ふいに車庫にさえずり響く
つばめかえって春の訪れ

よくかえってきてくれたと
冬の家族の顔がほころび

ふいに気まずくなってそらした
言い争った口と口

希望の羽ばたきは力強く
古 ....
うららかな日和の空を
しっとりと羽化した蝶は飛び去ってゆく
音も無く今の所

無音を聴いて浮彫にする
みずからの姿を
飛び去ったそよ風に映す
風光る風の色
沈黙の兆しは遠雷 ....
皮を剥いて洗おう
アソコが臭わないように
思い出す
夏の日
3日風呂に入らなかった朝
皮を剥いて洗おう
汚れが残らないように
思い出す
夏の日
イカ臭かった夜

悲しみは皮の裏に ....
花に言葉をあてはめて
託すその指を
可憐というのでしょうか

遠くをみつめる少女の
瞳がなにを映してるかを
案じた老女はひそかに
流した 海へ涙を

魚になって
泡になって
泣い ....
A 世界最大規模の雪山山頂に白猫横切る

  B 雪崩、そして雪崩 一瞬速く

    C 白猫のジャンプ(落下のような)

  D 太陽と重なる影

 ....
わたしの奥にあなたがいるの
あなたが知っている扉の開け方

あなたの嘘が
わたしのこころに深くささって
そこに木がはえて
大木となって居座っている

あなたの嘘は
わたしのこころ ....


暗くないんだって *
何度言えばわかるんだろう
―*
〉エレクトロニクス 〈 エレクトロニクス *

(曼陀羅に浮かぶ釈迦は横になっている)

宇宙にはこんなにたく ....
 我々は日にちを表す言葉を長きに渡り使用してきた訳であるが、本日2011年4月1日を以
って「日日」の言葉の意味するところが従来の昨日になり、「日」の言葉の意味するとこ
ろは従来の今日に改正される ....
失った物は何かと問い質す
神経痛と疲労を抱えながら
呷った酒の数を指折り数え
頭を掻き毟ってみる
ひたすらになんとなく

幸福というものを考えてみた
瞼や脳裏に浮かぶ笑顔があって
その ....
しんさいご
しばらくみなかったひとが
かえってきていた

しんさいまえと
かわらず
もうふいちまいで
えきまえでねていた

ひびわれた
ろじょうで
わらうしかなかった ....
脱皮する
ブレザーは自由を解放し
スカートと花開く
赤い蝶が花に止まり蜜を吸う

さよなら、高校生

僕は明日に羽ばたくのだ
東北訛りのひとは
酒飲みで 酒に弱く
東北訛りのひとは
腕が短く便所がながい
東北訛りのひとは
笑いながら 泣き
東北訛りのひとは
鬼のように やさしい
東北 ....
{引用=きみはぼくのこども
ぼくはきみのこども
こどもあつかいしてね
こどもあつかいしてね
ばかってわらってね
えらいってほめてね
おとなになんなきゃいけないなら
こどもあつかいして ....
{引用=粉々になっていく夜。
くだかれていくね、
散り散りになる朝。
そうして舞う昼、
さらさらという音。
照らされる夕暮れ。
消えるひとつの灯り。}
やきにくくったら
することがあるじゃないかと

いやらしいおやじたちが
いうのだが

しんせんなにくを
やいてたべるだいしょうに

あたらしいのちを
にくをうむこういを ....
{画像=110331225208.jpg}


太陽に手を当てて
陽の光を集めてみる
春の力が
僕の冷たい手のひらに
集まって来て
力が集まって来て


風を肩に当てて
春の音 ....
いつものように夜を歩いている

星の瞬きをながめながら高台からくだってゆく

車や帰り道のひとと二三すれちがう

街のあかりは傾いている

最初の信号に出くわすと

すっかり道を歩 ....
むかつく

むかつく、なんて、
うつくしくないことばだろう


もし、このむねのせつめいのつかない破綻を、
正確に、
かつ精妙に、
表現できることができるなら、
むかつく、
 ....
誰も批判しない箱の中
ぬくぬくしていて気持ちがいいよ
でもね、世界は
箱の外でまわっているの

  天の川は決壊しました
  あふれた星屑は
  流れて地上へ旅に出ます
  口を開ける ....
罪悪感を感じる、
生きていることに。

楽しむことに、
幸せを感じることに、
鼻歌を歌うことに。

でも。

いいじゃない。

誰の分だって、かまわない。

天寿を全うするま ....
  二人で
  ふとんをしこう
  最後のニュースが
  かなしい話を終えたなら



  丁寧に
  ふとんをしこう
  僕らを責めたてる
  光たちにつかれたなら

 ....
どうして笑っているの
たくさん わたしたちは生きている
どうして泣いているの
たくさん わたしたちは歩いている
どこにいっても
どこにいても
こどうとともに
だれかをおもう

こ ....
墓地の芝生の上を
早春のあかるい風が吹き

ある白い墓標のかたわらで
小さなデイジーの花束が
微笑んでいた

そのことをくりかえし思いだす
私ひとりの影と
しずかな陽射しと

そ ....
熟睡までしばし

左腕はロボットの優雅

無駄を許さぬアルミ色

組立て式安物音楽のリストは以下

・ペーパー・クリップ 

・油粘土の緑

・びよよんなバネ

・一応 悲 ....
餌をやると渡り鳥は死ぬ

餌やるひとが死んだら死んでしまう

つぎの地で餌をじぶんで見つけられなくて

死んでしまうのかも知れない


飯食うために命をかけて

何千キロの空をゆ ....
春は冷たく、そして暖かい

旅立つあの人

残るあの人

新しく来たあの人


すべては

すべては

春のせい


旅立つあの人は


私の想い人


残 ....
絵具が水に溶けるように
ゆっくりと変わる空の色
きみのハモニカのブルースと
ぼくのストロークのアドリブ
ねじまき時計は喋るのが大好き
流しの蛇口は促されるまで
ずっ ....
東の街に雨が降る(それがどうした)
西の街にも雨が降る(だからどうした)
北の海にも雨が降る(今日も東京に雨が降った)
南の島にも雨が降る(明日は何処で雨が降る)
チェルノブイリに行きたく無か ....
頭蓋骨が揺れた日
駒落ちのフィルムのように
ストップモーションの連続で
日常と非日常が
サブミナル映像のように
いくぶんずれた頭皮の内側に刷り込まてゆく

恐怖感は突然やってくる。
震 ....
声はひとつひとつ少なくなって
いつのまにか
神様しかいなくなった町で
僕らはヘンなクスリを1錠飲む

今は青い
奪い合った空

死んでもいい日に
誰かが石油をかぶって
血がいっぱい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
おかえり つばめ朧月211/4/1 9:11
蝶の鏡をもつひとこしごえ6*11/4/1 8:51
皮を剥いて洗おう[group]花形新次5+*11/4/1 8:47
花言葉朧月311/4/1 8:32
白猫ヨルノテガム111/4/1 5:10
嘘つきみのりつむぎ411/4/1 2:48
××年」宇宙停電アラガイs3*11/4/1 2:17
非実在日時の健全な使用に関する条令について木屋 亞万3*11/4/1 1:55
華が咲くまで松本 卓也111/4/1 0:34
シンボル小川 葉711/3/31 23:54
卒業緋月 衣瑠香4*11/3/31 23:49
東北訛りのひとアラガイs5*11/3/31 23:29
ゆめのなかのこどもゆうと111/3/31 23:16
a_ca_ri_.211/3/31 23:15
やきにく小川 葉211/3/31 23:06
太陽に手を当ててbeebee911/3/31 22:50
悲しみのかたち吉岡ペペロ511/3/31 22:25
むかつくはだいろ211/3/31 21:40
私たちの世界百瀬朝子9*11/3/31 21:19
生き抜く、こと。風音211/3/31 21:19
ふとん[group]草野春心9+*11/3/31 21:06
平成23年の春に唐草フウ11*11/3/31 20:53
デイジーの頃[group]塔野夏子2*11/3/31 20:20
震度13.2 / ****'99小野 一縷4*11/3/31 19:42
渡り鳥吉岡ペペロ211/3/31 19:31
那散(沙龍)011/3/31 19:17
オープンGの季節ホロウ・シカ...2*11/3/31 18:30
ピザカス〜ピザでも喰ってろカス〜虹村 凌3*11/3/31 18:18
失語症……とある蛙5*11/3/31 17:12
Pの春昏(ヤッカ)1*11/3/31 15:40

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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