どんなにお金が有ろうとも
どんなに貯金が有ろうとも
お金何てシュレッダーにかけて見るも無惨な姿になったならば
それはただの
紙屑だ。
そんな紙切れ一枚の為に人はどれだけ働 ....
理髪店に備え付けられた
平方根の中で眠る犬
その耳に形のようなものがある
店主はただ黙々と
軟水で精製されたハサミを用いて
僕の髪を切り分けていく
その間、僕は不慣れな手つき ....
寒くなる前に大掃除を済ませましょう
さぁ、{ルビ掃晴娘=サオチンニャン}空を掃いて
スターダストトレイルはそのままそのまま
こまやかなそれらは流れ星のタネ
飛行機雲もそのままそのまま
....
ドラえもんノーサンキュー
どこでもドアはいらない
いつでも一組みポケットに
折りたたみの窓を持っているから
ほら見てご覧
ここは風衝草原
ほらあの夕陽に光る水面
あれは街跡湖
....
ぼくがいなかった夜と
ぼくがいなくなる夜の間に
とてもきれいな夜がある
素敵に暗くて、静かな夜がある
ポチャン、と魚が一匹跳ねて
それきりのような
夜がある
今千年の眠りから
獣達が蘇る。
古から伝わる太鼓の音
焚き木の光
僕達にも生きる権利があるんだ
よそ者に乗っ取られたくない。
アボリジニはそう呟いた
羊なんかに土地は譲れない!
....
外の芝生で
ダンボール片手に
滑って転んで
でんぐり返し
楽しいぞ!
嬉しいぞ!
カッコいいぞ!
頭いいぞ!
タメが必要だ。
あせらずに
じっくり
ゆっくり
可愛くタンツェン
小さなお嬢さんも
小柄なお婆さんも
愉快にタンツェン
早く、そして
ゆっくりと回る。
そして軽快に
決める。
額が汗でシットリ
イケメンにうっとり
勝負で ....
気分良く目覚めると
家は見慣れない感じで
人声が隙間を隔てた向こう側に聞こえ
その隙間を抜けて
ある女の子が近づいて立ち止まり
私に手を差しのべた――
そこでさっきの
夢を思いだし ....
そんなにも歩き疲れたのならばお前は夕暮れの街角に屹立して空を見上げ落涙してないで一刻も早くタクシーを拾い道中寝て帰れ
田舎の町でイベントを打った
告知を全然やらなかった
お客はひとりも来なかった
鰻料理屋の座敷を借りて
夕方六時から丸々三時間
十七人前の鰻料理を前にして
私はひとりで呆然と来客を待ち
そ ....
どこで見られていたんだろうか(笑)
自分のこと言われてるみたいでした(爆)
なるほど私のことですねよくわかります(核爆)
フフフフ......ボクのことよくご存知ですね(暗黒微笑)
どこで見ら ....
どこからともなく
やってくる 小
鳥 たち
微睡む 夢 遥か
う
つ
つ
月桂樹の午後
翻したマントを縫う
からこるむ ....
けばけばしい色いろを携えて
雨が降ってきた
潤んだ瞳に入り込んで
世界は泡になる
足元に忍び寄る水面に
闇を感じるのはなぜ
濡れた靴先にさえ
嫌悪するのはなぜ
車が通って水しぶ ....
夜の路地裏に
立っている君
薄明かりの下
メンソールをくゆらせ
男どもに
色目を使う
今日も30ドル払って
彼女とホテル
一時間の逢瀬
肉欲は満たせた
だが
精神 ....
親分が死んだ
翌日は
空がどんよりしずみこんでいて
さかんに落ちる公園の黄葉たちをみていた
車内の
十月
か。
なやまされていた
か。
....
汗ばんだシャツを背負い
夕暮れを歩く
橙色の入道雲が
薄闇に沈みかけた蒼い空に黄昏ている
少しむっとしたアスファルト
鬱血した時が、俄かに開放されようとしていた
沈静が流れはじめる
....
じぶんをたもつために
だれかをひつようとする
そしてこわす
なにもかも
そのくるしさにたえかねながら
それでもすがりつかないと
じぶんでいられないあなたが
ときどきひどくかなしい ....
明日食えなくなれば
君、きみは白く
きちがいになればいい
記憶の在処を忘れた痴呆老人のように
惚けた役者を演じてやればいい
そうすればきっと誰かの目に止まり
こちらから
施しの言 ....
掌に海がある
水平線のむこうから
海賊船がやってくる
わたしから大切な記憶を盗み
それで得た金で
毎晩酒を飲み騒いでるのだ
わたしは海に飛びこみたいけれど
この体から出ること ....
秋の高い空
少女が
羊占いをしている
すき、きらい
すき、きらい
一頭ずつ
羊をころしていく
日がくれるまで
やがて空は血に染まり
はじめから
すきなものもきら ....
絶望的だと、貴方はよく口にする
でも、それはあなたが持って来た結果でしょ?
それに巻き込まれてる私の方が『絶望的』
暗闇は嫌いだと、あんたはよく口にする
でも、寝るときは真 ....
私は死体だ
今日も明日の世界を 私の
私は私の地獄の奥底で歩かさせられた
未来に私の心は 歩かさせられた
屍だ 私は私の未来を
その言葉を 生きて行く 私は私の
ああ 私 ....
この間、読んだ本で、僕は君と、前世かなんかで、一緒に居たんだと。
書いてあった。
そんなこと、言われても、実感沸かないけど、何となく。
解った。
あぁ、だから、僕らは、祝福され ....
明滅する夜空に太陽のような火が昇った
もはや目が見えないと慌てて走リ去る群集
蛍光の月に半透明の幕が降りた
足が長すぎて折れてしまった虫の
羽がむしられていく
明滅する夜空に舞うため ....
身がはぜて
遠き目を射る
担いだ欲望に
果てないムラを押し付け
片端から
倒錯を誘う
状況的反射
感覚的抑制
プラチナマイルド
ΩHEAVEN
後ろから
脳を一撃された
と同時に
ウィルスも
身に入る
悪寒がはしり
発熱する
リンパはパンパンに腫れ
首から上ばかりが
熱い
ぐらぐらとしためまい
脳の中は
....
わたしへん
ものに執着しても
ちっともものと思っていないんです
はだかにしてとうめいにして
ギリギリの「アル」になるまで
投げて、こわして、きずつけて、ためします
それにくらべて
こ ....
ひび割れたガラスの靴はワルツに軋む音を舞う
滲んだ痛みと引き換えに
たった一度 言葉を交わした
白い手を差し出されれば
気を失うほどの痛みが走る
それでも一度だけ
美しい旋律と共に
....
1 光りは遠くにあって手にはとれないもの
互いの体温通りに
祈りは空まで伸びて発光体となる
2 夢は狂おしいぐらいに膨らんでゆくもの
明日も昨日もあやしくなるほど
....
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