手も繋げないふたりのため放つほうき星に気づけよ早く







「いま」という奇跡が途切れないように 句読点のない日本語で言え







10年後のぼ ....
かろうじて保たれていた平衡が崩れてそれでも世界は終わらなかった お野菜を炒めてパラッと塩コショウ、君への好きと手順が似てる

コロッケにソースをかけてる君がいて、僕は醤油を取りに行く午後

だから、そうファミレスにいる主婦たちはのべつまくなし春一番のよう ....
空爆に叫ぶ地もあり どんよりと優雅な午後のこの一時に

雨よりももっと激しい晴れの日が過ぎていく 広い広い世界で

対岸の大病院の灯り皆消えて 天井の闇 見つめる人も

台風の接近告げる声 ....
売れるような指ではなくて、マニアックな人がこれいくら?いくら?と聞いてくるだけ


ただそんな彼女を羨んでいたんだよ?「ごめん」でこの世からいなくなるなんて


「似てる」 ....
「パトラッシュ もう疲れたよ」 ひとりごと
納期に追われ 今日も眠れず

「青」と「黒」 その名を背負う少年が
教えてくれたルーベンスの絵

名作をCR機で想い出す
大当たりから薄れ ....
じっとしてそとくちづける桃色の
    耳たぶに来る忍び足の春


いきおいで踏んでしまえば近づける
    春も黄色の君がソックスも


風は吹く髪に小枝にからまって
    うぐ ....
今夜だけ君のためだけ降るだらう藤山寛美座大流星群

とりあえずどんな顔だか知りたくて鳩撃つための豆鉄砲造る

爪立ちて吾に接吻す百五拾糎は嘘だつたんだねまりちやん

やはらかな舌に受けた ....
無造作に枯れ花捨てる気安さで 我も誰かを傷つけ来たり

マニキュアの光は鈍く武器にすらならぬ女の小道具として

雲隠れしたのはわたし 月もまた夕雲の陰泣いているだろう

愛こそが熱の媒体  ....
赤信号を誰も見つめなくなったね みな親指にだまされてるね


液体が揺れて、右往左往している、栓の在り処は知って/いる、け/ど、//


『……言動は意味不明で取り調べは難航〜』 羨望でニ ....
カチコチの雪見だいふくに寝そべれば月が星がと夜が袖引く


工場長 小さな頃に書いた夢「はあとのピノをいっぱいつくる」


「北極に帰りたいの?」と「しろくま」のフルーツに ....
灰皿につもる吸殻 砂時計よりも確かに時を刻んで

思春期は置いてけぼりで悼みすらなく見上げいる二十歳の空よ

夕焼けに溶かされてしまえ 毎日をつくる形のあるものすべて

くすぶってむしばん ....
二行目の感情をうたうドレミファソラシドの次のこわれやすいおと


マイブームは立ち入り禁止のこの庭で溺れるための井戸を掘ること


思い出はぜんぶさくらのいい匂い/スロウ/な/シャ ....
きみからの

返事 「どしたー」

それだけで

 
 幸せ満腹

 恋じゃないってば
吾の中に沈んだ言葉掘り返す道具を空に忘れてきたり

一人でもよし我が言葉狂うほど愛する人と出会ってみたく

稚なさを勢いで継ぐ時期は過ぎ底をさぐれど我見つからず

雪降らぬあたたかき冬 成 ....
{引用=クラクション、に、囲まれている。耳が痛い。}



スクランブル交差点の真ん中でシマウマが何度も轢死している。



深海から光を捜す。眼は閉じた。
体中の臓器が潰れていく。 ....
青色を知らない子供になんと言お?海の色はと聞かれたときに

結局はさかなの名だと君は言うアイという音コイという音

朱鷺色に染まった爪に憧れる10年経っても子どもは子ども




{ ....
冤罪で
 しょっぴかれたく ありません

  男子専用車両をつくれ
夕焼けの色 頬に下さい



過熱する愛を雪で形造るその身焦がして融けてゆく君

絡み合う糸は指で解けなくて もがけばさらに絡まってゆく

巻き髪を指で遊びくちづける君のおもちゃにな ....
風邪襲い壊れてしまうこの仕組み、いつも初めは母の幻聴

羊水を泳いでいるよう熱に酔い、あ、あ、あ、あなたの声が聞きたい

午後の日に熱は素敵と侵食し、おっぱいが少し冷たいと知る

よ ....
連絡を
待ちつづけては

せぬ気持ち
 ゆるりと分かる 
 一ヶ月目
気持ちとは揺れて動いて変わるもの変わらぬものはただ君が好き 「あの海は何色ですか」
 
 「鉛色」
   「かもめの羽のような色です」



「あの空は何色ですか」

 「真珠色」
   「冷たい霧を重ねた色です」
真っ青なダッフルコートは私より目立っていないか不安なのです






何一つ自分が見つけられなくてグリーンスリーヴス変えぬ着メロ






みんなとは違う私を見せたくて ....
しらしらと騒ぎつづける常夜灯。白ちゃけた腕と、シーツと、骨と。




言葉なく羊の群か葬列か 食堂へ並ぶ人々の背中




膏薬を塗りたくっても痛いまま白いカルテと暦を散らす
 ....
新雪に
軽くステップ
大人気ない?
空を仰いで
ついでに食べよ!


雪が降る
「きれい」と感じる
心が戻る
君を許せて
自分も愛せて


白銀は
明日も示さず
語らな ....
like(好き)とlove(愛)全てはLから始まると笑っていう君はliar(嘘つき)


人知れず二人は惹かれ求め合い{ルビ永遠=とわ}の誓いは鏡の中に


彼女とは正反対の愛だから チャ ....
天を問う声に季節はすみついて羽はだいだい地を駆けめぐる





おのが目に降り積むものを焼き払え隔たり持たぬ点灯のため


くらやみにうごめくものを虫と呼ぶひかり求めて ....
クレーン車のフック空荷で巻き上げられ冬の日暮れの月に届きぬ {引用=


水底で送受信を繰り返すようなあなたのさびしさが好き



水道水注いだグラスを一度きり鳴らして僕らは夜へと、流れて



満月の灼熱のようなかなしみに入水してゆ ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
神様に代わって、花束に代えてメメズワイ208/3/1 10:21
循環夢高島津諦108/3/1 3:12
君への好きと手順が似てるたにがわR108/2/29 18:10
世界のパーツの一つとしての伊那 果4*08/2/29 14:49
この世はクエスチョンピッピ808/2/29 13:58
フランダースの犬北大路京介9*08/2/29 13:38
忍び足の春[group]石瀬琳々2*08/2/28 15:24
晴れ時々雑詠山田せばすち...108/2/28 10:12
別れの一日(ひとひ)伊那 果4*08/2/27 13:39
体内にガーゼ石畑由紀子208/2/27 1:35
愛するアイスあすくれかお...8*08/2/26 12:56
二十歳のころ②伊那 果2*08/2/25 14:06
ラララしろいろ908/2/25 8:27
ウブ結川菜青408/2/24 14:31
二十歳のころ伊那 果508/2/24 13:58
美香[group]士狼(銀)7*08/2/24 13:34
変換遊び2亜樹308/2/23 14:07
あだると 14北大路京介5+*08/2/22 23:28
夕焼けの色 頬にください[group]さくらほ11*08/2/22 21:31
風邪をひいては熱に酔うたにがわR008/2/22 11:12
恋の途息結川菜青208/2/20 23:20
君への歌(2)愛穂6*08/2/20 18:59
色々色亜樹708/2/20 3:19
じぶんがたり高島津諦4*08/2/19 21:51
白い施設2*08/2/18 8:04
優しい雪に感謝シュガー・ソ...3*08/2/18 0:41
ミギ クスリユビ十六夜108/2/17 17:29
◆てんとうむし[group]千波 一也3*08/2/17 14:10
A-294*08/2/16 20:54
夜の進水式/車輪しろいろ11*08/2/16 20:26

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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