フリーターのころ
バイトの仲間達と皿を洗いながら
どんな有名人に会ったことがあるかで
自慢しあったことがある

岸本加世子が店に来たので、
お調子者のあんどう君が、
Tシャツの背中にサイ ....
雪の降らない夜はない夏たちが僕の指を愛撫する季節、赤熱する月を前にして震え慄く昆虫の複眼に映っているのはあの女の青い瞳、合わせ鏡、朝の脳髄と夜の脳髄これらが出会うとき海はひび割れる、真実はどこにもなく .... 慣れること
あさ
お昼ご飯の準備をして
洗濯物を外に干して
夕ごはんの下準備もして
少しのんびりして
いちにのさん
車に乗り込む
安全運転して25分
そこから
教えてもらいながら働 ....
息を吐きながら
ようようと私を呼ぶ
大人の群れが
次々と
私の肩に触れる
大人たちの手は
水槽からはい出たのか
冷たく染み込み
オディロンの絵から
生え現れたのか
内奥のほうに ....
携帯電話を略して
ケータイと言う
それでは
携帯という形態だけが
うきぼりになり
電話としての
機能を失っている
たしかに
失っている
電車の中
学校の中
レストランの中
エト ....
 
 
蛇口をひねると
シャワーから
大切な恋人が出てきた
大切だから
名前をつけた
お互いの名を呼びながら
シャンプーとリンスの前で
永遠の愛を誓った
そして二人で
排水溝に流 ....
  夕暮れの教室に
  ぼくたちは産み落とされた
  生きてゆくことは
  いつ終わるとも知れぬ居残り
  帰る家もなく
  子どものころ
  教科書をひらくと
  とうめいな雲が立ちのぼり
  そこだけに雨をふらせた



  教科書はいつも
  本のかたちをしていなかった
  どこをひらけば ....
ひととして
いきるためにこいをしてきた
そうして
けっきょくいきられずに
こきゅうをして
えらでこきゅうをして
すいめんかをおよぐ

めぐりあうことをただおそれ
しずみこんでゆく ....
降り注ぐ彩度に飼い殺される

彼らは非道く鋭く
私の呼吸を奪っていく

刺さる、沸騰する空気の上に
墓標だけが白々しい

沈黙が朽ちる
本能だけが蹂躙し、何も残らない
疑う も
信じる も濃くなると
苦しさで動けなくなってくる

当たり前じゃん

そういってくれたあなたみたいに
大切な人のカテゴリを
笑って守っていきたい
青い目をしていた
背の低い女の子
 水着は ビニールよりも薄かった
 カニに 破られそうなほど


とても眠い
さっきの抱擁の続きを
 潮の香りに 包まれながら
 砂地に 埋もれ ....
 高度一万メートルまで上がると
 地球の丸みを
 実感できるんだそうです
 大洋の中心に小船を浮かべても
 やはりそれを
 実感できるんじゃないでしょうか

 左右どっちでも
 水平線 ....
「猫」

猫はきまぐれ

猫はきっと明日を知らない

猫はきっと自分を知らない

だからきっと

自分を知ってほしいと
そう思っている

猫 匂いもない
 ....
 写真週刊誌のライヴァルは
 他の写真週刊誌じゃなく

 缶コーヒーだって

 ドラマん中のそんなセリフに
 熱くなった頃も
 あったな

 キヨスクで

 あの頃
 フランス ....


日替わりの絵画


ハガキ

ハガキなのだけれど
絵ハガキにはなれなかった
悲しい
ハガキなのだけれど
机の中でうずくまっている
寂しい

誰か ....
きらきらと光る波は
夜の一筋の影
風の音と共に
凍りつきました

子供たちがグラウンドで見つける
プラスチック瓶の破片でも
色つきガラスでもない




サラ  ....
初恋の人を
月にとられた。

にこにこわらって
「さようなら!」
だってさ。
ひとさし指が青く
午後に挿される
最初に想い出し
最初に忘れるもの


夜に響く手と
真夜中に響く手との差異
進み去る方へ縮む手の群れ
闇の近くに輪を描く

 ....
かたく包まれたものを見ている
濡らすたびにかたくなり
ほぐしたくてもほぐせないほど
ぴたりとはりつき 包んでいる


水の音がする
さかさまの
水の音がする
もと ....
夏至の夜は重く沈んで

雲も宇宙の蒼に融け入る


生ける雲よ

その蒼を映す海は灰色

雨と人と人のわだかまりを蓄え


遠い夜に

雲と雲の笑い声を聞く


 ....
失敗作だっただろ?
これは
今さら言ってももう遅いんだ

はじめまして
の笑顔の裏には
何重もの扉が隠れていて
あなたとの距離は
今何メートル離れているのだろうか

他人に興味 ....
  未来のような
  だだっぴろい草原で
  詩を読んでくれたのは誰だっただろう



  幸福のような
  雨が降っていたのはどこだっただろう
  なにからなにまで
  や ....
切れた糸が
繋がった。
ライフライン
切れたらなくなる。

プレシアス・シング
プレシアス・メロディー
without anger
without fear
without unco ....
わがままを
言えば言うほど
自分に疲れるだけなのに
一体なにがしたいんだろう

夜空に広げた反省会
だれもみないのをいいことに
センセイ質問いいですか
月は黙って首をふる

明日と ....
あかちゃんが
いい
においを
させている
おかあさんは
花柄のタイツを
はいている
細かいプリーツの
スカートを
はいて
花が大きい
花が大きかったね
ベッドにつっぷして
 ....
やるしかない
のほかに
やることない
のか
やると対峙する
のは
かんがえる
さて
かんがえるまえに
行動しよう

行動するまえに
かんがえよう
二択の選択にして
それで ....
出会い系サイトで、
女の人と、会う約束をして、
有楽町で、会った。


ぼくが、2番目に好きな本はなんですか、
とメールしたら、
愛読書が、
「火曜日のモリー」だということだった。
 ....
平らな川に
風が夢見る
どちらが上流で下流なので
しょうか

細かな波音が
聞こえるくらい傍にいても
それはわからぬのでした
玄関の前にブラジルが落ちていた
おそらくブラジルから
何かに運ばれてきたのだろう
ブラジルに住んでいる人や他の生き物も
ブラジルが見つからなくて大変だろう、と思い
お役所に電話し ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
森高千里はだいろ411/6/23 22:19
初夏(自動記述)ぎよ111/6/23 22:06
日常生活力のための覚え書きはなもとあお7*11/6/23 21:58
髪が抜け落ちる長押 新2*11/6/23 20:07
ケータイのけいたい[group]中川達矢6*11/6/23 20:01
結婚式たもつ511/6/23 19:42
居残り草野春心3*11/6/23 17:51
教科書211/6/23 17:33
あなたのてがおおきかったかんな5*11/6/23 13:51
楽園の外ゆえ2+*11/6/23 13:40
大切な人朧月211/6/23 8:30
レンタルボード番田 111/6/23 1:44
太平洋藪木二郎1*11/6/23 1:07
猫について。吉澤 未来111/6/23 1:00
エロ本ライター藪木二郎1*11/6/23 0:52
物の印象。吉澤 未来211/6/23 0:50
冬の諏訪湖畔・・・から遠くにあるイメージへ。111/6/23 0:48
恋敵國朗011/6/23 0:38
ひとつ うつろい Ⅸ木立 悟211/6/23 0:37
ノート(濡らし 濡らしても)[group]411/6/23 0:35
生ける雲アヤメ111/6/23 0:19
第1回ゆとり教育被害者の会c1*11/6/22 23:57
喪失[group]草野春心411/6/22 23:27
ライフラインペポパンプ1*11/6/22 23:26
魂は夜に浄化する朧月011/6/22 22:39
hitahitaイシダユーリ311/6/22 22:14
やるしかない[group]中川達矢1*11/6/22 22:08
出会い系の女はだいろ511/6/22 21:02
リバーという川長押 新1*11/6/22 20:03
ブラジル担ぎたもつ311/6/22 19:18

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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