吹雪舞ふ街並暗くなりゆきて
車の尾灯赤く際立つ


娘の買いしロシヤ民謡の低き声に
ほれぼれと聞く灯を消す部屋に


隣家に毎日来る左官屋の
両肩に今日 サロンパスあり


ま ....
あんなに痩せっぽちだった友だちが今はひとりぼっちになってた


スリッパを並べると自分にもお客さんがあるみたいで嬉しい


ウォーリーを探せ、と言われてウォーリーしか探さないような子でした ....
腰折れて溶け行きしもの花冷えのあくる日風の光り増しけり 加護亜依と愛し合っても構わない私にはその価値があるから
by斉藤斎藤



加護亜依と温泉旅館に行ける日を願つて明日こそ禁煙をせめ

加護亜依と愛し合ひたるオヤジより年嵩である事実もあら ....
口だけじゃ伝わらないと知っているだから私は手を動かすの
 
 
通じないこともあるから抱き締める必ず愛はあなたに届く
 
 
動かした手には想いが染み渡りあなたに向けて飛ばしているの
ちくわのてれすこーぷ覗いて想うあの星ひとつ囓ってみたい。






土星くんはきれい好き今夜もシャンプーハットで入浴宇宙。



でっかい目玉を ....
通りたいなら触れさせて魔法陣 天上天下みな開けゴマ

ロボットとペンギンこの春手を組んだ「まずは東京支配といくか」

叩き付けられても見送るしかないよ 触れているのは確かだから

磁気定期 ....
桜ならぶ坂道の夢のごとき明るさを此は上る時なり らあらあとぱすた茹でたる貴方見て 愛してるよ と言ってみただけ
 
送信ボタン押せずに今日が過ぎて行く保存メールが一件増える
 
大好き と言われ抱かれているけれど 愛している とは言わぬ二の ....
吾が植えし稲は早や穂を出しにけり
そも刈らずして行く身はかなし


豊かなる無形の情は一層に
此の地離るるは苦しきものよ


娘のもらいし記念アルバム開きみれば
笑顔並びし子等達の顔 ....
わたしは神に選ばれた亀の子たわしだ仕事はごしごしである。



たわしはわたしだ!だからといってどうというのでもないごしごし。




渡したたわしは ....
屍にバネを入れてムチで叩いてゾンビなあなたと夜明けまで。



ねばねばするのはバネのせい絶対に死なないあなたはもう死人。




延びてしまったバネ ....
ひとりひとりのひと眠り。
りんりんと、
瞼を叩き、
凍りつき。

眠りゆく沈みゆく、
溺れ息もなく、
藻掻き、
満たされ、
目醒め、




 ....
春愁う

花の心を

{ルビ彩=だ}み返し

偲ぶ{ルビ縁=よすが}に

薄紅の風




さ{ルビ丹=に}つらふ

君を煽りて

{ルビ花篝=はなかがり}

 ....
こぼれぬよう青い空へと向き合ってそんなことでは泣かないと決める

呪文のよう。鏡の私と向き合って「だいじょうぶだよ」と「きっとだいじょうぶ」と

年の瀬にふれる静かというシャワーそして ....
寄せ植えのパンジーの黄がまぶしくて日向のしあわせって感じね


紫のパンジー口につめこんで嘘つきの舌染める刑罰


うつむいたまま愛される菫草みたいな女友達のばか


摘むならば ....
はたから見ればはだかかもしれないけれどこれがあたしの花びらです。




手折ってみたはいいけれど誘ってくれなきゃ蕾は待っているのにね。



造花の ....
朝八時表の庭に出でてみれば雲間草光の中に咲き咲きにけり

妻と子とともに砂丘に立つ未来は知らずはるかな海望み

わが心の思い誰に伝えん憎しみと愛と無知

人人人の塊大阪津波でみんな死ぬなど ....
ひとりぼっちの教室から見上げるきみはどうしてそんなに青いの、




背高草。
飛び越え飛び越え高くなれ。
もっと誰よりきみよりも。


お腹が空い ....
 
ふと見れば
隣に眠る
乱れ髪
その姿さえ
僕を虜に
 
君がゆび
我の背にそう
ゆびさきは
紅蓮の業火に
路をとくまで


君が肌
我にぞ白く
映りなむ
まなこにとどめむ
淡き面差し


さくら待つ
朧にかかる
しらつ ....
なじみ深き土地を去る日の迫りきて
一日短く覚ゆ昨日今日


何事も知らぬ猫といて この土地を
離るる事を息子は言ふており


感傷にひたるひととき青梅が
音たてて落つ庭石の上

 ....
偽善者め
脳細胞が
思考した
思想を今も
腹に溜め込み
 
 
寒々と
冷えた下界に
媚びる語句
上唇で
震わせるのか
 
 
消え失せろ
身命絶やせ
偽善者め
染色 ....
拾いもののあなたのこころはひろいつもゆるしてくれるくるしい。



くるしい?もっと傷つけてあげるいつかあなたはあたしに恋をする。



する時はいつも ....
ぼくが笑っていればきみもいつか笑う。
だから今夜は、
地球照。



ひときわ明るく笑って、
翳る。
隠してる。
きみの裸月が見たい。



 ....
宵夢の {ルビ幾年千代=いくとせちよ}の 花見酒
     酒に浮かびし 月はかぐやか


宵は酔い 遠見の富士の 静かなる
      月に浮かびし 薄桃色の


寒空に あ ....
潮風と過ぎ来し時を背に流すさだめのごとき蒼を開いて

旅立ちの日には必ず響いてた警笛がいまつまさきで鳴る

桟橋に残したサヨナラ遠ざかる振っていた手で面舵一杯

羅針盤果て ....
地下鉄のとびら額のはりつく「つめたい」

雷を呼びにけり描きにけり画家の病癒えにけるかな春の夕

かすがひに苦しみ咲いた秋雄花水をうかべるために倒れる

いつもいつも青に尾をひく詩をおきて ....
心ひとつに見る夢が
      叶わず

       今日 も
      
            空
              中


           遊 


 ....
つまづきしことも幾度と田の畦に
憩いて友は遠き目をせり

来る年も々じ仕事の明け暮れに
疑問持ちつつ野面に立ちぬ

沈丁の香りあふるる庭に居て
訪ねし人の帰り待ち居る

その昔 吾が ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
6P 「短歌2」より 〜塩田より京都へうつる時 昭和三十四年 ...むさこ16*07/4/4 19:05
決算たもつ1507/4/4 15:35
光りA-291*07/4/4 8:30
_山田せばすち...007/4/4 4:58
秋桜007/4/3 22:26
「 天体感触。 」PULL.5*07/4/3 19:07
PASMO、あるいは魔法のおふだ下門鮎子1*07/4/3 15:55
時めくA-292*07/4/2 23:48
秘め事黒子 恭5*07/4/2 19:25
5P 「短歌2」より 〜塩田より京都へうつる時 昭和三十四年 ...むさこ4*07/4/1 17:36
「 たわしはわたしだ!。 」PULL.3*07/4/1 17:19
「 しかばね式。 」2*07/4/1 15:59
「 ひとねむりん。 」0*07/3/31 13:54
たまゆらの眩目朱雀1*07/3/30 19:00
そんなことでは泣かないたにがわR407/3/30 13:59
ときには悪に渦巻二三五207/3/30 11:00
「 はだかのはな。 」PULL.6*07/3/30 10:39
いつものように生田 稔8*07/3/30 9:38
「 草原の教室。 」PULL.6*07/3/30 7:34
秋桜107/3/29 21:46
春の寂光沙門307/3/29 3:31
4P 「短歌2」より 〜塩田より京都へうつる時 昭和三十四年 ...むさこ11*07/3/28 18:28
いと、みにくい殿様が得る007/3/28 15:44
「 ひろいもの。 」PULL.0*07/3/28 12:25
「 地球照。 」7*07/3/28 9:37
春夜奏[group]プル式8*07/3/28 0:01
出航Rin K22*07/3/27 23:36
単没ふもと 鈴107/3/27 21:37
*空中遊泳*ちと2*07/3/27 20:25
3P 「短歌2」よりむさこ607/3/27 18:18

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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