起きたと同時に
もう嫌 と呟く癖が治らない
今日はからっと晴れていい天気だ
寒いけど
風邪をひいてマスクして 鏡見て
プロレスラーみたいだなって わけわかんないこと言って
....
夢をあきらめるな
なんてしたり顔で言ったりはしない
追いかけても追いかけても
手の届かないシャボン玉のように
つかんだら壊れて消える
夢はいつか覚めるもの
現実を突きつけられること ....
今は叩きません その扉を
薄暗い小さな部屋の中のあなたは 小刻みに震えて
冷たく感じる北風は 本当は優しくて
到来する 大切な瞬間【とき】を運ぶことを知りながら
まだ来ぬ ....
ある人にとってのわすれな草は
かすみ草
ある人にとってのわすれな草は
シロツメ草
わすれな草の本当の姿を
ひとは あとから 知るのかな
ワスレナ草って
忘れられるのか ....
どんな人にも子守唄が取り巻いている
毛穴の一つひとつから歌がこぼれて
体の周りに薄い膜を作るのだった
愛する人の体に進入しても
私は膜の外側にやはり弾かれてしまって
一生懸命に聞こえてく ....
みんな思ってたのか
あは、そうかそうか。
みんな思っていたのか
自分ひとりだけかとおもってた
なんだ
みんなおもっていたのか
さんさん輝くたいようさん
たいようさんが照らしてる
みどりを色濃く繁らせたり
つきの光になってもみたり
なつかしいから好きなんだ
さんさんさんさんお誕生日
今日 ....
おてての小さなおんなのこは神様との約束をよく守った
だからおんなのこはいつも忙しかった
神様いがいの約束はたまに守れないこともあった
おんなのこはそのことでじぶんを責めることがあった ....
人を怒らせるのも1つの才能です
成績の面でも写真で見ても何一つ遜色は無いのですが
彼女のいる所で突然誰かが怒り出すことがあります
それも尋常ではない速度で怒りが爆発するので
前兆も何もないまま ....
逆光ぎらつく
海面に
打ち込んだはずの
浮き見つめ
覚悟
きめたか
夕まずめ
コマセの残量
あと僅か
覚悟を決めた
夕まずめ
ラインは走った
響き渡る
逆回転音
弧 ....
今から書こう
とおもっているとき
なるべくほかの文字が目にはいらないようにする
靴下は左からはく
熱いものを食べるまえに
まずその熱さにびっくりする想像をしてから口にはこぶ
ピアスは許 ....
語らない
石のメアドを
知った
赤外線で
返ってきたとき
ぼくは
ぼくじしんのさみしさにつきあたり
冷蔵庫を閉じて
こたつにもぐりこむ
石の
メールアドレスは
six w ....
ばかはいいぞ ばかはいいぞ ばかは花見でいいぞ ばかは海水浴でいいぞ ばかは紅葉でいいぞ ばかは雪見でいいぞ ばかは吉祥寺でいいぞ ばかは池袋でいいぞ ばかは西所沢でいいぞ ばかは石神井公園でいいぞ ....
木は枯れてるし
雨は降ってる
地はぬかるんで
獣の気配は無い
命は失われ
世界は失われる
そして
始まるのだ
負の地平から
混沌を導いて
そうして
君とも
仲良くなれる
私と ....
浜辺に崩れかかった民宿が一軒とりのこされていて
ひやけた壁のうえを暗灰色のツタが何十本もからみつくようにして這いまわっている
看板に書かれていた文字はとけたチョコレートのようにぼやけ
まっ ....
息子にヘルペスを伝えた物語を母は知らず
娘にアナルセックスを教えた夜を父は知らない
親ほど騙され、裏切られる人間はいない
騙し、裏切る事こそが子の成長の綱領だから
家族とはまことに不思議な ....
恢
きくところでは
りっしんべんは心をあらわす
筆づかいはひととなりをあらわす
書の道のたしなみがあれば
ときをしずめて
おもむくままに
かすれも太く
しゅうしゅうと
....
罪な奴さ Ah Pathetic
ミニの奥の闇
どうやら俺の負けだぜ
チャック下ろそう
夏の日の車内なんて
無法地帯と笑いながら
パンティに手を伸ばす
汗をかいたお股が
仕事終わり ....
証になるために
ぼくは海を飲み込んだ
そして泳ぐのは
かなしみ
あの眩しいひかり
愛してる、愛してない...
吐き気と嫌悪
左腕
あおいで薄紅をたおれこんだあなたの
その首筋の白いことよ
はらり落ちる桜がまたあの日のようにつめたければいいのに
ほおにうでにゆびさきにべっとりとついた雨をあらい流して
春の香がよんで ....
コーラ片手に
ジーパン着て
ハーレー乗り
ギター持って
弾き語りする
あの場所
あの時
あの時間
サングラスして
ウイスキー飲んで
シャワー浴びて
くだらないジョーク
....
求めていたものに
出会った時
泣くのをやめる。
気持ちでわかる。
母の乳房
一番安心できる場所
誰も傷つけず、
与えられる。
タオルに包まり
今日の命の糧を
明日の成長を
....
夜は美しい絵画だと言って
お金持ちが買い取ってしまった
そんなのはもう
100年以上前のことさ
柴山の駅で降りて
ホームから空を眺めると
雲が動いていた
夕陽に赤い帆は
見えないけ ....
陽が翳っちゃってからずっしり重くなった帽子をとってみたら、かみのけのあいだから煮詰まりすぎて変色した灰色の自意識が腐りながら落ちてきたよ肩から腕を伝ってどろどろぐちゃどろ、ひゃーっ
只、路上 ....
季節の
音が聴こえる
歌のように
風のように
光のように
雨に濡れた明朝体のような
あなたのてのひらで
さやさやと海をやどす桃の実と
どこからか
うちよせる
まひるまの
葬列
泳げないわたしのために
あなたが桃にナイフを入れるたび
....
とても長い夢を見ていた
僕はそれを夢だとは思わなかった
身も心も充実していて
何もかもが楽しく感じた
それはまるで天国にいるような気持ちで
僕は絶えず笑って過ごしていた
世界を壊す目覚まし ....
神の僕〈しもべ〉は疵付いて
暗き洞にて翼をたたむ
水と戯れ諸人を癒す
翼は未だ開かれず
北風吹けば、居心地良い洞に留まり
陽光照れば、荒々しき世界に飛び立つ
さすれば私は
束 ....
この子は生まれた時から変わっていた。
どう変わっていたかってのは
ちょっと目に分からないくらい変わっている。
何が楽しいのか、絶対に笑わない。
笑わないってのが、また、一つの何なんだが
ニッ ....
桜桃色の朝焼けに
白く凍える息
奏でられる朝の輪唱
青い空が眩しい
まだ
まだだ
世界が終わってもいいと思えるような
美しい光景に出会いたい
世界の終わりは
美しくあって ....
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