熱風と潮のからさに生足を出したというのは言い訳だろう


追想と他人の秘密を剥がす酒 求めないはずの指先を磨ぎ


隙をみせ皮膚が食われるもよおしを芽吹ける場所が賑わっていく
春過ぎて何も知らない通学路柳の下に制服の待つ

まぼろしの夕立にまた軒を借り二本の傘を携えて待つ

図書館の掲示と地方紙の弔事また絨毯の赤は褪せきる

雪に黙りマッチで煙草に火をつけてマフ ....
やんわりと拒否されるのが心地よく
時々くじらと寝ています



穏やかな茶封筒みたいになりたくて
月夜にこもるふくろうの森



浴びるならクラゲの嘘が良いでしょう
色と ....
買いものしようと街までのーブラでサザエさんみたいにでかけたい。

ありがとう不快指数と呪文をとなえのーブラのまま街にでる。

ブラをした彼を見てママの寝室をのぞ ....
歯は歯へとたどりつかぬまま歯となりて響かぬ箱を咬みつづけている



卵から卵のかたち抜け出して誰も居ぬ街誰も居ぬ日々



数列の文字の並びに指を置き現われる色あ ....
ため息がちぎれる夜に正座して冷蔵庫からの明かりで本読む

息つぎの仕方をうまく覚えられぬうちに夜はどんどん深まり

静謐をやぶる術をしりたくて肌を押したり引いたりしてみる

ざらざらの ....
 .... 熟れすぎた花がはじけるとろとろと下着をつけない肌のあいだに

砂浜は背につめたく体温は胸にあつくってどこへもゆけない

こんな日に果実が海に生るなんて 咲かせばすぐに摘み取る指に
這うように日々をゆく目の多きこと嘆きながら同じ目をして 蝉鳴く夕暮

夏さなか涼しき夕の友の家ひときわきよくせみの鳴くなり

夏ゆえか猫痩せすぎて眠たげに人も気にせず首を掻きいる

近頃はからだはだるくうつ気味と妻と友との話すのきさき
その娘






花いちもんめ

 ....
夏の湖

やや曇る空を見上ぐるしばしの間魚跳びはぬる夏の湖にも

三上山かすむ彼方は雲おおくどこまでつづく湖のひろごり

人の身に災いおおくせまき門入りゆくごとく今日も歩めり
 .... 夏だから腐らないよう注意しよ 好きなあのひと結婚したって セックスも









 ....
{画像=080713215510.jpg}



*


街角に子供が一人


地に染みる影を従え


かくれんぼする



*



吾をまね


地 ....
 .... 犬の家コーヒーを飲む昼下がり犬はよろこびグランド走る

ボクサーとアフガン犬が先客でこの犬はパグという中国犬

息子の犬パグと共来た今日一日夕食をしてたのしまむかな

夕暮のピザハウス来て ....
 .... とくん、とくんときみはうなずいて
真昼の空をひろげてみせた

背伸びして手をのばしてもまだ遠い
青の時間につつみこまれる

目をふせて きみは何かを想ってる
雲にかくれた月に似ている
 ....
宴には







 ....
ピーマンと ゴーヤとナスを 買ってきて
  
   相互不一致に おかずは迷う
避難所の 前でボールを 追う子供
     胸に咲くのは 撫子の花
傘の中
   みなうつむいて 
          探し物
ここにあるから
          そこにあるから
歯車人間壊れて物思ふ勿れ断頭台の先の花束

屈曲刑きりきり歩け捻子の縁関節の砕けて人形人間

鶏地獄身を埋め尽くす眼球より死を賜れよ先駈けの
 .... キリキアの巨人斃れて血色石死なずの心臓喫らふ兀鷹は じんせいは



まだまだつづく



まだ ....
川渡る 銀河鉄道 見上げてる 海辺の松も 涙を流す コウモリの
翼でも良い
あの空を
はばたけ ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
油断大敵伊月りさ311/8/1 19:49
まちびと月見里司111/8/1 18:45
◆時々くじらと寝ています[group]千波 一也1*11/8/1 15:10
「 のーもあブラ。 」PULL.1*11/8/1 2:00
キース・レヴィン木立 悟311/7/31 20:41
朝まで[group]はるな1+11/7/31 3:50
ヘッドロココTAT1*11/7/30 22:42
海辺の桃[group]はるな111/7/30 2:58
這うように[group]111/7/30 2:52
蝉鳴く夕暮れ生田 稔111/7/28 17:35
人買いのうたTAT1*11/7/27 23:04
夏の湖生田 稔511/7/27 12:47
そして又騙されるTAT3*11/7/26 22:47
うちのかみさんWasabi...311/7/26 17:07
辿り着く為の手段TAT011/7/25 22:45
かくれんぼ / 子供と影beebee8*11/7/24 23:57
もっと面白い事でも言えよTAT2*11/7/24 22:33
妻と息子と彼女と犬と生田 稔211/7/23 22:15
無料な訳が無いTAT1*11/7/22 22:34
夏空のうた橘あまね1211/7/22 0:24
玉屋鍵屋TAT1*11/7/21 22:13
夕飯の不一致アヤメ111/7/21 8:02
サッカーガマパックン011/7/20 23:59
無題011/7/20 23:45
高濱211/7/20 22:58
すっこんでろTAT1*11/7/20 21:38
無題高濱011/7/19 22:48
West VerginiaTAT1*11/7/19 21:25
高田真坂木3*11/7/19 11:40
昔ギリシャのイカロスはTAT3*11/7/18 21:09

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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