濃淡を、くりかえしながら先割れのスプーンに近づいている朝
演じるということ、やさしさということ、おろし金から飽和する雪
質量をもってしまった画家はもう手のひらを返すようにかなしい
....
小さくて
狭くったって
いいじゃない
カッコ悪くて
何が悪いの?
はまぐりの
砂抜き済みを買ってきて
....
肋骨のついた肉片食べる街あいさつないけど生きてる四肢。
死にたい生きていたくない言うなれば「おまえに説明してなんになる」
熱が出た横隔膜をつきさして引きぬいたら混ざってしまった
痙攣を ....
永遠に貴女愛すと嘯いて空に航跡描く夢見る
僕達がつけた足跡眺めたい過去は知らないこれからのこと
秘密裏に吹き抜ける風あるという推理小説読み耽る夜
くちづけて舌絡ませて遊びたい恋に関する解答欄埋める
最近の話題に疎い同級 ....
日々の聖句(19)決して祈りを忘れてはなりません
二月二十五日
「したがって,わたしの愛する者たちよ,あなた方は
常に従ってきましたが,つまり,わたしのいる時だ
けでなく,わたしのいない今いよ ....
冬の日射しが 淡く部屋に溶け 影との対比に 霞む金魚鉢
寒い部屋 季節外れの 金魚鉢 私と同じ 空っぽのまま
雪うさぎ そっと沈めて 輝いて 溶けないでと 守る金魚鉢
....
死ぬは無料(ただ)
....
▼▼ ルール: ナウい単語で ゆるく ▼▼
次々と君がつぶやく名言を胸にしまって ふぁぼRT(リツイート)
披露宴Ustream中継し見せつけてやる歴代彼氏
3Dヘッドマウントデ ....
朝の風瞳に映る海岸線二十年後の約束をする
五月から残る傷跡まだ消えずひとつふたつと季節巡っても
明後日の予定は今も決まらない喧嘩したけど絆は深い
裏庭に咲く花の名を覚えたい孤独 ....
日々の聖句(18)結婚は神に祝福されています
二月二十二日
「それゆえに,男はその父と母を離れて自分の妻に
堅く付き,ふたりは一体となるのである。」
―創世記二章二十四節―
結婚は神に ....
{引用=
Femme fairytale}
死に際の蝉は毎日発情期(「「「死に際だから許されるのよ?」」」)
五反田の渋滞待ちのトロイカがスマートフォンのシャッターまみれ ....
....
日々の聖句(十七)憂いに沈んだ魂を慰めなさい
二月十九日
「義に飢え渇いている人たちは幸いです。その人たち
は満たされるからです。」
―マタイ五章六節―
正しきこと願う心の裏腹に悪い自 ....
愛してるそんな言葉を載せられる川の流れと笹舟さがす
僕と君名前を交換し合わないか嫌いな名を捨て好きな名になる
歳を取ってその分きれいになったよね僕もそろそろ白が混じった
ほんとうの言 ....
屋根裏に集めた傘をさす 息が飛行機雲のようにまぶしい
....
心には
『なるべき俺』がいつも居て
そいつは ....
秋風にさらわれ僕も遠くへと
飛んで行けたら楽になるかな
吐く息の白さがやけに切なくて
とける氷の儚さ重ねる
いつからか夢より君を描いてた
氷点下の夜 僕は弱くて
ーーあれほ ....
如月の雪の日
雪の日のうどん屋にいて味噌煮込み食べむとしては来るを待つ間に
如月の雪解けしるき路たどり夕暮の刻三人行きけり
神様の選民たらむとして吾らエホバの証人奉仕の日々よ
日々の聖句(16)清くありなさい
二月一六日
「盗む者はもう盗んではなりません。むしろ,骨折って
働き,自分の手で良い業を行ない,窮乏している人に
分け与えることができるようにしなさい。 ....
昔から
安い女とチンピラと
....
日々の聖句(15)決して失望してはなりません
二月十三日
「次いで人々はパウロと共にパフォスから船出して,パ
ンフリアのペルガに着いた。しかし,ヨハネは彼らから
離れてエルサレムに帰った。 ....
あの空に世界の終わり映らない携帯で撮る虹色の雲
日陰には溶けずに残る雪がある何か壊した後の静けさ
幸せになれないなんて言わないで幸せ示す翼背中に
起き抜けは殻の中から出た気分間 ....
法律が
変わっ ....
マンガンの
単三二本が切れる迄
廻り続けるブリキのロデオ
....
二月十日 日々の聖句(14)信仰と希望と愛を保ちなさい
「 祝福は義なる者の頭のためにあり,邪悪な者たちの口,それは
暴虐を覆い隠す」―箴言一〇章六節―
イスラエルいま目の当たり約束の神 ....
刺身の隙間にちらつく風景よ祖母の目元の刻まれた皺
クスクスとクスクスの皿と君と飛行機で行かなきゃならないところと
買えません愛がどこかで売ってても お金が無いし働けないし
拾っては捨てる神しかいないのか次は死ぬまで愛されてたい
本なんて読んでる場合ちゃうかった正面の席美女座ってる
右腕にマリコ命 ....
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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