サイトでは
見たくない情報を
フィルターでブロックできる
いちばんのブロックは
忘れることか
憎みきることか
嫌悪することか
大きな愛になることなのか
....
冷水を飲み干し
今夜も
こんがらがった
青い糸だけの
世界を想像する
おまえはまただ
胡座のかきかたを
間違えて
さいしょから
骨のありかを
確認しだす
忘れてしまった
香りと ....
夏の夜がひとつずつ明け
きょうもまた
薄ら笑いで迎えた
なにが可笑しいのか
闇雲に過去を
終わらせてみたい
と思った
断ち切るには
じゅうぶんに
必死の顔つきだが
ことばと ....
俺自身にとってはパウルクレーの絵ですらどうだっていいことだ。彼の絵を参照するのなら、マレービッチを拝んでいた方がより懸命である。シャガールだとか、ルノワールは嫌いだった。ミロもルオーもイラストレー ....
一昨日の夜更け
妹から電話が入る
21時に危篤状態になったよ
これからなら行けないよ
素っ気無く答えた
今日になって夕方に
車を飛ばした
ゼロゼロと絡まる痰い
酸素 ....
かつて、
さよならをしたこと
あいしているよ
それはむかし
わたしがにんげんらしかったころ
いまはある
いまがある
息を止めて苦しくなって初めて生きていることが実感できる、みたいなのを描いたら一日置いて思っている以上に近いところに本物の死が笑っていることに気がついた。本物、っていうと偽物がいる気がしてアスファルト ....
恋とはそうだ
宇宙の実相
そのカラクリの
甘美なものまね
わたくし以外の魂に固着した肉を
わたくしのように感じる
それはひとつのテキスト
わたくしのように ....
14時の白昼夢に
ひっきりなしにおとずれる一期一会たちを
欲ばりな身体がぜんぶ受け入れようとして
はちきれて
あふれていくものを追いかける
追いつけないのはわかっているけど
手をのばす
....
久しぶりに実家でゆっくり過ごし
今は亡き祖母の和室に坐り
夕暮れの{ルビ蜩=ひぐらし}の音を聴いている
掛け軸には富山の姪っ子の
書き初め「広いうみ」が
悠々とクーラーの風に揺 ....
手をあわせていたときだろうか
ホテルにいきたいと言ったときだろうか
それともずっとそうだったのだろうか
手をあわせて並んですわってお喋りをした
ホテルにいきたかった
....
せみが
ものをいっている
ぎえ
ぎいぎぎぎい
いったい
どんないみなのだ
いみをしって
どうするというのだ
せみのことばには
あいうえおも
かきくけこもありません
さしすせそも
たちつてとさえ
いみはありません
ただ、ぎぎぎとか
ぎゃっぎゃっとか
なきながらとびながら
....
夢の中に美人女優が現れたので
ふら〜りと吸い寄せられていったら
ぱっと姿が消えて、目が覚めた。
隣には、妻が小さい{ルビ鼾=いびき}をかいていた。
起き上がって、ソファに腰を ....
まよいのもりで
まよったまよった
まよってすぐに
わかったわかった
もりなんて
なかったんだ
まようことも
なかったんだ
ここにはまだまだ
なにもない
....
ためらうことはワルイコトじゃない
そう言い聞かせる
未然の指に
震えない人なんているだろうか
どんな時も決定させることは
こわくなくてはならない
どんなスイッチも押す三秒前は
記 ....
遠く渚の白波が
さよなら告げるよにさざめいて
町の子どもの線香花火
夏を焦がして昇る思い出
古里は離れて尚もここにあり
暗い微熱に慕情が火照り
振り向けば妖しき街灯
誘う別れの一夜露 ....
幕開け前の誰もいない舞台に
一つの卵が置かれている
(あの中に、瞳を閉じた胎児の私がいる)
ぴしっと殻を破り
世界に顔を出す瞬間を夢見て
(胎児の小さい心臓が、高鳴っ ....
仕事帰りに、
お茶の水に寄り、回転寿司を食べて、
ディスクユニオンで、
今日もすごく嫌な思いをしたから、
レコードを1枚だけ、買おうと、
あれこれ見ていたら、
彼女から、電話が来たので、
....
あなたはどこにいるの
目の前にいるような 彼方で泣いているような
あなたはなにを見ているの
同じものをみているような 目をつぶっているような
寄り添うように 離れていくような
....
110810
わたしのだいすき
わたしのすきなわたし
だいすきなわたしがわたした
わたしがすきなわたしは
わたしもりがすきなあめんぼう
....
変態は
ああ
私の趣味
おお
それを許さないのは
あんたの罪
エロかった
ああ
何もかもが
おお
あのストーカーを
もう忘れたかい
昼間のストーカー
見つからないよう ....
夕陽が燃える
コンテナが揺れる
私の町から少し遠く
涙はかげろうの向こう
あまり簡単なものではないって
わかっている
けど
そこはかとなくこみあげてくるよ
これは何かな
....
酔っ払った言葉に
含まれる独特の
熱を持ったアルコールが
次々と、
次々と次々と、
虚ろな目を横に
動かしていく
眠り込むあたりに
こぼれ落ちてしまう
転がる目玉を踏まないようにと
....
ソリッド!
砂浜を駆ける女子男子
明日みたいな陳腐な思い出よりも
永遠に続くモラトリアムを
(信じていたい)
目隠しをして希望を叩き割り
絶望につかまって海を泳ぐ
日々大地を揺らす裏 ....
芯と同化して立体となる。
直立するための平地の上で、立体となる。
直線が曲がった軌道を描くように
この芯もまた
曲がった軌道を描くことができるはずだ。
(幻の引き手の人)
芯の曲が ....
僕は草むらの中を
一人で走っていた
時々、転んで夜虫と出会い
「やあ」と声をかけて立ち上がった
あれきり夜虫は追ってこない・・・
あの日出会ったのが最後だったのか・・・
....
奪いたかったのは
肉体ではなかった
きみの内側にひそむ
薄暗く丸いものでもなかった
それは概念だった
女だった
ぼくが
命をかけて奪い ....
―炎天
いつからか父母の面影もなくなった顔の輪郭を撫で
枯れた景色を見すぎたせいかむず痒い目を二、三度こする
何処にも行きとうなくなった
もう何処にも行きとうないんです
陽射 ....
あまりにも
咲き過ぎているから、と
たんぽぽを抜く
紫いろの可愛い花や
可憐にしろい小花の群れは
そのままにして
たんぽぽを抜く
たんぽぽは
花、という肩書きを剥が ....
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