産まれて間もない赤ん坊の姿

無邪気に走り回っている姿

カメラには目もくれずのんびりしている姿

成人式で着物を着て泣いている姿

ウェディングドレスを着て幸せそうな姿


ど ....
 
 
昨晩、言葉をひとつ忘れ
人との会話がおぼつかない
壊れてしまった
ジュークボックスのように
 
直射日光に溶けていく日傘や
くもの巣にかかった小さなプロペラ機
そんな類の話を ....
この過剰なしかし稀薄な世界たちの中で
見張り塔から
いったい誰が何を見ている?
何が見えていても無駄かもしれない
かたちの無い革命もどきが
気づくと僕らの意識を下から暗く蝕んでいる
そんな ....
またあの子
そうか 小学校が休みだから

女の子はもじもじしている
暑い昼に お母さんと道で弁当なんてという顔をしている
頬に浮かぶその汗を無理やり拭いている
わたしが来ても顔色一つ変えな ....
1.さめ

歯並び悪くて
口がきちんと結べません
だから、尖った歯を見て
みんな怖がるけれど
蒲鉾にされたりするものだから
これでも逃げ回っているのです


2.いるか

さあ ....
数か月を一緒に過ごした季節が、けさ帰ったようだ。
挨拶はできなかったが、夜中から荷造りをする音が聞こえていた。
せめて手紙でも置いて行けばいいものを。

寝転がったまま薄目を開けてみると、 ....
五歳が
小さな手で拍手すると
泡がわれる音で
リズムがはじけて
色とりどりの
風船のいぬが連なって走り出す

お子さまランチのイギリスの旗は
ご飯の上で頂上を知らせ
倒れる直前にその ....
あの子の話をしたい

あの子は、なんと言うか、傷つけやすくて傷つきやすい人間だ
柄のない刃物を握って切りかかる、ような
自分の手も血だらけになるのに、それでも切りにいかずにはいられない
痛み ....
パソコンの画面に向かって詩を書いている。

書いては消すとりとめのない時間。

マグカップに何度も手を伸ばし、口をつける。

今夜はいつにもましてまとまりそうにない。

言葉の選択に躊 ....
秋が深まる頃に
音もなく舞い落ちる銀杏の葉
通りを行く人々は
無意識のうちに踏みにじる
懸命に生きれば生きるほど
他人に利用されて
手元には喀血しか残らない
長い間
繰り返し繰 ....
 
 
ははににたろうばが
えきのまえにすわってる
ちいさなリュックひとつで
このひとにも
かつてしあわせなひびがあったのだ
としったのは
わたしがこえをかけたからだ
それだけでわた ....
吐かれた息は白く
空気に触れた刹那に
孤独になる 離れてく
言いかけて飲んだ言葉達は
未だに呼吸をしている
殺さなくちゃ 狂う前に

幾千年間、こうしてきた
溜め込まれ廃れない様に
 ....
新しい車はやってきたようだ。
きっとたぶん、雨の音に耳をすませていた。
いつだって、考えていたいのだ。僕はだから、風の音を耳にして、
あの信号機を、
私の目で、色んな風景として広がったのだ。
 ....
詩を書こうとしても
休日の食料はすでに貯蔵されていない
正しいのだろう でも 私も
あなたが ペンを握ろうとしていたって 
雨の中を歩いて帰ってきたのだ しかし
そして そう 私は信じた
 ....
 
 
しあわせと
ふしあわせが
こうえんのシーソーで
あそんでる

ふしあわせが
あまりにもおもいので
シーソーゲームが
なりたたない

そんな
くよくよしてないでさ
も ....
母さんにちゃんとした初給料で


ご飯誘ったら、笑ってやがる。





何食べるか考えといてって言ったら


へっへと笑ってやがるんだ。





つられて  ....


ストレートに言って俺だけだろう
なんて言われても困るな
おまえらアレを見て何も感じないほうがおかしいだろ
160センチの赤い小さなランドセル
見てみろよ
横断歩道をペタペタと横 ....
今朝

ドアを開けたら

外は鳩の海


寝ぼけまなこだったので

いちどドアを閉めて

もういちど開けたら

はいもとどおり

ほらねやっぱり

そんなこと ....
むかしむかし
アルプスの少女ハイジを観ていて憧れたのは
日向の匂いの藁布団や家の後ろの父性の巨木
何よりも、おじいさんが串で炉火にかざして
ハイジのパンに載せてやる、山吹色にとろけたチーズ
 ....
月を見ていた
月が見えていた
今もまだ見えている
月と、木星と、照り返し白い雲たちだけ
他にはなにもなかった
空には
光るものたちは
もともと夜とはそういうものだ
飛び回る ....
大江健三郎をトートバッグに潜ませて










世間知らずで愛する者も拠り所もない




が故に身軽な
 ....
チクタクと 刻む鼓動に 震えるのは 
一体 何?

深く 物事を 考えるのが 大好きだった 
あの頃

酔っ払いの 戯言だって
耳と目を 一緒に閉じても
心まで 締め出すことは なかっ ....
いつものうみへ ろくにんでいく
はまべはきっと にぎやかだろう
ほかのつれども へんじしだいで
とびいりさんか
ちぢにみえける りとうのおかも
ぬのじはあおの るりのかげろう
をりなすふう ....
ドキドキごころの靴音たてて

地下鉄の風に吹きあげられて

黒い帽子のかぜひきの魔女

修業でつけた魔法のちからは

五六ねんまえの魅力のまんまだった


やっぱり魔女はなんにも ....
弾ける瞬間
壊れる時
失われる形
目を閉じて
口をつぐんで

傘を通して
振動が

深い所から
気泡が浮かび上がり
空気の中へ

体に
融け
浸透する

沸き上がる
 ....
本当に無意識に心の爆弾が破裂した日、我が何処かへ行ってしまった。

暫くして初めて本気である特定の人間を怨んだ。

全てを失った日、その人間を殺しに行こうと思った。

でも結局は精神安定剤 ....
オルゴールは染みる
なんでなんかな
オルゴールは単純や
コロリコロリ鳴るん
オルゴールは気持ちいい
なんでなんかな
嫌いや言う人がない
コロリコロリ
きっと人の心と
同じ質なんだね
 ....
もうこの星にもあきたな
みたいなニュアンスのことをいったら
母が泣いた
家族っておもしろいね

うすっぺらい
あかるいオレンジの空から
褐色の脳がえんえんおちてくる
どこ ....
寝苦しくって
寝返りゴロゴロ
猫など連れてきてみたものの

寝付かれなくて
猫だけゴロゴロ
そのうち布団を逃げ出すし

ごろりと
猫の秘密基地
ほら部屋干しの傘の下

まるで丸 ....
日はまた羽撃く
光を失い 水は凍りにとけ
濡れる服がうたれ流れ

恋と石がたちあがる今度
紙に書きたてのいうを飲む

俺のことは黄色とよんでくれ
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
アルバムありす510/9/25 18:43
部品たもつ710/9/25 18:31
見張り塔から塔野夏子4*10/9/25 18:14
あの子乾 加津也6*10/9/25 16:24
水族館 Ⅰ沢村 俊輔3*10/9/25 16:13
頬杖小林 柳410/9/25 15:06
五歳の風船のいぬさだあいか ...710/9/25 10:50
刃物を握るあの子高島津諦110/9/25 10:44
timeless三田九郎010/9/25 10:20
恋歌寒雪110/9/25 7:39
かかわり小川 葉610/9/25 4:06
孤独殺し泡沫2*10/9/25 3:44
雨の向こう番田 110/9/25 3:33
生まれた命110/9/25 3:32
シーソーゲーム小川 葉010/9/25 3:18
親子と母さんにサワメ610/9/25 2:25
小さな赤いランドセルアラガイs0*10/9/25 2:09
鳩の海210/9/25 1:17
ユールレイッヒ〜♪salco4*10/9/25 1:14
神奈川にて小池房枝710/9/25 1:11
残暑見舞いが来たよTAT1+*10/9/25 0:45
チクタク藤鈴呼2*10/9/25 0:19
い・ろ・は・のすたるじぃ yumeky...210/9/25 0:12
かぜひき魔女の修業時代吉岡ペペロ610/9/25 0:03
イエスタデイOz110/9/24 23:25
自分の為にヒヤシンス1+*10/9/24 23:21
オルゴール朧月210/9/24 23:03
本当はいくつなんですか?モリマサ公710/9/24 21:02
猫のパヤオ海里210/9/24 20:19
真っ直ぐ十二支蝶110/9/24 16:15

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