死にそうだタオルを投げてくれ










ガツンガツンに渡り合って












もう良いだろう?
 ....
不格好に欠けた{ルビ湯呑=ゆのみ}が 
窓から光をそそがれて 
嬉しそうに 
{ルビ煌=きら}めく{ルビ水面=みなも}を、揺らしている 
役割を与えられた人達
演目は幸せな家族
食卓に並べられた偽りや馴れ合いといった不純物を
インスタント味噌汁で一気に飲み込む

母親は給料が少ないと文句を言いながら
昼食はエアロビ仲間と焼肉 ....
あっ 

と手が滑ってスローモーションで 
落下するホッチキスが 
すぽり、 
リュックの開いたポケットに、入った。 

その頃僕の大事な友の 
背後にブレーキを軋ませる
車が通り過 ....
みえるもの
触れるもの
ゆれるもの




遺された体温が、シーツの
皺にまぎれ
薄くひかっていた
指で掬って、軽く混ぜて
水の匂いのような
ものと遊びながら
何 ....
なんか違うんだよね

しっくりこないんだよ

居心地が悪いっていうか

今日一日ずっとだぜ

ずっと

最悪だ

ああ嫌だ

実を言うとさ

本来は

右寄りなんだ ....
グレープフルーツは嫌いだ
皮をむくのも 半分にして食べるのも
じょうずじゃないから
取り切れない実を見ていると
罪悪感で目が細くなる

なのに夜に飲んでいる
コップの中にジュースとして入 ....
向こう側
行ってはいけない場所

生き生きとした花
でも
それは全部嘘

穏やかな青空
でも
それは全部偽

にこやかな人々
でも
それは全部虚構

僕を誘うための
全 ....
まっさおにしろいくも
絵に描いた様な夏の朝だ
裏の戸を開けつつ
ひたすら上を見るのだけど だめだ
いつもの場所にいつもの死体
蟻に狩られて頭から胴体の途中まで
ミイラ化した子蛇が
巣穴に ....
 
 
土曜日はいつも
草のことを考える
誰もいないのに
ハサミで紙を切ってしまう
 
 
+
 
 
青空を両手ですくう
指の間からさささらと零れ落ちる
さっきから公民館の ....
蝉が泣く
蛙が鳴く
草木が揺れる

こんな夏の日の宇宙論に言わせてみれば
私だって宇宙なのだ


{引用=ボイジャーは太陽系外に旅立ち
やがてライカと出会うだろう

アダ ....
往くおくをかえて 眠り出づるは猫のぬみ
ははを離せば 肩を流せば
銀貨一枚で買った子供
を可愛がっている
五百円の価値しかない人間の愛情が
太陽を探したまま
サボテンになる
出窓の頬杖に刺さる景色に
血を垂れ流しながら
水をください
とコンクリートの ....
角砂糖ひとつ分のダリで歪んだ
そんな私の記憶の個室
父が一杯の水を差し出す
母が一輪の花を差す
それがかつての始まり
最後に望む光景

角砂糖ふたつ分のダリで歪んだ
そんな私の記憶の個 ....
巡る季節のメルクマールは
春なら山吹色繚乱
秋なら様々紅葉だろうが
夏には草が深過ぎる

朝顔 向日葵 鳳仙花
白粉花と 夕顔と
露草 ねじ花 百日紅
小学校の夏休み

街を離れて ....
髪をほどいてこちらへおいで

いいえわたしはこのままで

ここからあなたを見ています

そこからわたしは見えますか

体温がなければだめですか


この冷たい肌を知らずに
 ....
「今日も暑い」

言いながら僕は
汗まみれになりながら
近所を散歩してしまう


「今日も暑い」

言いながら君は
ベランダの洗濯物を
いくつか
床に落としてし ....
 眠らないバスにのった
 眠れないぼくは
 あの野性化した雲といっしょに
 あかるい夏の海辺をどこへむかっていたのだろう


 写真でみただけの
 マリアナ諸島の鮮やかなブル ....
               100722




90日間で世界一周!
80日と君は言う
休みを入れない旅先で
10日間が惜しいのか
元気いっぱい歩いてた
どこかに消えた十日 ....
反響している>拍手はおめでとうという意味だったが <壁と壁を行き来して >徐々に薄まりもう残っていない <うすくしろいバスタブ >詮をぬくと水がつつぬけていく <逆方向  >ずぼずぼと音をたてる <反 .... 地上に神話が生まれた頃
言葉は同じだったかもしれない
大陸が地球のいたずらで
いろんな形に変わっていくと
みんなの言葉も
いろんな表現に変わっていって
気がつくと百メートル先に立っ ....
悲しい時に 悲しい歌を 聴いちゃいけないよ
益々 哀しくなってしまうから

嬉しい曲でも いけないんだ
悲しみを 上手に
  飲み込めなくなって しまうだろうから。

★,。・::・°☆ ....
そっと胸をなで下ろしてみる
今まで気付かなかったこと 塞いでいたもの
射していた日が見えていてもちゃんと呼吸をしていた

誰かのためにいたい だから肩で息をしてまっすぐ見つめていたい
今日く ....
浜辺に砂が少しまきあがっている。男には、アイスクリーム売りや、赤いパラソルの貸し出し屋、肩もみ屋、サンオイル貸し、サーフィン教室の勧誘者が歩き回っている。中古屋は、その手の中に何も持っていなかった。男 .... 柔らかいものをずっと
柔らかいままで残すためには
何が必要かなんてわからない

綺麗なものはきっと
綺麗なままではいられないのだと
そう思った
ただ そう思った

どんなに閉じ込めて ....
 コインパーキングから出ようと精算したら、隣に止めていた車の
料金を払ってしまった。めげずに、もう一度コインを投入すると今度は
そのまた隣の―といった具合で、運転手たちはさまざまな母国語で、
あ ....
どうしたらいいのか わからなくなったときは 川の水を飲もう
全部飲んでしまえ

飲みきれない切なさ
常に飲んでいる
常にごっくん

喉は いったんもめんのように揺れている

川が喉に ....
 
 
 
【悲しみを乗り越えて】



 私たちには悲しい思い出がある。
 それでも今こうして生き続けている理由は
 あの日、
 あの時、
 あの場所で、
 死んでいった人た ....
何にもない手の
何ですらもない 路地で
ひとり 奏でる
つぶやきの中を 立ちつくす

緑色の 芝生の上に
楽器をなくした
誰かに 届くであろう
声を 私は持っている

何にもない手 ....
私の希望を思う言葉に知る
ひどくつぶやきに思わされながら 
思う 私は 思いを
寂しげな憂鬱に浸っている


何もしない
そして 何もしないままである
私は遊ぶことなどなくいつも 音楽 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
達しなよTAT010/7/23 0:33
欠けた湯呑 服部 剛310/7/23 0:05
食事1486 1...110/7/23 0:05
掬いについて服部 剛110/7/23 0:00
スライドアウトねことら510/7/22 23:20
違和感花形新次4*10/7/22 22:32
夜の苦味朧月410/7/22 22:19
向こう側うずら豆210/7/22 22:06
狩る 断末魔砂木2*10/7/22 21:35
明日たもつ610/7/22 21:23
夏の宇宙論セルフレーム210/7/22 20:36
十二支蝶010/7/22 20:01
錯覚光井 新110/7/22 19:46
記憶の個室瑠王9+*10/7/22 19:37
夏の七草海里210/7/22 19:28
わがまままひ3*10/7/22 19:14
夏のサンデイホロウ・シカ...010/7/22 18:58
うつつと夢の間を縫うバスに乗って石川敬大1910/7/22 17:21
十日間あおば3*10/7/22 13:22
バスタブタスバさわ田マヨネ210/7/22 11:48
バベルの塔寒雪010/7/22 9:23
*白い砂粒藤鈴呼3*10/7/22 9:06
聞こえる。十二支蝶110/7/22 4:07
あのライカのこと番田 210/7/22 2:28
無題三上あず010/7/22 2:03
精算プテラノドン310/7/22 1:50
川飲み八男(はちお...1+10/7/22 1:38
悲しみを乗り越えて綾瀬たかし110/7/22 1:32
緑の言葉番田 210/7/22 1:22
紙としての灰色に210/7/22 1:22

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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