○「不幸」
他人の不幸は蜜の味
自分の不幸は地獄の苦しみ
自分を世界で一番の不幸者にしてはならない

○「これからの詩とは」
人工知能がつくる詩と
人間がつくる詩と
どこが違うのだろう ....
いまとなれば
遠いおはなし

うすい膜のなか

半透明の階段をのぼる
(あしおともきこえない)

くうきの浸透圧で
うかぶ猫の蒼い眼が揺れる

水の音が、間隔をおいて、したた ....
 どんなに小さな町にも

 大きな幸せが育まれている

 大きな町に大きな幸せが必ずあるわけではない

 大きな心には大きな幸せがやってくる素養がある

 大きな心の単位はなんだろ ....
あなたと目が合えば
照れてしまいすぐ赤らむ

見つめれば
何かが見えてくる
あなたの優しさが見える

何をしていても
心の何処かでは
あなたを感じている

毎日は逢えないければ
 ....
たゆたう大洋の真ん中にて

哀しみのたましいの層 覚醒し露わに

響き渡り届く声の清澄な呪い 天を突き抜け

聳える嘆きの壁 その精緻な構築 木霊し歴史に累々と

この私という一個人の ....
○「心友K君の思い出1」

何でも気軽に相談できる中学時代からの
心友K君が急に亡くなった
結核食道ガン肺ガン咽頭ガンなど数々の大病を乗り越えてきて
「俺はガンでは死なないよ」
と酔うと言 ....
 風の中に雨がむせび

 雨の中に女がむせぶ

  長く長く
   細く細く


 胸の中に
 容赦なく風が吹きこむ度
 
 血潮のいとおしさに女はむせぶ
 
   過ぐる日 ....
凄腕のガンマンが
一線を退いたあとは
殺した相手の供養か
田舎で隠居生活か

しかし赦さない(あなたが)

老骨の手は震え
(あなたが)という弾丸を
最後の仕事として放つ

「ま ....
街では亡者たちがうろついてる
目的を忘れた間抜けたちの群れだ
どんなに掃除をしても街路は汚れ続ける
どんなに愛が溢れても醜い憎悪に変わる
焼き立てのパンにピーナッツバター
幸せの理由なん ....
廃墟から
見える現実、
偽りの世界

  *

渦巻く宇宙の岸辺から離れ
静かさの森奥深く歩み入り

この白い小部屋にて

網戸にしたまま
カーテン開き
夜を迎える

灼 ....
 夜

月明り
独り暮らしが始まっていた
絶望も希望も寝静まり
生活が一つ転がっている

 朝

目が覚めて思う
生きていた
しかも快晴だ
何にもないので
布団を干した

 ....
総勢五十名の審問官が横一列に並んだところ
壮観であるとおっしゃった
かの君

ウツボ座の椅子は非常に座り心地が悪く
座り直すたびにずり落ちる王冠はまるで
重力波へくちばしをくりかえし
く ....
アパートの軒下で

猫が雨降りを眺めている

虚ろな無関心な
人間の目をよそに

瞳 黒々と濃く流れる血
いつか雨降りと一体化し

遠い海鳴り宇宙のそよぎ

軒下の猫 夢みてい ....
 見えない陣が静かに張られ
 消せない悔いを学ばされる
 通学の青にも馴れた頃

 無菌にされてゆく教室で
 午後の解答欄をはみだした
 もっとひろい紙の方へ
 未来をつかうことば達を黙 ....
波がそよいで

靴底に、沁みる

遠い水を{ルビ浚=さら}い

 海が伝う。

    {引用=あの日}

そっと {ルビ掬=すく}い

手の内にきえる


一瞬、少 ....
わたし
この世界にはこの世の中には凄腕の表現者どもがわんさか居て
彼彼女の評価されない作品がこの何十年だけでも山とあるのに、
何故ネット内の身内でちちくりあってるのかがわからなかった。
今にし ....
世界は僕を賛美する
僕は真っ白な天使ゆえ
人の道の頂点にいる

なのになぜだか
世界は僕を蹴落として独りにする
まるで僕は薄暗い日の当たらない所にいる
人の道の最下層にいる

人はみ ....
光が奏でる
響きの旋律、
雪面に続く
野兎の足跡、

延々と輪舞し跳躍し

今日、隣のおばさんは
今の若者が結婚したがらないこと
嘆いていた

怒涛の波 押し寄せる
その前触れ ....
寝息が包んでいた闇を抜けて
小さな呼吸は
始発電車よりも早かった

眩しいからなのか
朝を薄目で盗んで
それを混ぜるための
パレットが欲しくなる

乗せるものが無くても
軽くて透明 ....
ユー、見せちゃいなよ
ユー、触らせちゃいなよ
ユー、口でされちゃいなよ
ユー、口に出しちゃいなよ
ユー、パンツ脱いじゃいなよ
ユー、クリーム塗られちゃいなよ
ユー、入れられちゃいなよ
ユ ....
突き抜ける、
独りの個の限定された
知覚を感情を世界観を

声 響き渡る、声 突破する
混沌とした音響のなか
人間社会というザワメキをウナリを

私という存在に真っ直ぐ突き刺さる
貴 ....
ピーマン ナス トマト
カラフルでピカピカ
夏の野菜
元気印

ピーマンとトマトは大丈夫
でも
ナスは大嫌い

それがなんと
なんと なんと

ナスをたべれるようになりました
 ....
円を描き循環しながら
増幅し強度増していく
ヒビキ、
思考と感情の交錯と分離
繰り返し互い支え合い
一つの聖なる確信の次元へ至る、

ヒビキの放ち刻印する
光の故郷、

覚醒する意 ....
漆黒の円に
閉ざされていた街が
内側から
破裂する時、

光を眼差す魂
戦いを放棄し
己の行為を愛する、
ひたすら
 地元走るローカル線を無人駅で降り
 山裾へのぼる細い道で足を止めた
 通りすがりの一軒家

 茂る枝葉を被った鉄の門
 奥に木造の二階建て
 軒下には蜘蛛の巣が灰色の層になっている

 ....
扇風機から炭酸水が漏れている
甘い味はなにもないのに
蟻が数匹集まっている
手触りのする布で拭いて
以前から繰り返していた
冷蔵庫を開ける
三丁目がある
良く冷えた救急車が
大通りを走 ....
夕方 お散歩にでた
屋根をみた

すべりそうな屋根
安心の平らな屋根
凸凹な屋根

屋根から屋根へ
お散歩 お散歩

夕方の屋根は
どれもみんな
さみしさがのっかってた

 ....
ひどい噂だよ
君に降りかかる
言葉は見ちゃいられない!

すべての悲惨な言葉は
嘘だよね?
誰かが作って、誰かが使った
それだけのことだよね

巨人が振り下ろす拳が
僕と君の
 ....
誰にも故郷があって

それが心の拠り所と呼べるものでなくても

またその地を踏んでみれば 何か思うものがあって


私はなぜだか 駅に降りたら涙が込み上げてきた

帰ってこれたことが ....
気がついてみると、あの頃にようには心や脳
が動かなくなったのか、とかなんとか。そん
なことはないはずで、身体と心のあちこちが
ゆるんで、ちょっとやそっとしたことなんか
で胸が高鳴り、涙を流して ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
独り言6.24zenyam...3*23/6/24 9:28
sketchryinx4*23/6/24 7:46
大きな町佐白光2*23/6/24 0:56
見つめれば夏川ゆう223/6/23 17:11
響き哀しみひだかたけし2*23/6/23 16:55
独り言6.23zenyam...3*23/6/23 15:23
風の中にリリー6*23/6/23 9:59
凄腕のガンマンが足立らどみ3*23/6/23 4:27
咆哮の特性ホロウ・シカ...3*23/6/22 21:50
夜想63ひだかたけし3*23/6/22 21:05
One Day 空丸1523/6/22 20:33
克服ふるる323/6/22 17:22
軒下の猫ひだかたけし423/6/22 15:50
テスト期間soft_m...423/6/22 15:05
raindropryinx7*23/6/22 2:41
未来は無限足立らどみ2*23/6/21 22:45
夢の中で潰れるmoote1+*23/6/21 21:11
あける現ひだかたけし223/6/21 20:24
ブルーアワーミナト 螢3*23/6/21 20:11
ユー花形新次023/6/21 19:55
声(改訂)ひだかたけし2*23/6/21 15:56
ついにナス日朗歩野4*23/6/20 21:54
ヒビキひだかたけし2*23/6/20 20:00
歴史の終わり223/6/20 15:10
引幕(「廃家」[まち角8]改訂)リリー6*23/6/20 15:03
履歴書たもつ5*23/6/20 14:32
ただいま日朗歩野4*23/6/20 11:02
STAR FOR竜門勇気1*23/6/20 1:17
小旅行にて短角牛9*23/6/19 20:45
いつか あえかなきみAB(なかほ...8*23/6/19 19:10

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