『おめでとうございます!』って声を上げ
新成人を迎えるバイト
とくとくと心臓が鳴るポロシャツの色ごときみを思いだしている
頬杖をつくのをやめてどうせならぜんぶ教えてほしい道草
内側の傷つけ方が知りたくて今夜は床で寝ようと思う
....
きらきら目
死んだようでも
どっちでも
この世界に
在(い)るということ
秋の小憩
寒蝉が一声高く鳴きわたりどくだみ茶喫す秋始まる
秋となり夏の花々勢いを失いてゆく風の吹く昼
天高く白い雲間に光さし妻と二人の語らいをする
パンクして
タイヤ交換
きつね道
ほんとお前は
ツイてないよなw
{引用=
つぶやけば忘れてしまえるものとして明日の雨には傘がいらない
運命の人はやっぱりいりません。 (今日の孤独をしりたくないので)
むずかしい ....
月を抱き掻き鳴らす夜の床には冷えた体のおまえが眠る
大好きな
下弦の月が
浮かんでる
貴方と私
闇のこころに
最後まで ありえなかった 性交も 初恋に似る 28の碑
筋斗雲
呼んでねぇのに
来やがって
『乗らねぇの?』とか
イヤミな奴め
薄紅のネム天辺に咲き残り夏の限りを見送っている
風に挿す飾りのようなミズヒキの合間をそっと抜けて行くもの
秋植えの球根花屋に並びます眠り姫おいで土の褥に
ベランダの雑草大事に見てま ....
自覚なきナチス主義者は街を往くクジラの群れを優良種として
火をともせ
ワルプルギスが
来る前に
母と子供を
千人殺せ
....
気の利いた
短歌ひとつも
ひねれずに
よくもまぁ君
明日も生きるね
....
あんなことこんなこととかあったねと笑いたいけどまだ無理かもね
つい先日わかったことだ板チョコは二人で分けたほうがおいしい
日曜はカレーの日って決まってて玉ねぎ相手に痛み分け ....
ベルリンの壁が壊れて産声をあげたわたしに世界が刺さる
誰とでもハローがいえる。誰にでもわたしのせいぎを「愛せ」といえる。
戦争をしらないこども ほんとうの平 ....
気管支に埃が住んで苦しいの 古い名前を呼ぶと咳き込む
まなざしが果実のように熟すなら 情も枯れゆき朽ち果てるのか
鰯雲 終い忘れた風鈴がからからと鳴る かなしいみたいに
雷獣よ
長飛丸よ
字伏よ
この槍を
とら
今抜いてやる
....
気がつけばいつもの妄想リツが嫁何回やっても何回やっても
高くばかり吹いていた風降りてきて翻る葛の葉裏の白さ
金も銀もまだ咲いてません少なくもこの風が来た道の限りは
せいせいと水色の空の低いとこに三日月そっとすくっと立ってる
西はイリ東はア ....
スタンドは
一人一体
さぁ抜きな
どっちが速い?
試すとしよう
....
ラストノート彼女の香りと音楽とルーズリーフの最後の一枚
引き出しの記憶の奥に「ユトリロの白」とだけ画家の絵も知らないのに
猫よ猫、抱き上げた目の奥行きよ、あんた脳みそあるんかい?ニャー
....
とおり雨」途切れた言葉のすきまからとおり抜けてく夏の体温
いままでも眠る夜だけ好きでした、きれいな呼吸だけ好きでした。
遜色のないヒトデみて切り花の手を取るように色をうしなう
ざんね ....
すきだよ、とあなたが言えばそれだけで あたしはてんしになれるのだけど
「うそみたい、うそみたい ねえ」涙目で星降る空の下に立つきみ
ほんとうは何も知らない僕のこと 夏が過ぎても好き ....
“これから”を知らないぼくがきみに書く最後のラブレターなのであります
大都会トウキョウのせいにしたいもしきみの余韻が消えてゆくなら
コンマ何秒の世界でまばたきの音まで聞 ....
針金を
蛇口に巻いて亡霊に
成ったお前が
今
目の前に
....
向日葵と背比べをして眺めてる庭の借景南アルプス
サイダーの中に視線が沈んでゆく 君の孤独は底をしらない
にせものの蛍の光に笑ってた ほんとうに笑えているかな
「なぐさめて。」そう言って甘い雨を降らせるこの街はまだやさしい
....
泣き止んで幼い心ともにあれ
小さな日々に戻れないなら
ゴム長を引っ張り出した夏の午後
君は来る来るあの日の傘で
戯れに一段上げた跳び箱を
君が跳ぶまで帰らせないよ
....
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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