おお、そうか、薔薇か、薔薇を育ててみたいのか、

彼らはそう言ってとても喜んだ

それなら、この本を読みなさい、とくにここは口に出して何度も読みなさい、

彼らはそう言って励ましてくれた
 ....
行方満ちる目
未明ひとつ触れ
踊りかなしく


ひと呑みひと呑みが
耳につもり
うなじを下り


冬の馬が削る
原 崖 丘
かけらを ふりほどいて

 ....
ひがな一日
猫のように

ぼうっとして
まどろんでいる
あたし

たまぁに
さくさくと
動く

ふっと
感じる

脳のどこかで
きらっとひかる
何か

すると

 ....
 
 
今日買ったばかりの枕が
突然海になる
髪が濡れて痛む
航行中の大型の帆船が
三半規管を横断する
 
交番の裏側をパトロールしている
詐欺師だった父は
水を泳ぐことができな ....
忙しい作家みたいに
見えない締め切りに追われてさ
渋谷の人ごみ追い越して
ひとりぼっちのおいかけっこ
横断歩道を
渡る
手を挙げた老人の
律儀な背中にしょった
いくつもの
ストーリー ....
いつもそっと寄り添っていた君
無口だったけど
精一杯の優しさだったんだね

君が去って思ったよ
僕は酸素の足りない金魚鉢の金魚さ

見苦しくアップアップしているよ
独りじゃ生きてゆけな ....
不満だ不満だと
愚痴をもらすあなたと
同じくらい
周りの人が
不満を抱えてる
そう考えたことはありませんか
抱えている不満は
あなたのものではない
かもしれない
泥が流れる
下流へと流れる
底へ溜まり 澱み始める
蒸留され さらに濃く深くなる

気づいたときには 頭まで埋まっていた
見上げると そこには澱みのない
 美しい水が溜まっていた

 ....
 
 
わたしがみてるせかいは
サンプルだ

たくさんのサンプルをみて
えらぶのだ

ひとつだけの
わたしのサンプルを

だれかのためによういされた
サンプルをすてて
 
 ....
終わりの果てだと 葉っぱのふち
緑の雲を浮かべた陽気
体を掠めて靴の先で紐をとく

小さな精密が一生懸命
育てた木は また残る

根元に散らばる慈しみと親愛が
腐りはて かさかさに乾い ....
陽が射してきた
ジメジメした心の片隅に

気色悪いカマドウマを
光の矢で刺し殺せ

奴は生きる気持ちを
食い荒らすから

陽の光
君の言葉
手の温もり

暗く湿った心の片隅
 ....
 
 
アルバムをひらくと
わたしがいる

みんな
わたしだとおもって

いまもどこかで
わたしだっただれかが

わたしをおもいだして
わたしをみている
 
 
奥深くで疼く痛みを別の痛みで誤摩化す

何の解決にもならないけれど今のわたしにはこれしか方法がない

ピアッシング

周りは医者でやれだのピアッサーを使えだのと五月蝿いが

わたしは針 ....
道路の
ボタンを外して
話す角度で
回転させながら 引っ張れば
すでに白い車ごと海の上を進む
いや 河口が見えないけど川なのかも・・・
疲れた液体
過去の大小の球を 浮かべたような
蛇 ....
誰だってカラフルな菓子を食べていれば 人は幸せに思える
人に私は失業者の白い目で見られながら
日本という国の寂しさを実感する 
今日私が手にしたのは何色の菓子なのだろうと見ている
瀬名 ....
渇いていたい

最後まで

渇いていたい
劣ってるって
めんどくせーな
笑って なぶって
いじめてやって
殺さなきゃなんねー

もしもばれたら
怒られるぜ

優れてるって
鬱陶しーよ
殴って しゃぶらせて
追い詰め ....
死んだほうがましだ
と人に言われて
割れて変わっていく
問われることには慣れた
離れた場所の小姓たち
森羅万象
不穏な感情を鍛造する
因果を進化させる

winはとうの昔
構造の方 ....
僕がいままで忘れ去った人々と
僕がいま思い出せる人々
その数を数え終わった夜
祖父が遺した辞書を 僕は開いた

僕はひいた
《忍耐》という言葉を
僕はひいた
《永遠》という言葉を
僕 ....
夜のベランダの、家族に

ここ何ヶ月か
かに座は、人の気持ちを感じられる場所にいくと
安心する
かかわりの中でしかない、対話が
呼吸が
そういう状況に要求され、ドラマは
過酷で
ポジ ....
もうすぐ いくよ
だから もう 待たなくていい
夜 鳩は飛び立つんだ

だから もう 飛ばなくていい
もうすぐ


朝がくるから じゃなくて
朝がこないから

数えてみて
幾つ ....
夜は水
流れて堕ちて底を這いずり回る
やがて 蒸発して 上流に戻り 朝となる

眠りと目覚めの境目に
流れ止まり 流れゆく
明日は夕べに 流れつく

山の様なビルの境目に
一瞬の永遠 ....
僕が昨日から大事に
大事に蹴ってきた石を
今日は空へかえそうと思う
僕の足にいいきかせる

もう石とはさよなら
石は星になるよ

僕の涙が含まれた
昨日はいらない
 ....
きみの住む町を見つめている

夜も朝も昼も夕も

季節も

きみの住む町につながっている

天気いがいつながっている

こころも

記憶も

あらゆる

感情も

 ....
青空が恐い



とても綺麗で

大きな青空が




見てると


胸の中で


何か割れそうな気がして


怖い









 ....
黄土色に青ざめた手が
黄昏の先の深淵を予感する
黒き幻想の訪れに
我が胸は戦き震える

白き衣のヒポクラテスも
ナイチンゲールの囀りも
何の慰めになろうか
空疎な言葉は
ただベッドの ....
村八分の八分のうち
ひとつは婚礼で
もうひとつは用水路の利用だが
あと6つは
ときあかしがたいと
される が

ぶさいくで
おしのつよい
おんなが
いろいろしゃべって
ばをしきる ....
才能のない手合に限って方法論をぶつ
その持論は概して誰の役にも立たない
自分の役にすら立っていないものを


頭の悪い女はウザい
確かに、見方によってはご愛嬌でもあるのだろう
頭の悪い男 ....
ただ 波の音が
聴きたくて
退(アセ)た記憶の
駅を降りた
秋の海辺の
遠くに見える人影
波音と潮風に
案山子のように
吹かれている
わたしの
束の間の領土
息継ぎなんてうまくなりたくなかった。
そうしたらあなたとキスした時に
息ができなくて腕の中で死ねたのに。
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
花の教え吉岡ペペロ110/11/3 12:13
午視木立 悟710/11/3 10:09
もうひとりのあたし森の猫4*10/11/3 9:48
レシートたもつ310/11/3 8:38
おぎくぼアズアミ6*10/11/3 8:07
腐水うずら豆2*10/11/3 7:35
不満寒雪110/11/3 7:13
泥が流れる紀田柴昌1*10/11/3 6:04
サンプル小川 葉210/11/3 5:43
木漏れ日砂木16*10/11/3 5:27
光あれうずら豆3*10/11/3 4:52
アルバム小川 葉210/11/3 3:53
ニードルミスフライハ...3*10/11/3 3:44
眼のない魚いてゆう210/11/3 2:52
砂浜にて番田 210/11/3 2:45
どちらかといえばBOOKEN...2*10/11/3 2:01
たのしいことに気がついた竜門勇気010/11/3 1:32
テストルーデルートステ010/11/3 1:17
言葉の葉脈田口 南110/11/3 1:12
避難5カエル110/11/3 0:49
旅立ちの朝佐藤伊織110/11/3 0:48
夜は水紀田柴昌2*10/11/3 0:17
星になる石朧月210/11/2 23:44
ライフ吉岡ペペロ110/11/2 23:25
最近 気が付いた事5*10/11/2 21:57
麻薬一 二210/11/2 21:45
クリルタイ 村八分a110/11/2 21:06
文化の日に剥け皮向くsalco4*10/11/2 21:04
秋の海フクスケ310/11/2 21:04
息継ぎくしゃみ210/11/2 20:51

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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