110221
どのキィーでもいいのですと
演奏家のお兄さん
とびきりの笑顔を向ける
今年85歳の父が
謡いたいといい
出せない声を張り上げる
初めて ....
愚かだ愚かだ
やがて うたうように嘆く私の
そばで笑う苗たち
ビニールハウスの めくられた片側で
蝶のような葉はみどりいろ
くすくす くすくす
背のひくい茎のものまでも
群になっ ....
君とは本当に
沢山の言葉を
交わしたね♪
時には大喧嘩をし…
時には大声をあげて
笑い合った…
くだらない話を
したかと思えば…
すごく真剣に
大切な話もして…
本当に ....
灰色で綺麗な罪 ぼやける煙の奥
渾身の嘘も見透かす オーラもかき消して
飛び級で勝ち取ったから 守るだけに夢中で
与えるより傷つけて 表が終わらない
なんで今日の僕は一人きり? その理 ....
かもめが一匹おりまして
ちんけな傘が ありまして
小さな光を食べました
何かに 頼る者 おりまして
のどの汚れは落ちなくて
皮は肥大化して 人を流す川となりました
ぼうふらぼう ....
野菜についた虫を一匹ずつ取り除く。
邪魔なものだから。
ばあちゃんは素手で取り除いていたが、
私は怖いからゴム手袋をして取り除く。
でも、つぶした時のプチ、という感覚が気持ち悪い。
....
巨乳もいれば
貧乳もいる
女の乳よ
なぜ険し
君に顔をうずめて
私は生きる
ここに乳あり
冬の海
誰にも言えぬ
ブラのあと
君を真似て
つけてみた
だって私は
りっぱな巨 ....
新緑の風は
棘がなくてとてもよい
海が近くになくとも
森が近くになくとも
ほんのすこしの
風の匂いは
生命の香に満ちている
ほんのすこしの
ざわめきは
生命の音で満ちてい ....
{引用=
何かを見出そうとして足掻く
行き着くところは一緒であるのに
違うと、対話する
主観と客観の狭間で彷徨う
科学の発展とともに神秘が勃興したように
絶えず揺れ惑う幻のような実在を ....
テレビじゃ大抵つまらない話題/それよりも他にある課題
あるか無い/かはわからない/だけど何かしなきゃ始まらない
金をばらまくだけの政策/先送りするだけの計画
今が良ければそれでいい/頭の中はおめ ....
暗闇の中に見えたものとは 一体何だろう
ああ それは 一体 何だろう
手にしたものたち 例えば 眠りの奥で
それ自体は面白いものなのだろうか
それとも 長い 旅路の果てなのか
理解するこ ....
蝉が鳴いている
経ち揺らぐ夕焼け
染み透る 何十年も前から変わらない
空の焼ける匂い
僕だけが--- などと
分かっちゃいない
彼らは時の列車に乗り
見捨てゆ ....
ゴルフ場の空に日暈が出ていた
ぼんやりとしたでっかいわっか
それが次第にはっきり虹いろになっていった
日暈に背をむけながらフェアウェイを歩いていた
だれかがオレのために祈ってい ....
{引用=みずうみを およぐ
底から数センチ上、
ひとたまりも なく
ひとは 笑うかもしれない
ぼくは無力 だと
ぼくも 知っていたから
あきれることも なく
ただ 光を 見つめる ....
この キモチ
あなたのもの
伝えることが
うまく できない
まっすぐすぎる
あたし
感じたんだ
あの時
あの日
あなたの
精一杯の
やさしさを
ボケとツッコミが ....
きみの握る絵筆の先の
色を想像する
伸びた爪の先を見捨てた
生きやすくなりたくて
だけど来月の自分すら見失ってしまう
小さくなったり大きくなったりする心臓に対して
心が
....
モグラ
言葉は今日も 張り巡らされたチューブの中
受け取ってくれる誰かを探して ぐるぐる旅をしている
暗闇の中から声がする 聞き取れずにすぐ途切れた
アンテナを伸ばして向けた 空はホンモノ ....
トモダチが欲しい
コイビトが欲しい
カゾクが欲しい
アシナガオジサンが欲しい
ヒトが欲しい
すべてが欲しい
いや、すべてはいらない
アナタが欲しい
アナタノココロが欲しい
ア ....
少し離れたところから
また宵と闇がやって来る
いつものようにそれを受け入れ
解放された熱量と
少しの眠気と混乱で
玉のような世界を産む
愛されたいと ....
【あなたの一番大切なものは何ですか?】
究極の選択を迫られたとき
人間は一つの答えを出す
それは
世界で一番
『愛するもの ....
☆金曜日
仕事のことは省略。
帰りに、職場のすぐ近くのホールで、
落語会をやっていたから、
途中からだったけれど、聞きに行く。
うわさの(?)鯉昇を見られて、
すごく良かった。
あのルッ ....
僕らの回りにモノは、過剰になければならない。
そうでなければ高すぎて、中古の2LDKでさえ買えない。
供給過剰ぎみでなければ、僕らは豊かさをあじわうことができない。
モノが過剰にあるということは ....
セックスは十七の頃雄琴で習った
セックスのやり方は十九 ....
しぜんな仕草はふつうの仕草
ふつうの仕草ってなんだろう
かっこつけたりしないって事
?
感動したりする自然はふつうじゃない自然
ふつうじゃない自然ってなんだろう
ぐ ....
壊れた夜の片隅に身を置いて
時間の概念を分解してゆく
捨てられたまま白骨化した子猫の死骸と
使われなくなった給水ポンプの中の
身元不明の腐乱死体
道端で見た光景 ....
だあれもいない
夜
に
ゴキブリ
が出た
バカだなこんな
所にのそのそと
出て
くるなんて
殺そうか
でも
見なかったことにしたい
そんな判断で
成り立っている
....
あまい季節を夢みて
窓のちかくに立っている
腕には
うすあおい痣をもって
むかしに覚えたうたを
口もとに飾って
すこしだけ
笑っている
明日になったら
明日
もしあまい ....
つめみたいに切れたら/想い
また同じのがはえるなら
いくらでも悲しむのでしょう
しっぽをたてて 泣くのでしょう
大きくなった子犬は
セール札をはられて
メインボックスから離れて
ぽつ ....
罪深き者をどうか憐れんで下さい。
彼は何も分っていないのです。
罪深き人間に慈悲を与えて下さい。
彼は理解できないのです。
彼は惨めな人間です。
彼は自分の行いを認め
謝罪する事ができ ....
シャボン玉ふわふわ
ひまわりサンサン
アキアカネが飛んでる
虫カゴと虫取りあみ
空き地で
バッタ取り
あちらこちらで
這いずり回る
カマキリとにらめっこ
鎌を振り上げ威嚇して ....
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