101117



ありふれた素性の男が
ありふれた素性の女を捜すが
ありふれた顔をして
どこにもない石を捜す女の顔は
ふり向くことを忘れ
ありふれた男 ....
電話で話す、三時間
ぐるぐる考え
その人も、自分ひとりで考えてる
ふっと
思い立ったときにつながる
そのときとは、気持ちが変わってたり
帰ってきたり、いま
暇な人
仕事してない人
忙 ....
家でも見て、
別の世界に行った。

古びた空間は、
少し残って、
昔、
足を運んだときの、
好きだった場所が、
行きたいときに行くというよりも、
行けるときがあったから、
どういう ....
かわにそうみち
さんぽみち
もんしろちょうが
とんでいる
しだが
はをきしらせる
たけはすっくと
たっている
やぶのなかは
しんとくらやみ
いくみちのさき
ひとしれず
せっ ....
指をさしこまれるための孔に注意深く右手の人差し指を挿入する
これから訪れる恍惚の時間を想像しながら
そこにひっかけた指を少し曲げるようにしてその襞…灼熱の欲望を守っている…をこじ開けるように動かす ....
乗り継ぎの最終電車を待っている

訳もないのに懐かしくなっている


知らない町の明かりたちが

気配をころして僕を見張っている


建物に切られた夜を見つめている

ホームの ....
「人を見れば泥棒と思え」
「君子危うきに近寄らず」
「だまされるほうが悪い」
「いい年をして」
「自己責任」

堀を穿ち水を引き砦を築き
ライフルに猜疑心の弾丸を込めて
堅く堅く身を守 ....
誰かが芥川を評して『まるで人生をピンセットの先でもてあそんでいるやうだ』と言っていたが当たり前だろう人生みたいに薄汚ぇもんピンセット以外の何でつまめって .... 梅雨の合間の蒸し暑い日に
祖母(はは)を見送った父は
背負い続けた重たい荷物を
漸く下ろす事を許されたようだ
まなざしが温和になり
急にやつれて見えた
初老の男であった

親 ....
 
 
かんらんせきに
いしがおかれている

きっとだれかが
せきをとるためおいたのだ

けれどだれもこない
まつりのじかんになっても

ふしぎそうに
いしがてんめつしてる
 ....
愚かでいたい
弱虫でいたい
次に進むために

愛していたい
繋がっていたい
前に転ぶために

素直でいたい
意地悪でいたい
また会う君のために
闇を切り裂いて
轟音と共に
見事な華を
咲かせる…

まるで闇なんて
無かったかの様に
優しい光が
辺り一面を
照らす…

まるで
僕の心まで
明るく照らされて
いるよう… ....
僕が馬鹿なのは生まれつきですといいながら
なにか煮込んで食べているが
鍋の上層に猫の頭骨が浮かんでいて
いやがられる

ネイション的にいって
しょくぶんかとか
大事
紐帯だから
バッ ....
「好き」という言葉が好きだ

その好きな言葉を
好きな君に云う

他にも云いたいことあるけど
君に好きという

君も「好き」と云ってくれた

好きな人に好きと云って貰えるのが
好 ....
しずかにしずかに
とじてゆくよ
しかいのはじっこに
きみがとけてゆく
ぼくはまくになって
にどともどらない
すてきなうたを
すてきなひびを
それでもせかいが
うつくしいなら
ぼくに ....
{引用=
(あれもこれもそれもほしい)のは(なにもほしくない)と同義語だって(パパにもママにもムスメにもなりたい)と言ったら、誰もが口を揃えてムリだと笑ったの。

ちいさなわたし
ぬいぐるみに ....
二俣川の運転免許試験場に行ったら、人間達が列になり、渋滞していた。列に割り込む若者に「あなたは何処に並んでいるの!」と青い制服のひとが叱り、視力検査の小部屋では、レンズを覗く初老のおじさんが健気にも「 .... どこかが漏れているらしい
だらしなく垂れ流しているらしい

絶縁したはずの友人に
性懲りもなくメールしてしまう
甘さが原因なのか

胸の奥が少し揺らいだだけで
塩辛い水を滲ませてし ....
瘡蓋の縁取りを爪で引っかいているうちに滲み始める薄い血の色みたいな目覚めだ、軋んだ脳髄は明け方の有り得ない夢の感触をリピート設定で再生して水晶体には霧のような濁りがかかる、ああ、ああ、 .... 平日とは違う
雰囲気が
休日には流れている
スローな時間に
見える幻想
下弦の月を軽やかに弾き
地球にメロディーを届けよう

月の響きは軽やかに
ぱんぽろりん
ぱんぽろりん

全ての人に平等に
全ての動物に平等に
全ての草木に平等に

病んだ雨の代わ ....
居間に
恭しく飾られている
モノトーンの写真
声も仕草も知らない
かろうじて
自分と父親を繋ぎとめていた
血脈以上の何か


十代の頃
鏡に映る自分が
架空の登場人物めい ....
あの日流した涙ならば忘れた
通り過ぎる景色は遠い記憶へ

あの日こぼれた笑顔だけを求めて
景色が近づくのは新しい思い出
綴る幸せが向かってきているようで

どこまでも続いてく
レールを ....
インクを買いに行ったまま
わたしは帰りませんでしたが
あなたはあやまらなくていいのです
わたしもあやまりません

外を歩くともなく歩いても
柿の葉のみどりがからだに痛いだけです

職業欄に書くことがな ....
若松城を後にし
飯森山を迂回して
白虎隊古戦場跡を右手に
猪苗代湖畔に至る

湖畔北側の翁島手前の高台に
天鏡閣が現れる。
李白の句「明湖落天鏡」から
天鏡閣

天鏡閣脇 雑木 ....
一枚の絵

絵の中に数羽の鶏
楽しそうに
餌をついばむ

家の中に主人がいるに違いない
食事時なのか楽しげな
ハーモニカもきこえてこない

家の向こうには
畑が広がっている
 ....
宇宙から地球を見つめている

昼と夜とにわかれている

その境目からは

夜明けのおとが聞こえてくるのだった


僕が地球に暮らした頃の

それは記憶のおとなのかも知れない

 ....
宇宙じゅうの安心が

ぜんぶこいつに降りそそげば

僕はいいと思っていた?

それはほんとうだろうか


どう冷静に考えたって

こいつのメルヘンをまもれるのは

僕ひとりき ....
わたしをみないで
うつさないで
おもわないで
わたしをみないで
みないまま
愛して
風邪と初冬の寒さは
欝をつれてきた

朝 起きるのはやっと
かろうじて
娘のお弁当を作る

冷食でチン

もう 1週間
こもっている

貴方の匂いのする
枕を抱きしめて
夕 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
かんらん石あおば0*10/11/18 1:22
避難15カエル1+10/11/18 0:56
避難14110/11/18 0:54
みちシホ.N110/11/18 0:35
たとえ明日終末が来ようともskc110/11/18 0:26
郷愁吉岡ペペロ610/11/18 0:09
学びyumeky...2*10/11/17 23:28
赤ずきんちゃん切り裂きジャックに気をつけてTAT3*10/11/17 23:09
親と子yumeky...3*10/11/17 23:07
かんらん石小川 葉3*10/11/17 23:02
僕のためにきみのてを1*10/11/17 23:01
もうちょっとだけ…顎長三日月010/11/17 22:55
ネイション的には食文化が大事 紐帯だからa110/11/17 21:53
一 二210/11/17 21:27
灰色010/11/17 20:30
ままごと高梁サトル7*10/11/17 20:02
免許の更新 服部 剛410/11/17 18:56
漏電nonya6*10/11/17 18:24
クズ鉄拾いホロウ・シカ...1*10/11/17 16:36
幻想夏川ゆう110/11/17 16:17
下弦の月うずら豆3*10/11/17 15:59
寒雪410/11/17 13:30
列車に乗って邦秋0*10/11/17 12:35
待つ目阿ト理恵5*10/11/17 12:29
猪苗代湖畔……とある蛙9*10/11/17 10:13
一枚の絵生田 稔2*10/11/17 9:06
夜明けのおと吉岡ペペロ410/11/17 6:59
安心と幸福010/11/17 6:28
みないではるな310/11/17 5:55
森の猫6+*10/11/17 3:29

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