にそう
ゆびさきは
紅蓮の業火に
路をとくまで


君が肌
我にぞ白く
映りなむ
まなこにとどめむ
淡き面差し


さくら待つ
朧にかかる
しらつ ....
なじみ深き土地を去る日の迫りきて
一日短く覚ゆ昨日今日


何事も知らぬ猫といて この土地を
離るる事を息子は言ふており


感傷にひたるひととき青梅が
音たてて落つ庭石の上

 ....
偽善者め
脳細胞が
思考した
思想を今も
腹に溜め込み
 
 
寒々と
冷えた下界に
媚びる語句
上唇で
震わせるのか
 
 
消え失せろ
身命絶やせ
偽善者め
染色 ....
拾いもののあなたのこころはひろいつもゆるしてくれるくるしい。



くるしい?もっと傷つけてあげるいつかあなたはあたしに恋をする。



する時はいつも ....
ぼくが笑っていればきみもいつか笑う。
だから今夜は、
地球照。



ひときわ明るく笑って、
翳る。
隠してる。
きみの裸月が見たい。



 ....
宵夢の {ルビ幾年千代=いくとせちよ}の 花見酒
     酒に浮かびし 月はかぐやか


宵は酔い 遠見の富士の 静かなる
      月に浮かびし 薄桃色の


寒空に あ ....
潮風と過ぎ来し時を背に流すさだめのごとき蒼を開いて

旅立ちの日には必ず響いてた警笛がいまつまさきで鳴る

桟橋に残したサヨナラ遠ざかる振っていた手で面舵一杯

羅針盤果て ....
地下鉄のとびら額のはりつく「つめたい」

雷を呼びにけり描きにけり画家の病癒えにけるかな春の夕

かすがひに苦しみ咲いた秋雄花水をうかべるために倒れる

いつもいつも青に尾をひく詩をおきて ....
心ひとつに見る夢が
      叶わず

       今日 も
      
            空
              中


           遊 


 ....
つまづきしことも幾度と田の畦に
憩いて友は遠き目をせり

来る年も々じ仕事の明け暮れに
疑問持ちつつ野面に立ちぬ

沈丁の香りあふるる庭に居て
訪ねし人の帰り待ち居る

その昔 吾が ....
午前二時留守番電話のメッセージ「経済的に苦しいです」と

バイトにも友にでさえも言えなくて「私、大学辞めました」って

大学を辞めて気持ちが楽になりバイトの時間まで横になる

好きだった授 ....
 
 
囁いた
夜の気色は
失われ
流す滴は
藍へと染まる
 
 
この冬は冴えし日向に馴染みけり風のある日の昼は殊更 或る雲の
雫が揉まれて
濡らされて
塗れて流す
村雨よ
 
 
明かす日に
落ちた雫が
乾くまで
再び降ることを
願わぬ
「いまきたとこ。」笑って裂けた唇を何度も舌で撫ぜるチューリップ
 
 
 {ルビ辛夷=こぶし}です、わたしはずっと。咲き終わりの白木蓮じゃありません
  
 
 長身のあなたは隣にいないけ ....
いつだってきみのことばを待っていた
さよならだけをめじるしにして

「なかないの?」きかないでったらたのむから
(家にかえってひとりでなくよ)
                             簡単な
           
         滅びる呪文

      目を閉じたから
                     ....
ほらそこに
紋白蝶が
飛んでいる
きらきらきらと
光を放ち
 
 
にこにこと
太陽の子が
笑ってる
周りの全てを
明るく照らし
 
 
微笑んだ
君はまさしく
チュー ....
冬の夜見上げる空の夢の種
一つ一つが眩く光る

春の朝道の片隅夢の芽に
新たな時の始まり想う

初夏の日に空に伸びゆく夢の枝
遠い山まで連なる姿

夏の海入道雲の夢の葉が
繁る姿に ....
 
ふりゆくは
雫ばかりと
思はずに
ときの聲にぞ
君は過ぎ行く
 
快感と苦痛の顔はそっくりだ

嫌でも寝るのは金のため

それはあなたに内緒の話
あんみつの
甘さにまけない
君恋し
みつに絡まる
いくばくの豆
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
「 ひとねむりん。 」PULL.0*07/3/31 13:54
たまゆらの眩目朱雀1*07/3/30 19:00
そんなことでは泣かないたにがわR407/3/30 13:59
ときには悪に渦巻二三五207/3/30 11:00
「 はだかのはな。 」PULL.6*07/3/30 10:39
いつものように生田 稔8*07/3/30 9:38
「 草原の教室。 」PULL.6*07/3/30 7:34
秋桜107/3/29 21:46
春の寂光沙門307/3/29 3:31
4P 「短歌2」より 〜塩田より京都へうつる時 昭和三十四年 ...むさこ11*07/3/28 18:28
いと、みにくい殿様が得る007/3/28 15:44
「 ひろいもの。 」PULL.0*07/3/28 12:25
「 地球照。 」7*07/3/28 9:37
春夜奏[group]プル式8*07/3/28 0:01
出航Rin K22*07/3/27 23:36
単没ふもと 鈴107/3/27 21:37
*空中遊泳*ちと2*07/3/27 20:25
3P 「短歌2」よりむさこ607/3/27 18:18
大学中退壺内モモ子6*07/3/27 17:06
藍(ラン)秋桜207/3/27 13:48
風の日向A-293*07/3/26 20:58
雨、群れを成す殿様が得る207/3/26 19:28
花三つポッケ2*07/3/26 0:28
おわかれがこんなにさみしいものならばずっとひとりでいいとおも ...ゆみ007/3/25 22:57
無題[group]ふるる507/3/25 22:54
秋桜107/3/25 20:16
夢の四季歌ぽえむ君4*07/3/25 2:31
秋桜107/3/24 11:35
金が欲しいがセックスはいらぬ猫のひたい撫...007/3/24 10:34
短歌 あんみつの殿様が得る507/3/24 10:21

Home 戻る 最新へ 次へ
282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 

【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
0.65sec.