ゴマ油
唐辛子投げ
花山椒
今夜のメニュウは
餃子かな

わが妻は
四川の市場に
客を呼び
舌を唸らせ
麻婆を売る

肉団子
中華の花は
四千年
いにしえの味
いまも変 ....
モノクロの
写真に閉じ込む
ものがたり
セピアが滲む
四角のなかに

ダンボール
開いてみれば
想いだす
タイムカプセル
以外と近く

書架に咲く
花々の文字
指先に
い ....
さいごまで赤くならない実のなかにいっぱいにあるなんにもないたち

さか道を行って戻ってころがって恨みながらもバスには乗らない
子供たち風と戯れ駆け回る広すぎる庭自然いっぱい

川底に沈んだゴミを掃除する深呼吸したくならない臭い

秋風に紅葉の色含まれる平凡な日々色が濃くなる

休日は家族連れ多い公園内家族一つにな ....
港町夕焼け市場のおばちゃんが持たせてくれた金平糖


ビードロの光りのなかの金平糖「空に帰りたい」未明のなみだ


「金平糖の中毒ですね、食べるのはいいけど見てはいけません」


雪 ....
二月堂
夕暮れ時に
鳴く鹿の
小鹿を呼んだ
母の慈愛は

冬の旅
奈良の都の
空冷えて
妻とともに
釜飯を前に

三面の
顔持つ少年
戸惑う
表情美しく
空を睨んで
 ....
ガキの頃






行ってた店が







食べログ ....
手放しにきみを信じるあおぎ見る初雪はある種の花だった

そらみみで振り向いていてすしすしと笑っているのを許していてね

改札で優しくするのはずるいって思うよ耳をたたんで蓋する

信 ....
くれないと呼べる赤しか愛せないもしくはあかねと心中したい


朱の色は否定のメタファー降り積もる雪が融けてもいえぬ傷あり


初めてのクレヨン箱の赤を解く〈生きてるだけでまるもうけ〉

 ....
ゆっくりと
朝餉にむかい
汁すすり
納豆かきまぜ
ニュース聴く

天麩羅の
残りを煮込み
飯にのせ
かきこみながら
ネクタイ締める

たまご溶き
焼き海苔ちぎり
時計みる
 ....
道端で大 .... 冬に聴く
チェロのソナタは
暖かく
珈琲すすり
窓を眺める

公園の
ベンチにすわり
病葉を
ひとひらふたひら
かぞえるまなこ

わが書斎
森林のように
わけいりて
記憶 ....
{引用=〈2013.11.12 北海道「青い池」に初雪〉}
十一月十二日でした二年前あなたに雪が告白したのは


過ぎてから纏めて破く日捲りの今日はあしたを焼べたいほどの


シクラメン ....
ポン柑の味の香りの優しさはいつか会いたい母に重なる 手作りのミネストローネと讃美歌でいつもの通り飾り気なしで


蹴り足の微妙な狂い 引き裂かれ頭上のベルに歪んだ視界


ありふれた電飾に沈む客船に無理して笑う音楽と月


赤 ....
いちょう葉が片羽みたいに見えるからキミの背中が少しかたむく

空白は空白のままここにいて時折くうの音きかせてくれる

木枯らしにフードかぶればおおわれて冬ごもりする巣穴みたいだ

永遠に失 ....
日曜にしたいことをしたいようにあたかもしたくないようにする


「としとればSNSのひらべったい宇宙にふれていんだね先生」


なんとなくきみの人生がバラ色でバス停からみたパステルカラー
 ....
かつおぶし
削るおしえ
朝めしの
祖母の記憶に
明日の味をしる

糠漬けを
手繰る指先
塩まぶし
茄子と胡瓜に
美味くなれよと

味噌汁に
玉子を入れた
母想う
風邪をひ ....
ある事も
無い事もさえ
責任を
被らす上司に
そっと唾吐く

新月の
浮かぶ夕べに
酔い酔いて
早く終わった
今日の夕暮れ

その坂を
昇りつきたる
我が家には
ビーフシ ....
ゆっくりとでも足早に夏は去る陽射しが弱くなるのがわかる

永遠に今が創り出されるように幸せが咲く心の畑

朝早く毎日同じ場所で逢う野良猫の視線人懐っこい

透明な水の流れが心洗う濁っていな ....
神さまが十三月もくれるなら羽毛のようなとお願いしたい  .... 夜ふけて
妻と語らう
ラーメン談義
最後のカード
ねぎラーメン

チャルメラが
漆黒の闇を
切り裂いて
走りゆく街
いまはまぼろし

餌のような
肉野菜には
たえられない
 ....
納豆に
なまたまごご飯
味噌汁ワカメ
アジの開きに
焼き海苔の香り

ベーコンエッグ
気怠い朝に
珈琲苦く
疲れるまで
今日も走りゆく

板わさに
酒を啜りて
こしかた想う ....
住所問い大阪城と言う子らの遺伝子に住む上沼恵美子 DNAゆれてほどけて父もまた好きなポテチの味はコンソメ そろそろと
ブリダイコンの
時がくる
出刃を研ぎ
銅鍋用意

雷と
ともにやって来る
ハタハタを
しょっつる鍋を
囲む年末
友を迎えて

冷凍庫
イノシシ肉が
鎮座して
 ....
木場うまれ
浅草うまれの
祖父母には
戦火に焼かれ
写真さえなく

十六代
飽きた東京
捨てもせず
山の緑に
憧れるいま

木を削る
鉋もいまは
本節を
削る手のひら
 ....
武蔵野の
枯れ葉を踏みしめ
鳴く鳥を
探し求めて
樹の枝仰ぐ

駅までの
路往く人々の
コートには
カラスのような
嘆きが漂う

巨木には
聖なるものが
宿るとは
いにし ....
ふゆ日暮れ雁(かりがね)の無き道独りゆくと知らずにあの日の茜音(あかね)
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
中華流レタス015/12/26 15:51
書斎の記憶015/12/26 15:08
バス[group]はるな115/12/25 10:41
子供たち夏川ゆう315/12/22 6:20
「金平糖」 2015.12.21[group]もっぷ315/12/21 23:58
いにしえの都レタス115/12/21 21:11
無題TAT015/12/21 2:39
雪と信仰初谷むい215/12/21 0:41
「RED」 2015.12.20[group]もっぷ315/12/20 8:43
レタス015/12/19 21:54
無題TAT015/12/19 20:46
歳の瀬レタス3*15/12/19 7:06
池のほとりに柊の頃 「平成景四首」 2015.12.18~2 ...[group]もっぷ4*15/12/18 19:44
大好きな *415/12/18 2:28
色のない街深水遊脚4*15/12/17 20:00
冬のあけくれそらの珊瑚1315/12/17 12:45
ときどきすこしクリスタルさわ田マヨネ415/12/16 21:20
記憶レタス315/12/15 19:33
白暮2*15/12/15 19:01
視線夏川ゆう415/12/15 16:27
お願い *もっぷ315/12/14 7:14
無題TAT015/12/12 7:28
中華そばレタス115/12/11 23:19
食欲015/12/11 21:24
住所問い大阪城と言う子らの遺伝子に住む上沼恵美子北大路京介215/12/11 13:00
DNAゆれてほどけて父もまた好きなポテチの味はコンソメ015/12/11 13:00
レタス015/12/10 21:18
ご先祖さまに115/12/10 21:01
年末に015/12/10 20:34
ふゆ日暮れ *もっぷ115/12/10 18:46

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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