.... 夏の原形質が撒き散らされる
鳥たちは水晶の葉裏をもったまぶしい植物を運んでくる
虹が永遠の時を宇宙の襞に刻み付け
人はみな消え去る
  寒いときはストーブのかわり
  暑いときには
  砂浜と風鈴のかわり
  あなたがいれば



  うれしいときは歌のかわり
  かなしいときには
  ぼくの心とから ....
茶色が包みはじめて
白い花びらが消えていく

蜜を求める蜂は 
終わった

折れた風に
立ち続ける 緑

枯れていく事が結実なら
すいあげられてしまおう
{引用=夏のおもいでっていうもんが
裸足で踏みしめる畳の網の目につまっていくもんなんやと思って
お風呂上がりにちゃんと足の裏を拭いたり
できるだけ汗をかかんように制汗剤振ったりしよるわけじゃない ....
暑い夜を通り抜けて
まだよわった身体を、布団に忍び込ませ
水面から引き上げられたようにぐったりとしてから
顔だけを外気へ浮かばせて息をする。

私は透けるような白い肌でもなく、
瞳はアーモ ....
空で悲しみを撃ち抜く
翻って自虐する視線を撃ち抜く
回転して引力の強い不安に突き刺さる
要領の悪さを責める言葉を抹消する
清冽なふたすじの水の流れに流す
そして冷や水を浴びせる

かつて ....
まっすぐに伸びた楡の根元に座って

視界に収まらない空を見ていた

眼球の限界―

やはり人間は限界のある生きものらしい

銀色の飛行機が頭上高くを過ぎる

遠ざかってゆく機影に憧 ....
顔に傷が出来たなら
部分仮面で隠さなければ。

抱える傷が広がったなら
部分仮面を大きくしましょう。

顔が傷しかなくなったなら
部分仮面はただの仮面。


仮面が自然になりすぎた ....
先週
友人の通夜のあと
これ幸いと
「フクシマ」
であれでしょう?部長
とかいって
一週間会社から
はやめの
「節電」夏休みをとって
で南米を
ヒッチハイクでう ....
雨を赤く染めて、
山形から、小さな恋人たちがやってきた。
久しぶりに口づけをする。
いっときの、ほのかな甘み。
こんどは、いつ会えるかわからない。

小学校の校庭の、
熟して落ちていた、 ....
センチメートル、ミリメートル
なんでもいいから測りなさい
ああ神さま、仏さま
定規はうちに置いてきた
あたしは定規を忘れたの

あたしの隣の男の子
吾は戦国武将なり
いざセップクつかま ....
{引用= これはインド北部で採集されたというナンセンス詩の試訳です。定本には、David McCullough (1981) "The Complete Indian Folk Songs& .... 子宮の壁を誰が叩いているの?


子宮の涙がつたって
海へ戻る

子宮にわすれてきたわたし
少女のわたし

子どもができたら
わたしと一緒に産まれるだろうか

夜に産まれた ....
だってさ
バカだから
難しいことはわからないし
引き算は計算機ないとだめだめ
漢字が沢山だと新聞読みながら
うとうとしちゃう
バカだから
マンガやアニメは大好きだけど
小説やムズカシイ ....
色々な路地を巡り歩きながら街にいた
水色のジーンズを探しに出てはみたのはいいものの
過去に訪れたことのあるような 街の中にいた
それは 一体 何故だったのだろう


水色のジーンズを探 ....
雪の上の戦争が生をふみつけにする
街路樹の影という影に湛えられた海が
カラスたちを痙攣させる
水晶は汗をかき
光は素早く分解される
青空めいた少年の白昼夢が
空気に曲線を描く
私は夏の淵 ....
活動しない雲は
たいてい灰色をしている

海の上に
面倒くさそうな
固形物が
存在する

白い犬
がそれを見ている
黒い少年
がそれを見ている

そんな淀みの中の
なんでも ....
あがきを止める
そして融け合い始める内と外

閉じた内は詰まっていく
開く外には主体がない


内と外の融合は
宇宙一体いだき込む

すべてのものは有るがまま
ひいてはすべて ....
誰からも相手にされない。
やはり私は勉強を一生涯する
運命にあるのか?
試験を受け、人の為に使いたい。

来年からは猛勉強します。
また人との関係を絶って
沢山資格をとります。
勉強す ....
朝を彩って間もない星たちが
一枚また一枚と
淡い光を重ねる空へ
微笑みながらゆっくりと溶けてゆく

あの頃は楽しかったねと
懐かしい唄で
結んだ小指ほどいたら

まだ始まったばかりの ....
風が吹けばゆれる
雨が降ればたたかれる
太陽に照らされれば微笑み返す
水が無ければ干からびる
役目が終われば終わりを待つ
命が尽きれば死んでいく

そんな"正しさ"と ....
好きといってもらうことすらできない
まっすぐな目で
否定された1月後に
そいつが
別の男と付き合って
ドライブする

公務員試験におちたらいいと思った
日が暮れる前に家に帰ろう
森の中で夜を迎えてしまったら
僕らはもう家をみつけられない
だれかここまで探しに来て
一滴の灯りを携えながら

気味が悪いほど空に
星が散らばっている
人間の ....
あのね
どうしたら 良いかって
ずっと 考えたんだ

頭だけは 何時も
近くに 有ったから

伸ばせる筈の
手だって

本当は こんな風に
好きな 文字を
打ち込んで
踊って ....
あの時
すれちがった知恵の輪
さすらいの風にふと
さよならって言おうとおもったけれどどうやらはじまりらしいね
ふとわらったよ
いつものように家の近くを散歩して
いつものようにため息をついて ....
光のカーテン
ハープの音
今ひとつ星が降る
美しい空

全てから解放され
全てが自由で
何も縛るものがない
好きなだけ好きな事

私をお許し下さい。
私も全て許します。
癒され ....
あ、義父さん
ハンカチを一枚お借りします


+ + +


初めて会うひとはわたしのすべてを見透かしたあとに
無学なバイトの若造が生活(いちにんまえ)を語るのかと息巻きながらも
そ ....
生徒はある日グレて

朝な夕なに

教師のところへ

暴れに来るの

教育委員会が心配するけれど

愛があるから大丈夫なの

体罰反対とさよならするのよ

ハゲの校長辞めろ ....
昔々のその昔
葛城山の頂(いただき)に
崩落しそうな崖を臨み
奇形な巨岩(おおいわ)に注連縄(しめなわ)が
その巨岩(おおいわ)のその上に
みずらに勾玉(まがたま)
直刀を佩(は)く 弥生 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
三日月に腰を掛ける大鎌TAT311/7/10 20:12
天気雨ぎよ211/7/10 20:09
かわり草野春心411/7/10 17:17
腐食砂木11*11/7/10 16:32
風通し佐藤真夏6*11/7/10 14:38
いる。山岸美香311/7/10 11:29
決別瀬崎 虎彦211/7/10 11:27
遠景宮岡絵美511/7/10 11:13
飛び降りの仕組み邦秋2*11/7/10 10:17
「やっぱチョッパーっすね」モリマサ公911/7/10 9:16
小さな恋人たちyo-yo3*11/7/10 7:45
あたしは定規を忘れたのK・フラグメ...311/7/10 7:07
とうがらしの数え歌ああああ111/7/10 6:21
わすれものc111/7/10 2:29
だってこころゆくま...5*11/7/10 2:08
恐怖を言葉に感じる番田 211/7/10 1:09
ぎよ311/7/9 21:53
コンクリィト製の堤防から見渡す故郷の印象塩崎みあき8*11/7/9 21:53
生きる勘シホ.N211/7/9 21:38
私の恋人〜それは勉強〜ペポパンプ4*11/7/9 21:37
7月8日 夜明け村上 和311/7/9 20:57
_戒途111/7/9 20:37
グリム グリモア6111/7/9 19:42
停電の夜に木屋 亞万1*11/7/9 16:42
あのね藤鈴呼4*11/7/9 15:30
メモリーズたそがれ龍生411/7/9 15:27
夢と希望とファンタジーペポパンプ1*11/7/9 15:06
ハンカチ乾 加津也20*11/7/9 15:05
生徒の鼻折れ[group]花形新次111/7/9 14:38
一言主2[group]……とある蛙611/7/9 14:28

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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