足跡が
砂の上に
スッと
風に吹かれて
直ぐに
耳に風を吹き掛けられて
くすぐったくて
やめてって
まとまった話がしたいのに
君の目を見ると
囁く声を
言葉にならない声を ....
彼の生きた過去
僕が生きる現在
危ういリレーは
まだ続いている
僕が生きる現在
君の生きる未来
危ういリレーは
また続いてゆく
消えても 消えても
生まれて 生まれて
....
そのバルコニーにあなたが現れ
優しい瞳を投げかける
夕映えよりも美しく
遠い神よりも崇高だ
頭のしびれが限界に達する時
私の魂に忍び込み
そっと静かにさすってくれる
あなたは太陽のようだ
恐れるものは何も無く
全てをその光で照らす
失意の底にいる私を救い
希望の光で包んでくれる
坂のある町
ノスタルジー
暗い戸口であなたは待つ
幼い私の影法師
ランプのともしび心に刻まれ
手の温もりは記憶に刻まれ
欲しいもの
手に入れられず
泣きじゃくる
子供のような
私の回路
この想い
ないものねだりと
わかっててもなお
きみ想う
初夏の雨降り
相合い傘
公園の子供に
草笛 ....
今年は、やたらと、
三連休が多い。
罪なことよ。
だってその長いむなしさに耐えきれず、
つい、
また、
女を買ってしまうから。
「女を買う」というけれど、
むかしのような粋はそ ....
きみがいのる
はんせいのために
すくわれのために
ちからをさずかるために
だれかのしあわせのために
きづかれなくてもいい
そんざいを
なんどもコピーして
....
覚えていますか
あのぬいぐるみのこと
楽しく遊んだときも
喧嘩をして帰ったときも
眠くてぐずったときも
いつも一緒にいたぬいぐるみ
ふわふわしてた
笑ってくれた
話してくれた
....
昔昔 友達と
純白の山を削り出した秘密基地
今も彼処に在って
冬が来る度 思い出す
濁りの無い情熱が まだ
今も彼処に在って
雪が降る度 思い出す
シロツメクサの絨毯の上で
君と僕の笑顔を飛ばそう
まるでモンシロチョウみたいに
ほら空高く昇って行くよ
消えないように
絶やさぬように
笑顔を飛ばし続けよう
穏やかな6月の午 ....
いもうとが泊まりにきていた
二十年まえあたしが守ろうとした女の子だ
ガレージのすみでしくしく泣いていた女の子だ
ホコリっぽくて湿っぽいガレージ
そこは薄暗いだけでやみではなかっ ....
頭の上
白い雲が溶けて混じる水色の空
三歩離れて仰ぎ見るきみは
真上で遠慮がちな小さい太陽が
空を赤く滲ませていると言う
言葉に釣られた瞳が捕まえるのは
少しだけ青色絵の具を足した ....
昨夜ゆめで
理想の乳房のおんなを抱いた
てのひらから
少し余る大きさの
まるみを撫でたあと
乳首を摘んだ
すると地震である
おんなは声をあげた
震源地では
いくつかの ....
私は夜の中で
自然の残らない音楽にさせられた
言葉も無くさせられた無であろう
浜辺の 存在ですらもなくなった
絵画が吹かれているだけだ
群青色の路上の浜辺であろう そこに ....
岩場の上から禿鷹が笑ってぃやがる
(それみろ‥空ばかり見るから皆からはぐれちまったろう)
と
情けない
このぼろぼろな今の俺を見てくれよ
ただ野うさぎを追いかけてりゃよかった ....
顎のところで
きっちりと
切りそろえた
ショート・ボブは
髪ゴムで結わける
までに
伸びていた
そろそろ
美容室へ行く
サイクルだ
なのに
何故か
髪を切るのが ....
誰を世界はさがしているのだろ
みえないとわかっていても吸われた肺で息をする
あと何時間か建って影を落とす陽より先に
そらに被われ白くつぶれる
闇に浸されて
心地よい暗さ
眼はまだかろうじて
くすんだ視界をとらえられるのに
あえて眼をふさぐ
明晰すぎるものを
見なくてよいように
見えるものだけに
とらえられないように
....
一つ 良いことがあって
そのまま更けると思っていた
夜更けに
一つ 哀しみが
ポタリ 落ちる
夜は 全てを
見詰めて居る
近くで
遠くで
距離は 此れ程までに
....
かわいげのない子供でした
大人のずるさを知ったのが3つの頃で
愛想笑いを覚えたのが5つの頃でした
かわいげのない子供でした
こっちへ行けば ばあさんにそっくりだと拒絶され
あっちへ行 ....
床一面にれもんを敷き詰めて
その上に氷砂糖を一個ずつ並べた
夜を越えて朝が来て
カーテンを開けて
日の光でキラキラと輝く
朝露の夢
きれいね
透明なしずく
おは ....
私の心を、
揺さぶる、
君からの、
愛してる、
は迷惑な、
メールだ、
なんてね。
膝を抱いて眠る
呼吸するたびにこぽこぽと音をたてる
とろりと変化した水に抱かれて
ゆっくりとまわると
視界がくるくるかわり
色んなものが
体のすきまに入りこむから
くすぐった ....
求めてはいけない
何も求めてはいけないんだ
蔦に絡まれた僕の心
息を潜めて隠れているぞ
だからその心は誰も見ることが出来ないのだ
泉の周りで一晩中踊ろう
round and r ....
うたいたいような夜だ
あいはよくわからないので
林檎を持ってきて下さいと言う
小箱の中は蒸しているのに
嫌に胸の辺りが冷える
こいとかかげてみたいので
赤い林檎にし ....
微かな
君のあえぎが心地よく
ぼくは天国に昇ってゆくのです
あまやかな舌がぼくの薄い肌を這う
極上なベルベットのように
なめらかに
密かに
静かに沈んでゆく
紅い花が咲いた
....
その門を開けたなら
君はどちらを選ぶのか
覚悟はできているか
覚悟はよいか!
誰もがくぐらなければいけない門がある
真っ白い光の門
恐ろしくも優しい
光の門
君の胸の中にど ....
きみの手首
まっしろ
幾重にも
塞ぐ
鬱ぐ
つめたい
さみしさ
目を握り
手をつむる
足をかしげ
首をまえに進ます
でたらめな直進性が
ぼくを日常に導いてくれている
ぼくはカノジョにダイブする
家電屋からでんわ
....
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