ればならば にらればなりて らばならぬ
にらにるなれど らばなりがたし
嬉々として弁慶濠に投げ飛ばす旧い名刺が桜と踊る


抗争を重ねた二人降格し悲喜こもごもの異動の通知


「後任はこの人です」とメール打つ手が笑い出す
ドウトデモナレ
逃げ切るぞ
チャリで爆走 鞍馬口

出雲路橋を マッハで渡る
行くあてをなくしはじめた感情が君の濡れ羽にリセットされる


もし君のたましいの色分かるなら二つの目玉なくしても良い


着やせするタイプの私のはらわたはきっと{ルビ真青=まさお}にぬめっ ....
「梅は紅」
「こぶしは白が良い」
と言う
         昨日別れた私の妹


「まだ咲いていないのですよ」
「ごめんなさい」
         道行く人に謝る桜


「植えて ....
また恋は
錦市場を走り抜け

七味ソフトの あと味ピリリ
君に逢うその日を夢見て買ったの桜色のマニキュア一本

桜色マニキュア塗った爪のよにパッと染まったあの日の心
金勘定知らぬお江戸の花魁も今は諭吉をヒィフゥミィヨ


事終わり寄り添って寝る遊び女と中指だけでコトバを交わす


初めての客となりぬる誉れとて三月も経てば「えー、いつ来たっけ?」

 ....
2007.11.11
あの時に吾ら雛罌粟重なりし
合わせ鏡のゆめか現か

参考:君も雛罌粟われも雛罌粟



ちはやぶる神のいたづらもしかして
せつなの幻?会ひて確 ....
花見とは心浮立つものなれば憂いはゴミに出してから行け


弁当のウインナーの上花びらがのるを喜び頬張る幼児

初恋は染井吉野の下でキス
オトナは八重桜の下でキス
関節がニチリと僕をわらう冬
もう、コートは脱げなくなった


ぎゃはぎゃは、あたしは液体をばくんとのみこむ、
頭パーンする
河原町ジュリーの噂
子から子へ
語り継がれる都伝説
満月に映える団地の鉄格子 その荘厳さバスティーユにも似て


百幾の魂を吸う土の上 色鮮やかに夜桜ぞ咲く


息子散る場所に両親夜毎来て手向けるコーヒー
湯気立ち上る
         トンネ            暇 
       では   ル内      渋  余    
      会       で    滞  の  
     都        も ....
古の国際マンガミュージアム

紙芝居師の拍子木が鳴る
ディスプレイさよなら告げる絵文字二つそっとぼやけてリフレインする


携帯を握って震えを待っている眠りについても消えない夜空


さよならは暗闇に浮かび流れ星あなたにきっと受け止められたら ....
ガラス割るホームラン打ち「すみません!」泣く坊主君見てピンクの花咲く


夢に見た少女にも一度会いたいと願う心に青い花咲く


無能呼ばわりは気にせず勤むべし やがてその手に黄金(こがね) ....
 
管制官、飛びます、どうぞ。---------------そう残し春のブルーと着床をした



「あー、ごめん。2008年マイドラマ第一話で君、もう死んでるから」



寂しげな水 ....
メイクにケチつけるあいつを殴るため婚約指輪はめ直すのよ


剥ぎ取った「あたしの分身」付け爪をくれた遊女よ幸せであれ


いつだって死ねるもんねと青酸を首にぶら下げ はや五年経つ


 ....
ユキミチデハダシニコゴユルアシモトニテツノクサリヲハカセテミタリ

{引用=
ゆき道で裸足に凍ゆる足元に鉄の鎖を履かせてみたり



セマリクルシュウエンヲマエニオシアゲルキンチョウノ ....
車輪なる我が頭上をば往復す上司と派遣の相聞メール


昼間には部下突き上げる上司殿 定時過ぎれば派遣突き上げ


目配せを交わすしぐさがうるさくてPCの上カレンダー置く


「お先に ....
長雨に猫も畳も冷ゆるかな里の離れのネット重たく 観葉植物に電子レンジのアース突っ込むエレキテル彼女。


ベッドの下からイノキの銅像!謎は深まるイノキテル彼女。


シルクのドレスはインド製でフェアトレー ....
縁側で三味線弾けば寄ってくる雄猫一匹二匹三匹…

場末のバー 流しがアコルディオンで弾く小唄にうずく恋の古傷

億円の名器なれども叶うまじ 竿のはげたるビオロの美音

十五夜の月の明かりに ....
合鍵は人から人の手の中で 愛と別れのカノン奏でる

わが指にかき乱されて鳴く猫のその声可愛いや 舌もてふさぐ

ねぇしようしようと夜毎ささやかれ 花を開きし罪におののく

ラブラブのムード ....
御自慢の新車のサイドシートをば独り占めする春の日だまり

誰知らぬ間に思い出を持ち去りて消えたし
春の風のごとくに

春立つ日
去り行く冬に置いていくもの並べたら
カラになる我

丸 ....
君のまますべてに到く君であれそう言わずにはいられない揺れ



望むとも望まないとも知らぬまに変わりつづける歩むものの背



午後になり来そうで来ない雨があり斜め ....
さけられない出会いと別れもある だから台本通りにいけばいい春


きみという切ない迷路にまよいこみゴールがないの?この思いには


もも色と緑のわりあい 何対何で春を形成できるんだろう
 ....
 
使い切ることなく無くす消しゴムのように見失った第一話




赤、明滅、遅れて届くサイレンに共鳴をする喉笛の穴




干上がった水たまりは遺跡に似て踏みつけられず進めぬ真昼 ....
やるせなさ瞳は映すとおい窓
    夜は流れて青いノクターン


駆けてゆく白い足首白い影
    心に落ちる雨だれを聞く


思い出す人の涙を黙りこむ
    肩の重みを別れのゆう ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
いとをかし西日 茜7+*08/3/31 22:24
異動紅林108/3/31 21:52
平安ブルー 25[group]北大路京介3*08/3/31 21:28
【短歌祭不参加作品】いろどり高島津諦0*08/3/31 13:59
はるうらら亜樹108/3/30 21:23
平安ブルー 24[group]北大路京介4*08/3/30 21:17
桜色愛穂3*08/3/30 18:50
吉原カノン紅林108/3/30 15:08
しりーず れんあい[group]長谷川智子2*08/3/30 4:29
桜満開紅林108/3/29 12:28
そういう因子2*08/3/28 23:12
平安ブルー 23[group]北大路京介2*08/3/28 21:42
高島平いんそむにあ紅林208/3/28 5:36
都会 四首ピッピ808/3/28 1:13
平安ブルー 22[group]北大路京介2*08/3/27 23:00
グッドバイ春日2*08/3/27 14:08
花咲く時紅林2*08/3/27 0:13
春のブルーと着床石畑由紀子6*08/3/26 22:49
アクセサリ紅林008/3/26 6:40
ユキグニユキ[group]木屋 亞万2*08/3/25 20:58
社内恋愛紅林008/3/25 19:19
A-292*08/3/25 12:21
「 エレキテル彼女。 」PULL.6*08/3/25 0:51
楽器幻想紅林008/3/24 23:40
rooms208/3/23 23:58
春断章008/3/22 23:34
そこにあらず木立 悟208/3/22 21:52
この存在の理由をおしえて春日2*08/3/22 18:22
【短歌祭参加作品】十秒後の世界石畑由紀子1008/3/21 23:34
春ショパン[group]石瀬琳々4*08/3/21 14:00

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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