あの空はきっと誰にも描けない{ルビ薄紫=うすむらさき}のグラデーション 病室の君も宇宙を駆けめぐる秒速30キロのランナー 白き花 グラジオラスに 魅せられて ひろがる心 おさなごのよに いつだって留守電のままの息子たち声が聴けない寂しさは闇

バス降りる園児の声がよく響く日本の未来君らに託す

牡蠣フライフワッと揚がる瞬間に別れを告げたあなたを捨てた

赤い薔薇悪いイメー ....
気がつけば骨まで{ルビ柔=やわ}くなるようだカルシウムが少し足りない 心から信じてもらうということは
愛されているということでした



君のこと信じてるって言ったとき
嘘をついてる気分になった


生きていて大事なところで迷うのは
思い込みと信じる ....
ただ横に 在らせる冷たい 我が子ども 今問ふコレは heかitか

昨日死に 迎えた朝の 日差し見て 今問ふ世界の 変化の色を

人の生む ゴミ喰ふ烏を喰ふ野良猫 今問ふ流れる血は誰のもの
 ....
聖だと崇めることで女性への恐怖を距離に変えてる人を

優しさが傷つけ過ぎると知ってなおあなたはそれをするんでしょうね

逃げてないだけじゃだめだと気が付いて攻めてないのは逃げてない? それ ....
猫の背のまるみにそって春の陽が君をくすぐる、うたたね日和 この道は知らない場所へとつづく道なくしたものの重みを{ルビ背負=しょ}って 雨の日は虹の七色探索す。ポスト、au、ロフトにハンズ。 薄皮に甘露の珠をしたたらせ揺れては誘う双子の果実

帽子つけ鏡の国へ向かうのはアリスじゃないよ
私のキノコ

魔女の矢に刺され震えて鏡よりあふれこぼれる白雪の糸
北風を歩く麦の穂影こぼし月なき夜の炭水化物
ふくろうは鳴かぬか檻に閉ざされし脳という名の北辺の森

キリストは冬の季語なりあお黒く風にはためき電線ゆらす
きらきらと何処から降る雲母の粉乱視の眼 ....
母に似た 痩せた女を 抱いた後 髪を撫でられ 眠りに堕ちた 見えなくてすんだまなこをひと晩で開けたあなたの 眼をえぐりたい


                      綾辻行人・児嶋都「眼球綺譚」に寄す
暗やみの道の途中にぽつぽつと火が{ルビ焚=た}かれている道しるべだろう 本当のわたしを浸せばバスタブに泡が咲いてる、泡が散ってる  日(休日出勤)

日曜日「宴のあと」の風沁みて いて座の子らがゼロを吸う街

 
 月(週休)

月曜日一人ぼっちのアイドルで『ありあまる富』口ずさむ丘

 
 火

今朝も ....
さくら草 空をおおいは しないけど うつむく僕に 微笑みくれる 大鉈で マネキンの首 縦に割り 床に並べて 口づけさせた  「ヒヤシンス」うさぎの耳にささやいて花の白さを月に浸した ヤニ部屋で同僚の悪口を言う作業員


馬鹿ほど高い無意味なプライド


蔑みは自分を支える手段かな


報われることのない労働者が明日を作る


うんざりする毎日がどこまでも続 ....
「再発は再出発のことだよ。」と笑った母のわたしは娘。 録画せしはぐれ刑事の死を悼む弱気な祖父の齢思はるる

わが孫の結婚式を見て死なむ 酒飲まば出づ祖父の口癖
 7:30 コンクリートの 巣穴から ヒトがうじゃうじゃ 這い出してくる  愛してる体撫でつつ言うおとこ信に能わず充血のカス
母親と揃いの異郷侵さむと男が入るる指舌ペニス

君のその毛深き脛でなに極む月・エベレスト・女でさえも
脚抱へ腰忙しなくへこへこと何処へ馳せるや ....
ふるさとの母の帰った日の夜の 机にぽつんとはっさく光る 窓の外夜明けの街が見えてくる時間はやっと僕に追いつく

悪夢から逃れるために朝を呼ぶ白く浮き出る山里の霧

サスペンスドラマの合間に殺人のニュースが流れ心複雑

試験日の前夜に食べる一夜漬 ....
しましまの囚人みたいな服を着て四角い窓から空を見ていた 冬の夜にひまわり萌える だれひとり踏み荒らせない心の花壇
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
薄紫sh3*10/2/24 6:17
公転ことり ま菜4*10/2/23 21:33
Fascinationハイドパーク6*10/2/23 19:37
寂しさは闇夏川ゆう610/2/23 13:09
sh3*10/2/23 6:44
信頼について考えるなき2*10/2/23 1:36
今問ふ、一酸化炭素3*10/2/23 0:27
世界は 中心は 愛は、 叫ぶ!  そう、叫ぶ!は やしや ...210/2/22 23:51
うたたねことり ま菜4*10/2/22 23:03
sh1*10/2/22 7:15
Symbol Colorことり ま菜5*10/2/21 23:05
プライベート・ワンダーランド紅林3*10/2/21 21:38
からっぽsalco510/2/21 20:43
Lullabyハイドパーク5*10/2/21 12:25
紅林210/2/21 8:44
sh3*10/2/21 6:29
bathroomことり ま菜310/2/20 23:58
7-days都志雄4*10/2/20 22:13
Little Buddhaハイドパーク5*10/2/20 18:17
Symmetry6*10/2/19 21:58
hyacinthことり ま菜310/2/19 21:47
ヤニ部屋で…蒲生万寿1*10/2/19 19:19
ことり ま菜510/2/18 23:50
年を取った照留 セレン1*10/2/18 21:03
Morningハイドパーク5*10/2/18 18:17
りディキュラス・アワーsalco1*10/2/18 2:09
はっさくことり ま菜4*10/2/17 23:19
僕に追いつく夏川ゆう310/2/17 15:59
いつかsh3*10/2/17 7:26
ひまわりことり ま菜310/2/16 23:43

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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