干し物を終えて降りくば妻は居ぬ声かわさずに伝道に出ず
真実は歌の極まる本質にして妻と吾とのきずなにあらずや
妻のいぬ部屋に座りて今朝もまた妻を思いて子も思うなり
あくまとはけっし ....
紅花で染めたTシャツ寝間着にし船の窓から覗いたスピカ
大切な光が指を照らすからスローカーブが派手にも見える
寝違えた首が戻らぬ二年半知らないうちに増えた借金
箱舟に乗れる歌人はふたりまでひとリは少女ひとりは熟女
恋やもめモールス信号打つ蛍殺虫剤を撒く無表情
光れない蛍うるさく泣きわめくビビビ震える眠たい眼
沖に出てあおむけに視るこんなにも空の広さがおしよせてくる
優しげな名前とは裏腹に盆過ぎて泳ぐ子 戒める海月
光る波ひとつふたつと三角の硝子の意志が増殖してく
足裏の次第に砂がさらわれ ....
....
Gからはじまる朝テンションコードのうえで踊るコーヒータイム
断裂の金属弦のはじける悲鳴うたが終って反転する夏
ジョンレノン忌 愛こそはすべてを歌う夜 ニューヨークの夏は優しい
アスフ ....
影踏まれ魂抜かれ放課後の校庭の上漂っている
特急の窓から美少女見える度向上してる動体視力
下駄をはく爪さき紅くはにかんだほら朝顔がしじまに惚れた
かなしみのかなしみの声聴こえたら痩せた背中の骨なぞらえる ....
からっぽをからっぽで埋めからっぽで蓋をしててもあふれるからっぽ
ぎらぎらと夏枯れの咲くカウンター 汗ばむ肌はななめに剥けて
やつあたり巡り巡って戻るもの解ってながら放つデコピン
セピア色古いイメージ膨らんだ運動会ではしゃいでいた僕
昔からある食べ物は今も美味手を加えない純粋な味
浜辺からギターの音が流れ来る聞き覚えある幸せの歌
水溜まり車が走り飛び散った天然 ....
僕は壊れたラジエーター星間飛行もままならぬほしのまにまに愛と彷徨う
ひかり差す君の右手を握りたくて闇に左手売り渡す
愛人とエデンの園をさがしに行くそれは太陽系の第三惑星
この街 ....
好奇心膨らみ咲いた花たちがアサギマダラに化けて海越え
和解するシェイクハンドとみせかけてまた殴り合い生まれる絆
ぞーぞーと押し寄せる波、脚冷たく。飛んだ帽子よ、黙って逃げるな。
白い肌 君が弾く手は葬送歌、頭の中がぼんやり霞む。
早朝の潮の匂いと、ただ濃霧。夢心地に 君、頬つねる
「飽きないの ....
雨上がり花に呼ばれて手に入れた魚眼レンズの玩具のカメラ
人々の渦をかき分け、君を見る。遠くに咲く花我頬緩み。
空近く海に佇む入道に、身体を預けてどこか遠くへ。
僕でさえ虚無感、孤独が常にあり。何かに頼るか酒、女。
嘘つきはクズと罵られ生き ....
弄ばれしものまたひとつこぼたれてかなしき玩具と呼ぶ
白日は西へ立ちゆき五畳間はこころ一日沈みをりけり
まだ君が前を走っているようで世界記録も銀色みたい
じつは僕血の色緑手は五本だけどあなたを愛しています
わたしほどあなたを好きな男などこれから先もいないよきっと
雨上がり虹がうっすら浮かぶ頃心の雨が静かに上がる
夜空見て星座を指でただなぞる新しい星座創ってみたい
釣り堀で魚釣るより海に出て自然の流れに乗って楽しむ
息子等とキャッチボールをする ....
永遠の少女になるため三つ編みをきつく結んで貞操とする
今日君にあげた愛など明日には棄ててくれてもいいと思った
ライオンがアンドロイドに恋をして心臓抉って食べさせたっ ....
短歌
タイトル
投稿者
Point
日付
エホバと妻と子
生田 稔
1
13/8/22 9:49
紅花で染めたTシャツ寝間着にし船の窓から覗いたスピカ
北大路京介
3
13/8/21 21:14
大切な光が指を照らすからスローカーブが派手にも見える
〃
3
13/8/21 21:14
寝違えた首が戻らぬ二年半知らないうちに増えた借金
〃
1
13/8/21 21:14
箱舟に乗れる歌人はふたりまでひとリは少女ひとりは熟女
〃
3
13/8/19 18:57
恋やもめモールス信号打つ蛍殺虫剤を撒く無表情
〃
0
13/8/19 18:57
光れない蛍うるさく泣きわめくビビビ震える眠たい眼
〃
0
13/8/19 18:57
夏の終わりに
[group]
そらの珊瑚
11*
13/8/19 12:39
正しいセックスのしかた
TAT
3*
13/8/18 23:37
はぐれうた
梅昆布茶
5
13/8/18 4:03
影踏まれ魂抜かれ放課後の校庭の上漂っている
北大路京介
2
13/8/17 18:19
特急の窓から美少女見える度向上してる動体視力
〃
2
13/8/17 18:19
ひとつぶ
石田とわ
11*
13/8/17 1:47
からっぽ
[group]
はるな
9
13/8/16 17:19
夏枯れ
[group]
〃
2
13/8/16 17:13
やつあたり巡り巡って戻るもの解ってながら放つデコピン
北大路京介
5
13/8/16 15:41
セピア色
夏川ゆう
1
13/8/16 8:36
夜間飛行 星のまにまに
梅昆布茶
4
13/8/16 1:44
好奇心膨らみ咲いた花たちがアサギマダラに化けて海越え
北大路京介
2
13/8/14 14:06
和解するシェイクハンドとみせかけてまた殴り合い生まれる絆
〃
2
13/8/14 14:05
とある夏の短歌集2
ark-ey...
0
13/8/14 2:08
雨上がり花に呼ばれて手に入れた魚眼レンズの玩具のカメラ
北大路京介
5
13/8/13 13:52
とある夏の短歌集
ark-ey...
0*
13/8/13 13:06
かなしき玩具
梅昆布茶
0
13/8/13 3:02
étude
[group]
もっぷ
2*
13/8/13 1:39
まだ君が前を走っているようで世界記録も銀色みたい
北大路京介
1
13/8/12 13:42
じつは僕血の色緑手は五本だけどあなたを愛しています
〃
1
13/8/12 13:42
わたしほどあなたを好きな男などこれから先もいないよきっと
〃
1
13/8/12 13:41
雨上がり
夏川ゆう
1
13/8/12 8:49
徒然愛歌
永乃ゆち
5*
13/8/12 2:05
124
125
126
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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