離れたい、
離れたいのにかなわない
切っても切れない
二人の関係
わたしたち
二人で一つ
そうだよね
真顔で尋ぬ
君が怖くて
離さない
囁かれたら
それ最後
僕 ....
思い出の箱あけてまだ箱がある君と見た空の向こうにも
大切なものばかりではなかったね今はそれさえ愛しいのに
快速の窓の外に無人駅あの日の母とわたしがホームに
電柱の数をかぞえて歩 ....
ここにいる。知らないけれどそのわけを水が一滴流れるように
ここにいるなんだかんだでここにいる。さくらの花ことしも白いだろうか
雨去りしベランダに線コンクリのビデオデッキの下に茶褐色
色づいて朽ちた花壇に葉を行けば過ぎし日の道新しい街
峰の色流行っているものコンビニに持っているものの様変わり
ガム ....
皓皓と白く光るあの月を黒々塗られた影もみるのか
月のヒカリ月に群雲そのヒカリうけるその雲それを、ねたむ
新月の夜に咲く花ゆうらりと揺れて鮮やか闇に染まる
....
一度だけ繋がれた手の深々と二度と迷わぬ二度と離れぬ
陰湿なタナトスの華咲き誇り
塚本邦雄魔王の眠り
陰潤にタナトスの華咲き誇る
塚本邦雄冥府に眠る
α 冬の夜の凍える雲のひびきして
透きわれぬ月の影より滲む、にじむ
β 朝にいて、鳥のたましい揺れなして
淡いねむりの空にすぎゆ ....
これからあなたに罠を仕掛けるから縄をくださいという即縛。
カップラーメン買ってもらうコラーゲンドリンクに感じるケ・ン・コ・ウ。
蜜柑箱の上に立ってひとり ....
傷つかず抱かれようなど抱こうなどいいではないかただじゃれあうの
金もないのに朝から酒飲みパーちゃいまんねんPoooOOOOORでんねん。
ほろろほろ酔い気分でテレビのオバマに言うたる「よっ!大統領!!。」
コンビニの自動 ....
落ち着いて
語り明かそう
君と僕
これからのこと
愛を語るよ
星二つ
君と出会えて
この星で
熱い想い出
愛を育む
夕映えに
君とならんで
見た海は
光たなびき
心まどわん
痛いぐらいあなたを想ってできた口内炎みかんを食べて治します。
みかんにくっつく白いすじみたいにぴりぴり気持ち剥がして食べた。
ストーブの上で焦げる焼きみ ....
水葬の教室
鱗を捨てた冬
シーラカンスの鳴き声を聞く
バス停の一駅ごとに君がいて
みんな逆方向を指さしてる
からだじゅう絶縁テープをまきつけて
ひとのか ....
あの白はあのひとときの雪卍なだれこむよに鳩尾の中
「と」でなく「に」だと気づいた片道のきみを疎んで揺れる{ルビ鬣=たてがみ}
月光と言語をすり替え降雪に名前をつけて笑っていたが
ひとがみなひとりでは生きられぬならわたしはひとでなく ....
アンダンテ追いかけて追いかけていても君が見えない陽射しの中で
抱きしめる速度ですれ違う風はセルリアン、君の瞳に映る
炭酸の雨///下弦の月をマドラーで浸しても味なんてないまま
....
毎年の近所の子供のプレゼントありがたいけどどこか哀しい
甘いもの嫌いと言ってはみたものの貰える見込みがある訳でもなく
チョコを売る口実に過ぎないだろう?と馬鹿にしながら密かに待つ
鮮やかに大空輝く天に飛ぶ
杖持つ仙師の微笑む風
青空に白雲・天女疾風の
その艶めかしき雲体に恋す
青空に天女の雲の流れゆき
放心のま ....
こたつの中で寝息を立てるあなたを今夜蜜柑のように剥いて。
口移しに食べる蜜柑あたたかいあなたの体温を味わう。
乱暴に蜜柑のへそ突き破るあなたの指じっと見 ....
ほんとうの秘密の雨は甘やかに観音座像の足も崩れて
この想い
君に届けよ
恋心
淡いすっぱい
苦い切ない
君となら
どこまでもゆく
地のはても
ついておいでよ
星屑の下
赤の手をくうりと回して若の花
いまもなお ビッグバンより続いてる
連鎖する水 連鎖する青
ナース服
肌から消えるアルコール
採血針を通過する赤
引っ越しを繰り返すたび立つ鳥の姿に自分重ねて変わる
....
おととしもきょねんもことしもらいねんも無鉄砲を撃つ火薬が濡れて
あす会える
君に伝える
この瞬間
あすえとのびろ
手を振り続け
境目が悟りアクロスユニバースどろどろ溶ける偽善の愛撫
オブラディのオブラダ願望強いからうやむやのうちに彼女とバイバイ
公私恋全てが僕を裏切ってうなだれ見上げるお空にルーシー
僕だ ....
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