アッラーがなんか言ってる。えーと、明日、ドラクエ買うのに休むんだって
こんな娘じゃないはずだってこんな娘じゃないはずだって結婚をする
昨日、みみが長くて、頭についてて、体の真っ ....
この腕の千切るるほどに遠くまで投げたきものは春のみずうみ
遠吠えの先端を夜に梳きこんで星にまぎれた魂ひとつ
恒星は渦巻く夜を抱きしめる 輝いている自覚はなしに
思い出が次の一歩の糧となる 今はもう亡きあの赤い星
....
夜街にて拾いし花びら手で握り
開けばあらわる恋待ち娘
思い寄せる二軒隣のあの人の部屋の前に落ちたる合鍵
恋別れ衣食生き死にあるごとに我は現れ言葉を拾う
日だまりに停車してある軽トラできらきら光るホットサイダー
おじいちゃん早く渡りな大丈夫道路は三途の川じゃないから
祝日に国旗を掲げる家なくて家主の世代交代思う
....
四十万キロ越え視線を反射するあたしが決めたい月の満ち欠け
前髪がするりと頬をなぞります無いものねだりはまだつづきます
おもいでをつよくなぞってみたけれど濾過をするにはまだ足 ....
生娘の桜のような唇を冒しがたくておでこにキスする
つきたての餅のごとくにふわふわの稚児の足裏
口びる寄せて
わが手にて花が開いたばかりなる君のお口に熱いキッスを
「この ....
忘れたい記憶の棘は背に潜み
忘れた頃に足裏に落つ
腕ずくで乙女のしるし破られた記憶消したく
夜の街に立つ
同窓会 だみ声聞いて思い出す
孤独な私をなぐさめた君
キス ....
「さようなら」と転校する君
好きだよと言えずの初恋思い出になる
間違えて入った教室で着替えする乙女の姿しばしとどめん
喧嘩ばかりする娘(こ)が下駄箱に入れたハートのショコラ
直 ....
きみの持つ柑橘系のやさしさがあたしほんとは好きだったんだ
気まぐれに教えてくれる真実にどんな他意があるのか見せて
名字じゃなく名前で呼んでいいよって言われただけで口笛だね、春
ぎん色 ....
うつせみの なくこの世あり ひびきすみ青やかになる み空の高さ
{引用=※ 現人(うつせみ)=?この世に現存する人間。生存している人間。
?この世。 ....
許すから風に微笑む雪柳かつての罪人への返事か
{ルビ小米=コゴメ}ちりばめ咲く花の追い風に隠れる笑顔と剥がれた小雪
紫の裸の菊を見た朝に都忘れた事を忘れない
....
「できちゃった」
あわてふためく彼を見て笑ったその夜
吐き気もよおす
「彼のことあなたより好き」なんてこと四月一日なら言っていい?
「核爆弾爆破させる」と怒鳴りあげ無視される中 ....
{引用=文法も含めて全てウソです。}
ねえ、君に今から会いにいくんだと、春にまぎれて言ってみるんだ
花冷えの朝におはようという君へ口づけそっと罰ゲーム送る
キチチチチ、レモンスカッ ....
ればならば にらればなりて らばならぬ
にらにるなれど らばなりがたし
嬉々として弁慶濠に投げ飛ばす旧い名刺が桜と踊る
抗争を重ねた二人降格し悲喜こもごもの異動の通知
「後任はこの人です」とメール打つ手が笑い出す
ドウトデモナレ
逃げ切るぞ
チャリで爆走 鞍馬口
出雲路橋を マッハで渡る
行くあてをなくしはじめた感情が君の濡れ羽にリセットされる
もし君のたましいの色分かるなら二つの目玉なくしても良い
着やせするタイプの私のはらわたはきっと{ルビ真青=まさお}にぬめっ ....
「梅は紅」
「こぶしは白が良い」
と言う
昨日別れた私の妹
「まだ咲いていないのですよ」
「ごめんなさい」
道行く人に謝る桜
「植えて ....
また恋は
錦市場を走り抜け
七味ソフトの あと味ピリリ
君に逢うその日を夢見て買ったの桜色のマニキュア一本
桜色マニキュア塗った爪のよにパッと染まったあの日の心
金勘定知らぬお江戸の花魁も今は諭吉をヒィフゥミィヨ
事終わり寄り添って寝る遊び女と中指だけでコトバを交わす
初めての客となりぬる誉れとて三月も経てば「えー、いつ来たっけ?」
....
2007.11.11
あの時に吾ら雛罌粟重なりし
合わせ鏡のゆめか現か
参考:君も雛罌粟われも雛罌粟
ちはやぶる神のいたづらもしかして
せつなの幻?会ひて確 ....
花見とは心浮立つものなれば憂いはゴミに出してから行け
弁当のウインナーの上花びらがのるを喜び頬張る幼児
初恋は染井吉野の下でキス
オトナは八重桜の下でキス
関節がニチリと僕をわらう冬
もう、コートは脱げなくなった
ぎゃはぎゃは、あたしは液体をばくんとのみこむ、
頭パーンする
河原町ジュリーの噂
子から子へ
語り継がれる都伝説
満月に映える団地の鉄格子 その荘厳さバスティーユにも似て
百幾の魂を吸う土の上 色鮮やかに夜桜ぞ咲く
息子散る場所に両親夜毎来て手向けるコーヒー
湯気立ち上る
トンネ 暇
では ル内 渋 余
会 で 滞 の
都 も ....
古の国際マンガミュージアム
紙芝居師の拍子木が鳴る
ディスプレイさよなら告げる絵文字二つそっとぼやけてリフレインする
携帯を握って震えを待っている眠りについても消えない夜空
さよならは暗闇に浮かび流れ星あなたにきっと受け止められたら ....
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