秋は深まり沈殿しつつ
冬はしのんで近寄り来つつ
風が吹けば
この季節を経るための
灼けて焦げるようなにおいがする
きっと生き物たちの
魂とはいわずも
肉でも果てるときには
こん ....
月明かりに照らされた
波の音だけが生きている

サラサラとした
夜風を浴びながら 僕は
ここにいない貴方に
何かを語ろうとしている

貴方は 今 ここにいないけれども
僕は  ....
涙が溢れ出てしまいそうになる
そんな一人ぼっちの帰り道には
「上を向いて歩こう」と
みんな口をそろえて謳うけれど

見上げればちぎれそうな眼差しの星たち
あっという間に滲んで何も見 ....
誰もが知ってる地球のおもてに

人を殺すほどの理由がいつまでも消えない

かがやくみずべにふたりで着いたら

なんじかんも抱きあおう

傷ついたこころや

疲れた精神

汚れち ....
私の座っている椅子ごと
空間に旅する
もう姿をとどめない

いとも簡単にあなたが
私の肩に触れ
浴室を指させば
正確にいつもの時間

肉体のあることを思い出し
きしんでくる背中を感 ....
祭囃子を抜けると
そこに空白があった
二抱えはありそうな大きさで
私の祭りは勢いよく吸い込まれていった

振り返ると
ソースの焦げる匂いと
屋台の灯りがあった

外灯に虫が集まり
 ....
なにも空を飛ばない
なにも地に潜らない
なにも海を泳がない
なにも地上を歩かない

誰も舞台で歌わない
誰も舞台で踊らない
誰も舞台で奏でない
誰も舞台で演じ ....
一本の
JR線路記号のような白黒の紐で
するすると地膚におりたつ

口を開けた 函
一列の
七十億の

新聞紙(パルプ)が敷かれ
中をかさこさ歩きまわる
ひよこ一匹をさがす

 ....
馬鹿にされた悔しさ
加速する暴走
先祖伝来の不動産 
有価証券
貴金属の類
すべて換金した

その金を持ち
北アフリカの
マラケシへ飛び
文字通りマラを消した
いや正確には
付 ....
ふたりぼっちのさくらんぼ

みんなのはなしをきいている

そばであなたにみまもられ

やわらかこころをまもってる


きいろやあかやみどりの、ね

まあるいかわいいこころで、ね
 ....
日々の戦という 
共同の幻想に{ルビ塗=まみ}れ 
周囲の人の口から放つ 
言葉の槍に思わず むっ としてしまう 

そんな意地悪さんや、身勝手さん達さえも 
原子爆弾の投下された、あの  ....
優しくない
人を妬む気持ちが
ドロドロと溶けだす夜
私はまた罪をおかしそう

もっているものをあわてて確かめる
人並みに揃っていればいい
多少足りないぐらいなら
コンビニにいって買おう ....
のび太君はいつも 
スネ夫にからかわれては 
頭が煙の昇るエントツになるものの 
テストや体育の時間になると 
何故だか決まって、負けるのです。 

そんなスネ夫にも 
時折気まぐれの風 ....
歩道に溜まった雨粒が静かに夜を抱いている、口笛はマイナーセブンスを僅かにフラットしてる、君の左の袖口は少し濡れている、僕の右の袖口と同じようなセンチで
コンバースの爪先に空き瓶がぶつか ....
三日月様は
今日も微笑む…

お日様のように
辺り一面を
明るくは出来ない
けど…

三日月様は
今日もニッコリ
君に微笑みかける…

ほら!笑って♪
いつもの君の
笑顔を ....
白い箱が届いた

梱包された神秘

なぜ箱を開ける時

こうもワクワクするのか

温もりを感じる新聞紙

オレンジ色が視覚を通して

喜びに変わった

一面のオレンジ色は
 ....
小さな頃に
時計を忘れて
ベランダ越しに
ゆっくり空と雨を眺めてた。

殺伐としたアスファルトの上は
不思議なほど 臆病で 落ち着きなく
速く 淋しく 意味は薄く 汚れ 喜びまでもは は ....
押入れに隠れていた
暗い密室の中で
埃っぽい空気の中で
春の芽吹きを待っていた

喉の渇きに苦しみ
時折、浸みてくる温もりに身体を寄せ
ずっと夢を見ているような
おぼろげな意識で
昼 ....
 
 
僕にヒゲが生えていた頃
あなたは優しくヒゲを撫でてくれた。
今ではすっかりヒゲは枯れ
ビルなどの建築物が建ち
唇の近くまで人も歩くようになったけれど。
あなたの手のことはあまり思 ....
アイデンティティーは甘めがいいもの
角砂糖をふたつ
未来を見るような目で
スプーンの先端を見つめて崩す
一滴もこぼさずに
何かを確かめるような動作のひとつひとつが
あなたがいくじなしだって ....
秋の草原
枯れ草色

ついこの間は
若草色だったなんて
まるで騙されているよう

春芽生えて誕生し
今は老人なのだね

あっという間の一生
何を思い土に還るのか

きっと『死 ....
一つ、二つ、と灯りのともっている木の枝

波が君の白い服
星はボタン

細い腕にからまるひんやりしたツタ
暗い緑ですべすべ

沖に流された小瓶の中に丸い光

降り積もるのは君の言葉 ....


 言語学者の間で、パソコンの「マウス」の語源が「魔臼」なのか「舞う酢」なのかについて議論がなされた。マウスの動き方が、臼が回る動きなのか、舞う動きなのか、が主な論点となった。僕は「マウス」は ....
出歩くたびに
懐かしい風景や光景に出会うと
僕は心のファインダーを覗いて
素早く音のないシャッターを切る
撮った写真には必ず写るはずのない
きみの姿をした心霊写真


秋の紅葉 ....
おトイレが
我が身唯一の
自由時間
遥か
遠い雲の向こうを
焼き焦がす
流血の
夕暮れ
いつも
暮れる速さに
追い付けぬまま
置き去りにされた
また 夕暮れを待つのは
誰?

日毎繰り返す
不在の
観客のた ....
あなたは なんの前ぶれもなく 姿を消した
私は おろおろと いつもの金星までのふたりの散歩道を探す  忘れてしまったあなたの名前を呼びながら


一人目のあなたは 地球が好きで 私を連れて毎日 ....
テロップの、落書きパートに指相撲の"腕"力で、かますキッチュなほおずりは、ハブりがいいあなたの火照りをうらやむように/冷え切っているのです。モスコミュールに添加されたジェル状のシロ .... 旦過市場を抜けたはいいが
山を越え
谷を過ぎ
ここはどこやねん
ぐるぐるぐるぐる
廻る道
これがニーチェの言っていた
永劫回帰か
あほんだら


天と地におけるありとあらゆるも ....
 
 
(あ)

あかんぼうが
ないている

あー
あー

それはぐうぜんにも
ひらがなの
さいしょのおとだった

こもりうたをきかせると

いー
いー

と、わ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
冬が来る日の匂いと笑いとシホ.N210/11/29 0:44
貴方へJ.M110/11/29 0:13
下を向いて歩こうかのこ010/11/28 23:36
かがやくみずべに吉岡ペペロ110/11/28 23:25
空間移動朧月210/11/28 22:46
空白 Ⅳ曲がり屋レオ...210/11/28 22:34
NAI(内)ホロウ・シカ...2*10/11/28 22:28
インターネット・ファクトリ (想起させるものに、忠実に)乾 加津也8*10/11/28 21:31
ギソク W島綺譚の章 ハイドパーク3*10/11/28 21:31
ふたりぼっちのさくらんぼ吉岡ペペロ110/11/28 20:25
レンブラントの絵 ー両手を開いた父親ー 服部 剛010/11/28 19:54
夜の口笛朧月310/11/28 19:52
ドラえもんのいない世界で 服部 剛310/11/28 19:31
巻き戻しか、それとも早送りかホロウ・シカ...2*10/11/28 19:08
三日月様の顎顎長三日月110/11/28 19:08
感謝小川麻由美1*10/11/28 19:02
がぱ1*10/11/28 18:53
糾える光の蔓within3*10/11/28 17:36
僕にヒゲが生えていた頃たもつ8*10/11/28 17:30
テラスアズアミ210/11/28 16:57
草原の約束うずら豆4*10/11/28 13:12
怖くないふるる5*10/11/28 11:44
日々2葉leaf8*10/11/28 11:02
会いに行くよ寒雪010/11/28 10:41
自由時間こころゆくま...010/11/28 9:28
夕暮れフクスケ010/11/28 8:22
あなた草野大悟1*10/11/28 7:20
ツイート乱立詩101119〜1122吹雪010/11/28 6:14
イン・ザ・祭り真山義一郎18+10/11/28 5:01
あいうえお(「五十一のデッサン」インスパイア系)小川 葉310/11/28 4:08

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