アリスからきみに差し出すトランプは52枚のハートのエース
たい鳴てっンーボ とすら揺子り振 のな計時 もとれそ?体死 君い白
破れては縫い直してる恋心自由な恋をさせない縫い針
故郷に残した想い下を向き都会暮らしに馴染めない肌
新しい道路を作る目的であらゆる武器で山を虐める
雪が降り黒ずむ想い白に変え風に揺ら ....
もうひとりには戻れない この背中の温かさを知った後では
ガラス窓に映るわたしに寄り添い、最後の日が終わろうとしてる。
本当は誰でもいいの わたしの手を引いて逃げてくれるひとなら
....
中にチョコ 周りサクサク ビスケット なんておいしい カントリーマアム
ひかり差す春の階段かけあがる 紋白蝶のゆらぎをまねて
{引用=
ぼくたちの言葉がどんどん無くなって 今は「あいたい」、それしか言えない。
いつだって当たり前に感じてた きみのからだが傍にあること
右肩に名前を書いても良いですか? ....
幸福はひとさじのスープいつもよりお腹すかせて食べるのがいい
死ぬ時の 自分の顔が 見たいなら 合わせ鏡を ダイブして行け
夜感情のボタンを長押しして電源を切るおやすみなさい。
しろいろが通るくろいろの上をぺたぺたと痕を付けてまっしろに。
かみさまを消しゴムで消したらそれ ....
冷たさと温もりの色が混ざる道 日なたばかりを選んで歩く
やわらかな風と陽射しの午後の二時 黙った君に少し近付く
雨の前 ぬるい匂いを吸い込んで 家路を急ぐ 青い夕方
....
眺めれば 眺める分だけ せつなくなる まあるい月の 形に恋して
甘い蜜 赤い果実が すぐそばに むせかえるほどの かぐわしい薫り
美味しいね 赤い果実を 食べたこと 月は知らない ....
波音に吐息は溶けて泡になり水の香りを身につけた肌
母の骨 太鼓の中に 詰め込んで ドンガラ叩く 月夜の{ルビMarch=やよい}
ただいっしんに首を振りあたまの中の炭酸ソーダを泡立てる。
ぱちぱちとはじける泡の数だけあなたに言いたいことばがあるの。
泡も抜け残酷なひとが通りすぎ鏡 ....
ふるさとの母の手縫いのつるし雛 幾とせもの春のせてゆれてる
桃かじる 熟すたびに 苦くなる 重ね重ねた 年齢の味
かくしごと 二人だけの 笑顔だよ あの子にちょっと 分けてしまったけど
☆いつまでも飾るお雛様
独身の 理由を母に 転嫁する
「おさめないで」と雛{ルビ愛=め}でた春
☆おさななじみの雛祭り
ひなあられ 「おには ....
見てみろや 踊るボニータ ディアブロが 肉削ぐ糸で 操ってやがる
てくてくと指先のぼるてんとう虫、よそ見してる間にどこか飛んでった
こんなにいたいことば突き刺して今夜あなたの涙がみたいの、
深く刺しすぎた耳掻きはこうばしい脳みそのにおいするなんとなく。
かたつむりの逃げた後をたど ....
きみよりも 月は遠いね 雲隠れ 離れていても 届くよ光
さみしいよ 月が結露で 見えないよ 零れるしずくが 僕を映して
春雨に濡れるこうもり傘を閉じ君をついばむしなやかな夜
樹皮の裡に青年さらに蝉しぐれ少年が行く地球回しつ
少年の消えた浜辺の波がしら寄せ来て浚う貝の墓さえ
頁繰る老眼鏡の横顔はツェペリンさえも侘びて聞かしむ
変なひと影は満腹うつせみの君も君もだチ ....
まっさらな 白いガーゼを 赤く染め 私は大人になりました
きっと前世は 人魚だったのかも 私の間に 海があるから
体内に 地球を抱いて 丸くなる 愛おしむ程 母になってく
振りかざし 性器めがけて 打ち下ろす 鬼の顔した 木彫りの聖母
・・・ルラさんの幻視による
{引用=
まどろむ{ルビ瞳=め}、蜂蜜に濡れたラディッシュ (ねぇきいて I'm crazy for you.)
}
雪だるま保存してある冷凍庫ペンギン国の入り口として
かわいてる ぼくをそっと 湿らせて 水を吸い込み 吐き出すは、きみ
血に濡れた 人差し指を 筆に変え 夕陽を浴びて 樹をなぞる姉
214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254
【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
0.57sec.