タナトスを
背骨を反らし
タナトスを
中でいいよな?
タナトスを
くれ
いいから、と君が言うからいいかあ、と とろけてゆくの朝の素肌に
もう顔も見たくないのにあの海の写真のきみは女神みたいだ
かなしいよ、かなしいよああ、どうでもいいチャンネルにして少し ....
月なき夜 くぬぎの森の カブトムシ 幹に耳あて 樹液流を聞く
柿ノ木がすきだと言って 柿ノ木に なってしまったあの娘を想う
陰核に 舌を這わせて天国に
連れてってやるから悩むなよ
言の葉に 毒を含んだ 白い花 日陰に咲いて 漢方になる
道端ジェシカさんに捧ぐ・・・
アクセルを
踏んで時計と
ルート見て
まぁ見てなって
こっからだろが
おおどろぼう
ホッツェンプロッツ現れる
久しぶりだなw
ワインで良いか?
あとだしをするのに負けるきみだから 最初はぐーでちょきを出す恋
気がつけば最初はいつもぱーを出す きみの恋はただしくやさしい
わたしたち最初にぐーを出すわけを 話し合わなきゃな ....
小麦粉に砂糖とココアベーキングパウダー卵サラダ油と水
セーターを忘れたことを思い出す
戻るべきか残すべきか
その部屋がこの部屋になる君の部屋
あのセーターが君の部屋着に
レコードも本もおかしな置き物も
君の部屋に残し ....
雨の後 濡れた木々に 鳥の声 楽しいおしゃべり してるのかな
道端の 日に日に色付く 紫陽花は 雨を知らせる 郵便屋さん
昨日まで君と呼ばれた肉塊をを小刻みにしてトイレに流す
コンクリで足首巻かれ沈む海溺死ランドのJAZZが聞こえる
側溝に死んだカラスがつんのめる僕らの歩くいつもの舗道
ドブ照らす場末の ....
缶切りで鯖味噌缶を開封し背中まるめてわぶわぶ食べる
薄荷飴ひとりで舐めてさびしがる君のことなど想ってみつつ
朝刊の明朝体が目に刺さる夜明けどこかで鳥が鳴いてる
晴れた日の午睡が好 ....
若き日に帰りたりけり今日もまた午睡の夢のしばしの間
雀たち囀りておりにぶき陽のさしこむ路地に水無月の風
体力の弱りを知れど負けるなと言い聞かせては七十路半ば
パラソルの陰に座りて ....
俺らギャング!
郵便局を襲っちゃお!
「フリーズ!ミスターポストマン!」
「キャーッ!」
俺らギャング!
日曜日にはミサに行く
「天国の門、開いてる?」
「イエス!」
....
飛車角と
落とされてから血がタギル
喧嘩気質の
救えない奴
好きなのに嫌いなふりをしてしまう反対側の気持ち零れる
五月晴れ流れる風の透明感キラキラ光る太陽の風
広大な宇宙旅する流星に乗せた願いは山積みのまま
第三の目を育てれば誰にでも見えない ....
水を打ち水滴の付くあお葉見て妻の居ぬあさこころなぐさむ
知り人が不治の病に伏しおりてしきりに願う良くなることを
今朝もまた陽は昇りゆき風は吹く良き一日をすぐさむと思う
スズメバチ ....
{引用=
さみしさを肯定できる朝だった、誰とも笑える人間だった。
どこまでも飛んでいけたら良いのにと 空にまたがりきみが呟く
隙間から風でも入る家 ....
目測で30センチ 幸せと君との距離を間違えない距離
また君は花の匂いを間違える桜の色を愛するのだね
三月がやっと始まるこの街に誰が桜を埋めたのでしょう
この街も桜の匂いが少しする ....
トンネルの 暗い出口で 揺れていた 首吊り死体を ハネテシマッタ
ささやいて ( (痛いの、痛いの、翔んでゆけ) ) 柘榴の夕暮れ滴るように
三本のアジサイの木はふくらみて六月に入り咲きいださんと
豊かなる朝の陽を受け今朝もまた歌書きつまに贈らむとして
出勤す妻のこころをはげまさん朝食ととのえ漢詩紀行をみる
今日も ....
遠くから聞こえるチャイム 岩尾商店のベンチでこっそりキスした
せんせいの涙と怒鳴り声は全力でぼくらを抱きしめている
雲を切るようにピイッと笛の音 ゆらゆらゆれる25メートル ....
君のいたソファーにひかり、いま君は別の銀河に。so far away
亡き君の 記憶の海で 耽溺す 未来を閉ざし 過去へ過去へと
貴方に愛されたいと願った 声を失くした人魚姫のように
新緑は 初夏の日射しに 色を増し ヒレの無い足で 外に駆け出す
満月の夜は 鱗を落とす 微かな潮風に 故郷を思う
シャガールの恋人たちよ天蓋に夜を満たして水浴びしなさい
留守にして帰り着いたら生き延びた薔薇が幾つも咲いていました
ビッグバン、インフレーション自鳴琴の箱を開いた誰かがいました
鎌倉 ....
彼はいつはじけたとしてもおかしくない赤い悪魔のような人だ
「君のパスタはすごくうまいね!でも俺のマンマの味には劣るけどね!」
彼の幸せとは愛人とサッカー観戦することでわたしじゃない ....
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