スライスし
モーモーたんを
アブッテは
ホフッテホフッテ
アチチアチアチ
守ることすらできない人間だ、という事実を腹に煮る午後
大空に咲かせる花の とりどりの ちりの一つとして 流される
帰り道のスーパーは一人用だと こんなにもだるい ひややっこ買う
....
朝からの風の匂いで
前線の真下にいると気付いたところ
一晩じゅう置き去りにした鍋からは
酸っぱい匂い、残る悲しみ
部屋干しの洗濯物に引っかかる
濡れた髪の毛
湿ったタオル
鉛 ....
踊り字に
意味はないのと
笑う君
あなたの存在
神秘に満ちて
九つと
八つの間に
横たわる
縁起のハザマで
揺れ動く君
遠い目に
映る異国の
空を観て
....
月明かり涙の雫輝かせ心の影を取り除いてく
激しさを増すように降る雨粒が僕等の愛を激しくさせる
寄り添って好きな音楽聴いてても雨に邪魔され心モヤモヤ
キスをして手を振る君のその奥に恋の ....
夕暮れはかなしみを着てその外に星空を着て地球の夜
梅雨明けぬ空灰色に夕暮れて蝙蝠滴るごとく降り来る
すでに夜の側にいてまだ夕映えをガラスの壁のビルは反して
きみは玉乗りゆ ....
群青の
天空見つめ
はっとする
あの日と同じ
月の微笑に
吹き付ける
風に心を
たなびかせ
愁いを飛ばそ
ひらひらひらと
ビブラート
きかせ ....
くしゃくしゃに泣いた君の赤い頬がりんごのようでただ撫でている
タイミングがわからなくてと前置いてミョウジで呼ぶのを廃止した君
気に入らない写真を見ては千切っている君の背中が ....
夏の旅行
曇り空やや早き朝木々青くバスは始動す旅の始まり
湖が見え湯島の里をすぎゆきて日輪おぼろ竹林をすぐ
思いおり目をあげてみる広々とせる緑目に見ゆ
見渡せば心広く広き川緑は ....
何一つ返ってこない思い出を 心に孵す 雨の一日
あこがれて隣にいた日 声がいつも高くなってた 愛されたくて
好きだよとあなた言うからアヒル口
してみただけどぶりっこみたい
このはなの昨夜の花はあすか川
小石をなげるいつの春にも
告白のなよなよのことてふのごと
やぶれかぶれにはるに千切れて
灰皿に蛍の如く腐女子たち
ヤニの甘さの水をうるかも
....
神様もずいぶんと威厳をなくしたこの世の中に生きているよね
香水とゴシックロリータと白痴が歩く 駅からきっとどこかへ
まどろんでするセックスに溶けそうだ 脳も体も焼ける気がする
おもい ....
向日葵の花はうつむき元気ない暑さに強い姿は何処へ?
電線が迷路のように伸びている人が作った目障りなもの
許すより罵るほうが簡単で許すことさえ忘れてしまう
唇が乾いたらすぐ口づけしあな ....
{引用=昨日の空と、今日のわたしと、明日の凪と、そこに存在しない隙間、}
窓際のプリズム きみと共有し 虹のない冬に射しこむキセキ
近づいてなお遠ざかる逃げ水にかざす指 ....
一匹の餓狼になりたき心あり烈日の日に影一人往く
琴の音は
松虫のごと
りんりんと
みみをなくして
琵琶のみなもと
緑一色
野伏せりて待つ
忽ちに
雲に掛かれる
月の晴 ....
周り皆自分の敵に見えるけど未来の友となるやもしれず
ここ調度この前やったと分かるのに思い出せない悲しき空欄
「全力は尽くしたはず」と言い聞かすそれでも不安は私を巣くう
....
歯ブラシをくわえたままで操作するパソコン見つめ時は動かず
明日というどんより雲が垂れ込める時の隙間に恐怖覚えて
来ちゃったよついにその時ぎょろりんと視線感じて背筋凍って
真夏にありて
人ありて三三五五と群れておりイングリシュ・ガーデン
妻と来にけり
夜がきて大輪の花咲きにけり妻の手植の夕顔白し
百貨店妻と二人で選びたる白きサンダル福音のため
夕暮れて疲れて座るこの部屋に冷茶一杯呑むにふさわし
向日葵とコリンスの咲く妻の庭目覚めてその前にしばし
妻出勤駆け出でて見おくりぬいつものごと坂はしりぬけ
きづいたらキーをたたいてる
書くこと なんかないのに
よくわからない
ぼくのまえにあるこのみちは
じぶんだけのみちなんだよ
きみのじゃない
生きている とは気づくけど
死んでいる とは気づけない
なんででしょ?
「この深い泥の中から拾い上げた錆びたマイクで自己紹介です」
胸と胸を押しつけても重なれなくて 鼓動の数は決められていて
灰の舞うプラットフォームを走りだせばほろびる前の ....
幸せは 笑顔に向かって やってくる 心の笑顔 磁石になって
純粋に 想い想われ 広い空 透明な息で いっぱいにしたい
大丈夫 大丈夫だよ 確信の 種を植えつつ 水やり生きよう
玉きはる
いくよの夢の
月なしよ
つきぬいのちの
こころとてなく
諸々の
太陽の許
我々の
蒼褪めたる琴
一切を洗 ....
ばかなの?と 機械にしかられ 目が覚める
今からなにか
やってみようか
解説:ニコニコ動画に挙がっていた
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7624638
....
夕暮れて昼寝の妻の寝姿をいとしく思う今日という日を
夜は更けて語り合いつつすぎゆきて二人で起きて寝酒呑みけり
妻と共庭の食卓かこみつついつも話して笑う一時
風が吹く光さす朝の庭にも聖書レビ記数章を読む
青空に白き雲が漂いて低き声にレビ記をたどる
早く起き床を拭き干し物をかけ二人してとも働きにけり
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