どこから迷いこんできたのか
まさか探し物ではあるまいに
落ち着きもなく
庭木の葉っぱに
黒い蝶がそばえている
(それは
おらの半生を見るようだ)
ちよっと ....
しゃべりなやつにご用心
やつは料理の鉄人
うそ、という香辛料をたっぷり
真実にまぶして
フライパンで二三分
ほら、出来上がり
食べると
神経がうそに麻痺して
きみの真実 ....
くたびれたからだを
下ろす場所をさがしている
くたびれた男の
ナップサックの中からは
乾燥させた夢や
喉の渇く人生論なんか
出てこないよ
ナップの底を覗き込ん ....
ハイボールやらハイライトやら
煙や灰や血や感情や
散らばってハイハイハイ
この世界は構成されてんだ
それと欲と欲と良く
それを構成するのは傘の下。
なんかの下でこっそり咲いた向日葵はも ....
突然のコメントすいません。。。
あたかもバイクがひとつの人格であるかのような書き方ですね。
わかっていて書いてるのかもしれないですが、自分勝手で迷惑なのは車やバイクではなく
それを運転する人 ....
俺思うんだ
死神って奴は男だろうか
女だろうか
一度パンツ脱がせてみてやりたいな
まあるいきれいなお尻でも
真ん中にかわいいちょうちんぶらぶらさせてても興奮するんじゃないかって ....
切り裂かれた風は哭いた
撫でてくれるものも無く
抱き締めてくれるものも無く
切り裂かれた風は哭いた
僕は
聞いているしか無かった
秋の空に
突き刺さる
ほそい針金が
風に揺れている
揺れているのは
黄金色の穂
だけではない
帰り道なのだった
その角を曲がれば
たどり着くだろう
その家が
....
駐車場を探すのにも入れるのにも疲れながら車で買い物に出かけるのはわずか数百円の違いなわけだが
よくよく考えてみれば事故に巻き込まれたりまた接触事故を起したり赤信号で交差点に入って罰金を取ら ....
ボクの息の根の 耐えるシーン
目覚めるのは 朝になりそうだったから?
枝は長過ぎて いつでも刺激を求めてる
可能性の薄い 彼女の子宮に祈りを込めて
二人の可愛い天使(エンジェル)は
....
久しぶりにヤツをみた
心に爆弾を埋め込まれたアイツ
触れれば必ずわれちまう
その名もしゃぼん玉爆弾
着火装置は最新式の『横恋慕片思い型』
彼女に気 ....
ルパンしょうがねぇ奴だ
....
多摩南野に降る雨がしっとりと僕に優しい。
まるで霧雨の薔薇園にいるみたいだ。
白いヴェールを纏った貴婦人は冷たい微笑を浮かべて佇む。
モネの絵画。
濡れてギラギラと輝く路面はかつて光の ....
展望台から悲しみのヒースを
揺らし、揺らしながら
誰も悲しみを共有することの無い
世界の中へ沈殿していく私
私は私から逃れられないにもかかわらず
私は私を客観視することで理性をジャイロの ....
ぼんやりと
ゆびさきを見ていると
いつのまにつくられたのだろう
小さな工業地帯ができている
ほんとうは
いけないことなんだけれど
たくさんの需要があるため
煙突からは有害 ....
僕は気取った女が嫌いで
たとえばピアノをがっつりやっていた とか
陸上をやっていたとか
負けず嫌いなんです とか
いろいろ自己顕示をする
やつがだいきらいだということを
飲み屋の横の席に座 ....
あたし自慢じゃないけど
不幸そうな顔を
してしまうことの名人
影が濃くなる夜の
街灯はやなやつで
こっそり隠れていようと
するあたしを照らす
ホームにはふたつの人影
たぶん別れ ....
かさめて 椅子の底
持ち上がった 黒い眼頭
のけたドライ ・アイスにはがされる
影段 ひらり
緑木 暮れ
濁る 青海
少女人形はされるがまま
時には優しく抱きしめられ
時には激しく凌辱される
でも少女人形は
何も言わない
何も言えない
ただただ
ご主人様のなすがまま
栗の花の匂いのする ....
あたしたちは
薄茶色のぺらぺらの紙を
役所に出し
南へ向かった
そこは
あたしが
なん度も なん度も
夢に見ていた
風景だった
コバルトブルーの海
水平線と空が
重な ....
さもなければ帰ることが出来ない
と、言うところから
その夢ははじまっていた
いつか見た夢の続きかもしれない
よくわからないけれど
帰ることが出来ない理由もわからない
さもなけれ ....
風を抜け
夜を駆け抜けろ
かならず
一緒になるらしいから
あしたの天気は
誰も分からないから
根拠のない約束する
女ごころだから
風を抜け
....
たくさんの虫が
星の音色で鳴いている
ぼくは目を閉じている
このリズムで眠りにつこうか
ダイブ
夢で会えたらよろしくな
(待ってるね)
(また愛してな)
....
あるところを
超えると
火など熱くない
女も男も
そう心得るがよい
ある場所には
ふさわしく
こちらには
ふさわしくない
時と所を心得よ
儀式
コーヒーを流し込む
渋谷の街を全部呑み込む
港湾色のコーヒーがギザギザの胃壁を伝い落ち
私は今日をぶっ殺す
台本
渋谷は巨大な映画館だ
白昼からセックスの匂いがプン ....
日差しに焼けた肌が
深夜の電光に溶けている
胡瓜は
フルーツだろうか
という議論を
今し方
あの白い壁の向こうに聞いた
そうだ
もう
夕焼けのときめきが
透明な鴇色のレイヤーに ....
ぶぅーんと飛んでは
やれ忙しい
やれ忙しい
ごちそうにとまって
人間の様子を窺う
やれ忙しい
隣の部屋には
もっと美味しいものがありますぜ
ぶうんと飛んできたお仲間に
耳打ちされ ....
小さな自慢をちりばめながら
豪華な詩集は踊りだします
華麗な絵はどこか冷気をだしています
人の心は
とはじまり
ありたい
と結ばれて
脳はぐるりと
一回転する
頭の中にお ....
僕は今両手を差し出して
広い大きな空を掴もうとしている
それがとても滑稽に見えても
そうしなければ
自分が消えてしまいそうな気がして
僕は今両腕を空に向かって突き上げ
広い大きな空に飛 ....
指で作ったDNAの数列は肩までの髪の毛によく似ていた
鮮烈な色を持った花が語りかけた唄はナイフのようで
ただ渇いていく毛むくじゃらの丸い、丸い、空砲に
包まれたあの子は新しい ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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