あのよからやってきた
こどもがひとり

このよのしくみを
しりはじめている

あのよへいった
かつてのこどもも

しりはじめている
おなじそらのしたで
 
 
蠢くunknwon 18になったら
黒いロングコートを買うと決めていた
ファスナーを勢いよく
心臓まで引き上げて
これでまた
心にひとつ鍵をかけた

冬になるとみんな
前かがみで、早足で
なんだか街はい ....
かげもひもちからになって
ちからもむもながれていけたら
そのままおまえのためにえがおになれたら
通り沿いにガラス張り
湯島のちいさな洒落たカフェ ペグ
オーナーの娘だろうか店員女性にときめくわたしは
「おはようございます。玄関マットの交換です!」
の発声加減については役者なみだ

マ ....
湿った薄い乳白色をぶちまけた
希薄な空を透かして
柔らかで頼りない日差しが
射し込んできている

激しく荒れていた海は凪いで
波濤は遙か沖合に退いていった

濡れた砂浜に腰を下ろして
 ....
この地球には何億人といて
1年は365日って決まっていて
毎日が数億人の特別な日だなんて
みんなを祝っていられないし
次第に誕生日も祝われなくなっていく

今日が君のSpecial Day ....
試されている

嫉妬や妄想を試されている

それがたとえ現実であろうと

すべては宇宙のものまねなんだ

実体ではないのだ


これが頭だけの理解でないのか

試されている
 ....
新しい名前を探す
けつえきいろのてのひらは
ひらひらと音を立てて
コンクリートの上をのた打ち回る

{引用=(あの子が死んでわたし、
新しい名前がつくの)}

あの子の
体の
一部 ....
鴉のひとなきで
晩秋の弱音をはく西空
   ほんのり浮きでた梢には
       わくらばがすがりつき
   ぼんやり沈んだ北風は
       ひとの声をさがす
なのに 
   行き交 ....
見わたす夕空は
{ルビ菫青石=アイオライト} {ルビ藍晶石=カイアナイト} {ルビ天青石=セレスタイト}のモザイクです
君の微笑みに
さびしい火がともります
ああそのせいか
君の黒い外套 黒 ....
波。
人の波。
空は青空。冷たい風が髪の毛をふわふわと撫でる。
なのに目の前の海は台風に襲われているかのように荒れている。
泳いでる人。笑ってる。
無表情を装っている。一匹狼になろうとしてい ....
 電車のホームに自らを叩きつけるようにおりた白い紋白蝶は風に吹かれて響くように揺れながら嵐のように揺れながら蝶のように美しく軽く軽やかな足取りの女の黒いヒールの爪先に踏み潰された。
 朝の光のな ....
あと二年経てば 世界が終わる
運命の日 十二月二十日
指折り 数え続け
嬉しいな 嬉しいな
2012年 待ち遠しい

対して未練も無いんだから
有限実行してくれよ
崩壊する世界眺め
 ....
俺は『ねこバス』
ミャーミャー
鳴くだけじゃないぜ…

君がピンチの時は
いつだって
駆けつけるぜ…

どこに居るか?
そんなの知らなくても
俺には分かるんだ!

おでこに書か ....
私を追いかける影が
夜の音を奏でながら
二つ一つと距離を壊す

崩れそうな私がささやく
「もうそろそろ
 殺してもいいでしょ?」
私には出来ない まだ出来ない

私を優しく包む闇が
 ....
今日からこれはゴミ

排水溝にたまった私でなくなった髪のように

ティッシュに含まれ私でなくなった涙のように

葉緑素を無くした落ち葉のように

次に咲く花の為に折った花のように

 ....
太古から続く深蒼

空は海を染め
海は空を映す

繰り返す命の歴史
繰り返す君の名前

空と海を結ぶドルフィンジャンプ
僕と君を繋ぐテレフォンコール

離れているようで
すぐそ ....
* 冬近し 光の束は 窓の外

何時もと同じように降り注ぐ 太陽の光も
徐々に 時間を狭めていく季節

以前より 高層階なので
少しばかり 温かさに 近くなったと言えど
銀河規模で考えた ....
詩を読んだ日、
見上げると満月だった。

詩を聞いてもらって,
「いいね」と言われる。

詩を読んだ日、
見上げると満月だった。
今年最後の林檎もぎの日は晴れて
山に建つ我が家では霜が降り冷たかったけど
生まれた家の近くの林檎畑に長靴で行くと
陽気で 草露になっている

十月の葉取りから会社の休みには手伝い
雨の日は ....
ブランコが
ゆれているのは

こどもがのって
あそんでいたからなのか

また
こどもがくる

おちばをまきあげて
さっきよりもおおきくゆらして
紅く色づいて
ひとひら
メール

葉緑素はもうこない

じゃあね
またね
永遠に

あなたはそらへ
私は海に

私は
おどけて手を振りながら

ありがとう、って
最後 ....
水のない
冬のプールの
コンクリートの
水色の底に
紅葉が吹き溜る
夏の間
空気のようにあった水は
そこにはない
見知らぬ三毛猫が
かさかさ
足音を残しながら
横切って行った
 
イッチャは鳥の啼き声をあてるのが上手だった。あれはコサメビタキ、あれはヤブサメ・・・。わたしはそれがどんな鳥なのか知らないままに、イッチャの背中に向かってあやふやな相づちを打つのだった。そして、 ....
通りかかった河原で
目に溶け込む焼け付く夕陽
網膜を通って脳にたどり着いた紅は
海馬の中で捨てられうらぶれた
記憶の亀裂を掘り起こす
時が急激にブレーキをかけて
皮膚の周りを
穏 ....
かなしくって
悔しくって
ピザをとって食った

わたしは
安い赤ワインと
テーブルクロス
ナイフ、フォークその他のものを用意し
ピザを待ちかまえた

目のまえの机のうえにのっか ....
十月の空の下


飛行船が落ちてくるのを待っている


ぼくたち透明になれなかった




 
わたしは野球が解らないから
その魅力に虜になっているきみに
教えて欲しかっただけなのに

「静かに見せてくれ」だなんて
あんまりじゃない
どちらのチームを応援しているかすら教えてくれないな ....
同郷のよしみで、
メイド服もよく似合い、
はい、はい、と元気よく返事をし、
今日が初日で、
湯島で妾馬を聞いた帰り、
醤油らーめんを食べても頭の中は、
もう女女女でいっぱいになり、
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
同じ空の下で小川 葉210/11/22 1:16
螺旋の底でtam010/11/22 0:46
チャイコフスキーアズアミ310/11/22 0:19
_十二支蝶010/11/22 0:07
PEG乾 加津也15*10/11/22 0:04
そのあとでkauzak3*10/11/22 0:00
Special Day相羽 柚希010/11/21 23:14
テスト吉岡ペペロ110/11/21 22:51
高揚りこ7*10/11/21 22:03
時のしぶき信天翁010/11/21 22:02
冬の高台にて塔野夏子5*10/11/21 21:26
ガラス水槽の中にて01110/11/21 20:36
叫びなき2*10/11/21 18:41
2012SEKAI ...1*10/11/21 17:56
ねこバス顎長三日月010/11/21 17:42
優しさで殺してきみのてを110/11/21 17:09
ゴミ小川麻由美2*10/11/21 16:27
深蒼うずら豆5*10/11/21 15:53
金魚藤鈴呼3*10/11/21 14:38
詩を読んだ日ナカツカユウ...12*10/11/21 14:27
林檎もぎ砂木14*10/11/21 14:02
秋のブランコ小川 葉210/11/21 13:47
楓の子uminek...2*10/11/21 10:34
プールサイドの冬フクスケ210/11/21 10:22
イッチャの背中せかいのせな...610/11/21 10:17
亀裂寒雪010/11/21 8:03
ピザをとるせかいのせな...410/11/21 7:29
荒地の子供710/11/21 7:15
愛しくも憎ききみへミスフライハ...2*10/11/21 7:05
午前2時の女はだいろ110/11/21 2:32

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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