短髪も似合っていると言うあなた笑みを浮かべて罠を仕掛ける

夜聴いたあの音楽に感動しアイスクリーム多めに食べる

誰一人おかえりという声はなく寂しく響くただいまの声

切なさを胸に抱えて眠 ....
君の全て覚えておくことできないし忘れることもできないでいる



塩味を残して流れていきました川辺の歌も二人の笑顔も



二十歳すぎ自分の体の年齢に心の歳が取り残されてる


 ....
「林檎ってちょっと女に似てるから歯を立てるときぞくっとするね。」

夕暮れに秋刀魚さばいてみるのですふと血が見たくなりましたので

夜遅い夫の帰りを待ちながら深く深く爪を切るわたし

 ....
 
 ただいまは義務となってリビングのぬるい牛乳 面を震わす

 朝の床夢の旅路に疲れ果てただいまと言いおかえりを聞く 

 ただいまと家族にただいま話しかけただいまはまだただいまのまま
 ....
珈琲を二つ注文昼過ぎのサンエバーに二人来てみし

薄暗きコーヒ・スタンド今日も来て伝道終えしたまさかの日

耳かさぬ家々巡りのべ伝う秋のある日に妻と二人で

赤坂ブレンドという豆挽きしコー ....
ケータイで
挟んで潰したカナブンの
そのおやを持つこの気持ち
闇を射る月の光のさやけさに このしんとした しんとした夜よ

夜半過ぎ吾の思いが闇を駆く 君に伝わるはずもないけど

取りとめの無い事ばかり考える大事な事は忘れたふりで

生ぬる ....
秋風が封を切りとる便せんにしるす言の葉紅をさす時 黒目がち腕はまっすぐ一六三センチの背で天使もどき

ヘルメット転がりやすい日に暗示もえるこころはもえつきるもの

満月を伸縮させる術を知る女子大生の手まだらもよう

「遠いってダレコーてい ....
散りてなほ 濃き紫の 野牡丹に

     風秋なりと 歌ひたれども












※「紫」は野牡丹の花の色と「紫の縁」をかけたつもり。(笑)
紫の縁(ゆか ....
ハタチとか
もっと先だと思ってた
どうしよさらばティーンエイジ
陽炎を踏み越え君は手を振って、あちら側へと行ってしまった


家じゅうを掻きまわしつつ探したが、あの日の記憶が見つかりません


路傍にはいつも死骸が落ちている、人かも知れぬ、見ない振りす ....
愛情が湧き出てこない不安から君の笑顔を必死に描く

茶柱に歓び合える温かい夫婦目指している私です

一面に土筆の群れが現れて驚く我に敬礼をする

月からの誘いを受けて無意識に見上げる月が私 ....
あしひきの山のしづくに妹待つと 我立ち濡れぬ山のしづくに
‥。
水無月の月下をくぐり忘れ草 庭の浜辺に置き行く唄かも


秋山の木の下隠り行く水の 我こそまさめ思ほすよりは
‥。
段壁の ....
     ○夏去る歌五首詠める




暦での夏が過ぎ去り蝉の声いのちを絞るこえ哀れこえ


陽光に差す日傘手にふと折りたたんでは陽の道歩く女(ひと)


夕暮れに水まく庭の静け ....
この夏を忘れないため息止めて流れる涙の熱さを感じた ナイーブで責任感が強いきみ、参っていないか心配ですが

大丈夫? を重ねる語彙の少なさは愛の欠乏かもしれない

繋がらない電話と返事のないメール、履歴が浮かぶ消灯後の部屋

圏外か電池 ....
 八月の終わりが夏の終わりなら何かを始めなくてはいけない

 開戦の口笛が一つ鳴り響く ヤングフォークに歌はいらない

 デイトリッパー僕たちの体では短歌は二度死ぬいまかいまかと

 僕た ....
空っぽの君の心は僕のこと吸い込んでもう離しはしない




熱帯夜なのに鼻水ズルズルであなたの嘘を考えている




いつまでも踊っていられるはずだった真っ赤な点滅信号の下

 ....
地図でしか知らない街へ歩きたい持てる荷物と君と二人で

黄金の秋の世界でコーヒーを飲みましょうリスを見守りながら

「すまない」といつか未来で言うだろうきっと言われてまた言うんだよ

愛だ ....
別れぎわにキスをして手を振って帰りのコンビニでふと…こぼれて。

なみだに濡れた千円札なにごともなかったようにレジに消えはいさようなら。


ひひん!と馬とし ....
おとこらしい彼にぴったりのブラジャー選びリボンをかけてカーニバル。

おんならしくおとこらしく殻に閉じこもりつまらない交尾ばかり。


重なりあわないからだゆ ....
なにひとつ盗まず手首を差し出して捕まろうとするあなたが憎い  売り出され地中海まで運ばれて回すつもりで回されて乙

 大海の波にのりのりサムめらがよんよんよんと単発で乙

 マリリンもマリンもサムと海賊に剥ぐ剥ぐされて露と散るかも
「めざめろ!。」と肉をなぶる指がもどかしくてぎゅっと首筋を咬む。

ほてる肉塊を押しつぶし舌先にひとつぶのスパイス効かせて。

気に入らない窪みさがしだし唇でき ....
球形時間に道端でまるまっていると猫がやってきた。

猫はとなりで球のようにまるまりぐるぐると喉を鳴らしている。

タマと呼ぶと「にゃあ。」と鳴いたので猫はタマにな ....
否定すればするほどすくすく育つあたしの中の黒い世界樹。


信じられるひとからひとりひとり刺して殺してぱっぴーばーすでいとぅみー。

舌先でとがったことばを削 ....
薄青き
夜明けみるみる
朱に染まり
今日という日が
荘厳に開(あ)く


波の音
聞こえたようで
振り向けば
遠い晩夏の
私がそこに


さわやかな
 ....
日没を追い越したくて海岸線
灯台よ、まだ闇を告げるな




たき火して語り合う手の缶ビール
温んでいくのはだれのしわざか


まっさきに真っ赤に落ちてしまうのも
 ....
ずっと返してくれると信じてたことばが虚しくてひとり弄び。

足に連れられて歩いてゆくはなしかけることばもないままにただ。

残酷な別れのことばばかり見付けて殺す ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
短髪夏川ゆう209/9/15 18:28
残し高島津諦009/9/15 4:34
結婚してよかった、とか言ったことない吉田ぐんじょ...2209/9/14 2:16
家族にただいまキッチン1*09/9/14 0:01
芸術の至上生田 稔109/9/13 19:08
二つ折りサトタロ109/9/13 1:06
夜よいっと009/9/11 23:28
恋文かんな2*09/9/9 17:46
年下609/9/8 3:32
紫(ゆかり)の花朱雀1*09/9/7 19:12
時の流れはきら星のようつゆ2*09/9/7 15:38
kill time.吉田ぐんじょ...1209/9/7 15:24
愛情夏川ゆう209/9/5 18:55
万葉に返歌漣 風華009/9/5 7:11
夏と秋の狭間由志キョウス...109/9/4 13:44
最後の夏十六夜009/9/4 7:29
電波にのって伊月りさ1*09/9/3 0:37
短歌はこうして死ぬキッチン2*09/9/1 5:56
夜と君と僕高島津諦009/8/29 6:13
僕達はどこかで内面を旅しているようだきらく409/8/28 22:58
「 あふれだす。 」PULL.0*09/8/28 20:46
「 あこがれのおまんこ、 」1*09/8/27 21:36
伊月りさ2*09/8/27 16:39
海物語zihan1*09/8/26 23:49
「 さよならジンルイ。 」PULL.2*09/8/26 21:25
「 球形時間。 」1*09/8/26 19:57
「 否定信仰。 」4*09/8/25 19:04
もう終わる8月。。。Fxxxxx...009/8/25 11:54
◆夏占い[group]千波 一也4+*09/8/25 11:31
「 ことばがでてこない。 」PULL.1*09/8/25 0:03

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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