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落ち込んでいる日のことをフルーチェの何味なのかで例えてほしい
活動家未遂の人が集まって世界平和も風任せです
この空はドラえもんでも作れない そんな五月の昼下がりです
リボンから風 ....
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鼻柱
折ったら紐が
解けたぜ
お前のせいだ
お前が結べ
退屈な黄 雨の日水玉 おめかしピンク 乙女心と躍るペディキュア
待ってないって素振りで 待ち合わせまであと5分 桃色チークにときめき重ねて
黒板にこっそり名前を書いてみた 指先震えるチョー ....
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夜を剥くまた夜が出てまた剥いて五十六億七千万剥く
霧を霧煙を煙に打ち付けて鏡に沈む磔刑を見る
青空が堕ちて積もりたる谷間には幼い子らが正座し ....
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涙なみだ花のつぼみを押し抱きながれるままの失語の春の
ほしいまま虚空をすべる鳥にこそつばさに適う言葉も持たず
指さきを染める苺のいじらしさキスするほどのかわいい夢を
見残 ....
昔から善が嫌いで憎んでた
悪も嫌いで馬鹿を気取った
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タマキンと胡桃はどこか似てるけどタマキンの方がよりタマキン
はみがきの
チューブからから
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黒髪よ ボンドとペンキに漬けられて邪魔になったら切り捨てられる
割れた爪どこに落ちたかその欠片 掃き捨てられる私だったもの
頬を擦る
冷えた舗道で
酔い覚まし
次はカラオケ
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松江を訪ねて
黒白にくっきり浮かぶ松江城曇り空にはすっくと立てり
訪れしハーンの家に蛙すみ涼しき風が吹きいたりけり
掘割の舟に揺られて風涼し宍道湖よりの水たたう川
掘割の路の ....
目に見えぬ素敵な鳩が飛んできて君のメールを僕に差し出す
生きること会うも別れも死ぬことも別に理由は要らなくない ....
知ることの無力さを知り無味を知り知らぬままいる恐ろしさを知る
上下する正しさのある胸のうちに 隠し持つ劣等の甘く腐れる
寂漠の砂地は濡れずざらざらとながれる雨の無情さ ....
かなしみは波打ち際でさざめいて泣き砂を踏むひとの無力さ
首すじをなぞる舌から抜け出してぬるい空気に隠れたいのに
浮き上がる骨を暗闇越しにみて誘い出てきた夜の虫たち
じんわりと夜に吐きだす真っ白な歪んだ煙とわたしの恋
安らかな旋律へ変わ ....
改札で「じゃあね」の後に一度だけ振り向く君に「惚れてまうやろ」
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軽快に始まり告げるコルネット 目覚めた朝に心(しん)貫いて
夕霧を纏ってさ迷う森の中 大樹のファゴット 出口はこっちと
廃校に忘れ去られてさめざめと ヴィオラは嘆く 停止した未来に
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ぐちゃぐちゃにパンツとブラが散らかった部屋のベッドでこんなに1人
オザケンが愛することの寂しさを歌っている。雨はまだやまない。
ざまぁみろ。居留守を使って存在の希薄を気取ったところで無 ....
休憩室向かいに座る妻の髪黒々として目に入りけり
昼過ぎの西武百貨店収入は半分になりつつましき品
週ごとの西武に来たり楽しみて今日の買物済ませり
傷つける方にまわるが楽だとか
実に次元が低いね君はw
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内臓の
ころがる音に
群がって
肉が み し
み し
ゆがみはじめる
ばかだから
わからない か ら
言って
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愛こめて その手で締めてわたしごと あなたが死ぬまでわたしは死なない
白濁の キシロカインを飲みこんで 自由な足枷 きみの地下室
流涎をのばして蝶々結びして アトロポスさえ怖じ気づくまで
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溶けきれぬ不快たゆたう口腔の 言の葉砕く闇のオヴラート
一弦を弾いて吐き出す吐瀉物を掻き集めては咀嚼している
紡いでいる業のかたまり積年のコットンキャンディてらいて七色
空めがけ有刺 ....
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