青空に 一抹の雲が 光断ち わずかな未来を 奪って笑う

流れゆく 心の川を せきとめて 悲しみのダムが 溢れて落ちる

つながって いるとわかって メールして 見えない心と 何を欲すか
猫みたい まどろむきみの横顔は
誇り高いのにやたら無防備

午後の風がきみの香りをはこぶから
ぼくは蜂になる ちいさな蜂に

きみのこと、理解できるっておもわない
だけど知りたい 手 ....
トモダチに

なれますように

いつの日か

もっと上手に

「笑う」練習
入浴剤選んでレジで引き返す声に出てた孤独に負けそう
入浴剤選んでレジでこれください声出した孤独に負けない
これもまた一つの機械と思わせる眠れぬ夜に目線を下ろし

田の寂しときに帰省し眺めればハローワークに行かぬ案山子が

一本の矢の如くにアキレスを、あのアキレス腱を、刺せ目線!

むきだしの意 ....
どうすれば眼からビームが出せますか
おでこじゃなしに
ポーズもなしに



とりあえず使い捨てでも結構です
翼をくださいお古で良いので



目に見えぬ宝があると云う ....
【波打際】
恐ろしき夢の波打つ水際に幾歳月か浸されてのち
空は黒 月は蒼白 水は黒 他には私が一つ浮かぶのみ
楼閣は空を優雅に遊泳す 伸びる廊下の果ては砂漠か
鹿の角生やした犬が水辺から呆けた ....
世の中は常にもがもな渚漕ぐ一反木綿の綱手かなしも

御垣守衛士のたく火の夜は萌え昼は消えつつものをこそ萌え

憂かりけるひとを初瀬の山おろしよ禿げし彼とは思わぬものを

わたの原漕ぎ出 ....
傘も無く着る服もなく靴もなく さびしい右手と左手がであう

雨降りの日には出掛ける少しだけよそよそしい町で手を繋ぐ

あまりにも遠くて帰れない夢を手招きしているさびしい右手
飲み込んで 貴方に伝わる事も無く 残るは沈黙       。 約束の荒野にてマナ摘む人よカニバリズムの禁忌とは何

わが前に門扉は閉ざされゆく次々と門扉の中に門扉の目眩

そのとき天使も悪魔も御亡くなりエデンの園には瓦礫花菱

永遠の樹木が枯れる時の ....
 .... みどり児と会話してゐる猫がゐるくだらないこと話すんぢやない 生温かき血潮のごとく溢れ出る妻の暴言猫に食はせろ 水溜まりへ金魚放つ誘惑に負けさうになる三十五の夏 主婦たちは口に体裁詰め込んでザクロのような笑い方する


歩道から車道に伸びた我が影が轢死しているそんな日常


振り向けば職場へ続く一本の鎖に見えし雪の足跡
走る子の背中に笑ってふと真顔 きっと見ていたわたしの{ルビ両親=おや}も
{引用=

育ててもらう子供の頃は、親に不満を持つこともあった。

いま、自分の子供を育てながら、思い出す。
 ....
消失点眼球錯覚自らを見ることの叶わず而して虚像の鏡合せに自らを

斜門地獄マトリョシカ母達の柩

複頭の蛇キリストそが答開け放たれた幾千の剣時計

戦場の核の火花がバベルを包み最後の日われ ....
月翳り重力に負けた僕たちは打ちひしがれて芝生を毟る 凄まじき癖毛の男現れてともに海へと繰り出さうと云ふ 凄まじき腋臭の臭ひに猫が逃げ妻にも逃げられ青葉買ふなり たまにはね落ちてみるのもいいと思った 君がいるなら這い上がれるし 眠れない空虚な夜にずっくりと爪立てて食ういちぢくの実


いまここで痛みが喜びを呼ぶような一人っきりの罪をつくろう


なにもかも不器用だからならいっそ壊せ良い子の人形劇


〈わた ....
 .... 大きな奇跡よりも小さな奇跡のほうが見つかりやすい。わたしがここにいることにわたしが何にも感動を覚えないみたいに。 わだつみの声よ示せよその教え、遠くに見える鱶を眺めて

弾丸は砕くものだとこそ思へこぶしは何をするものだろう

もの言わぬ虫けらどもの歩み寄るそれを見ながら反抗するは。

オリオン ....
うらめしく掛け違いしブラウスのボタンの始まりいじる淋しさ コナゴナ .... 心配を 呼ばは人の 無理強いる たよりましかば たより書かまし                     







































 ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
終わりが始まる時アヤメ111/9/4 16:19
片恋の三首橘あまね511/9/3 1:59
トモダチ凪ぎ211/9/2 20:40
入浴剤榊 慧111/9/2 18:44
「十六歳・最後の優等生」五(2010〜2010)411/9/2 18:27
◆ないものねだり[group]千波 一也4*11/9/2 14:50
波打際水瀬游011/9/2 2:17
うそ百人一首小池房枝111/9/1 17:38
さびしい右手[group]はるな111/9/1 8:16
吾が君水瀬游011/9/1 4:12
天体高濱111/8/30 1:33
あしたてんきにTAT111/8/29 23:47
仲間はずれ冬野 凪1*11/8/29 23:00
猫も食わん011/8/29 22:46
金魚放つ011/8/29 22:43
マチムラ0*11/8/29 21:45
きみの背中に[group]逢坂桜211/8/29 8:43
無題高濱011/8/29 2:15
重力冬野 凪011/8/27 22:36
癖毛の男011/8/27 22:32
腋臭011/8/27 22:18
たまにはきりはらいを...011/8/27 18:46
マチムラ1*11/8/26 23:47
プラチナイーグルコインTAT011/8/26 20:56
往々にしてマフラーマン0*11/8/26 19:17
「十六歳・最後の優等生」四(2010〜2010)榊 慧3*11/8/26 13:40
マチムラ2*11/8/25 0:20
サン・ファンTAT2*11/8/24 23:15
ジレンマ相差 遠波1*11/8/24 16:45
ひきこもり賛歌TAT0+11/8/23 22:39

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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