君がいた あの夏の日
遠い日の記憶を
真夏の太陽が 揺らめき
目の前に浮かべる
蜃気楼
マンデイ朝陽は来たか
チューズデイ雨か
....
たぶんなんか
手の甲に
くちづけをすると
罪があがなわれるという
話が
中世ヨーロッパ
あった
だから
毎日考えています
というと
きもちわるいといわれた
明日
貴方に
逢えなかった
昨日
貴方に
逢えるかな
さっき
貴方の夢を
見れるかも
きっと
貴方の夢を
見れた
矛盾が
溢れている
空想に
満ちている
....
高い高い空
目指してさ
羽ばたいていこうよ
遠い遠い空
忘れちゃいけない
どこまでも続いていること
私たちには翼はないけれど
一歩踏み出せば、
数センチ
確実に近づいている
....
1
わたしには
青空
きれいすぎると
青空の下
おもった
2
青空の下
かけまわるのが
好きだった あなた
3
青空に映える
あなたの翼を
青空の ....
背中が砂漠のように痒い
掻いた手を見ると
爪の間に砂が詰まっている
山高帽の男が笑いながら
建物の扉を閉める
短い一生の
一日がとても長い
視認性に欠ける水色は、ひたすら直進する境界線の色。どこかに背びれを伸ばすわたしに、そのどちらにも泳げない六番目のセンスがこみあげる。周期表(periodic table)の薄い領域。
いずれは呼 ....
鼓動はクリーンなアルペジオ
君の血管はエレキギターの弦、
錆び付いた弦。
テクニカルなエレクトロは君の装備
歪んだディレイは君の叫び
アンプラグドで君の声をきく
君は錆び付いた ....
真っ白な歯で
梨の実をかじるとあなたは
ゆっくりと透き通り
青空とひとつになった
僕のそばを
一人の子どもが駆け去ってゆく
おそろしくひたむ ....
あなた、どうか、軽蔑してくれるかな
できることってみんな違って
そういうことわかったように風をうけています
与えられたことには
過敏な反応をして
なにをもらっているのかわから ....
授業の出席率は1/3。
担当教師はむっつりはげ。
前の席では男の子2人
横の席のメガネ君に話かけまくる。
見るからにネクラでマジメ
なメガネ君は困った顔で ....
僕が死んだら
シフトに一つ穴が開くだけ
彼女は直ぐに別の男を見つけ
友達は一瞬で僕の事を忘れる
僕が死んだら
シフトに一つ穴が開くだけ
店長が頑張って一ヶ月だけ埋めて
その後は僕 ....
道を歩くと つい最近まで、卯の花や すいかづらの匂いがしていたけれど、季節は進み 香の蒸散するスピードも早くなり、このごろでは すっかり緑の陰ばかり探してしまいます。神社の石段下っていると 眼下に鳥居 ....
雨の朝 鳥の声
傘を持つ手 昇る色
影の奥を
巡る色
水に呼ばれ
振り返り 見つめる
風の上をすぎる風
こすれては撒く光
お という声に
動く紙の森
....
私たち二人 広い湖に
浮かべたカヌー
広くて広くて
向かう先など見えずに
ただひたすらに 進む
見えるのは過去
二人 築き上げた時間
遠 ....
草の実は、苦くて酸っぱい。
子供の頃から、虫は好きだった。
うつむく生活を続けていたら、とうとう草むらの中に、顔を突っ込んでしまった。
緑色の空気がいっぱいだ。これで虫になれるかもしれない。そう ....
およそバンドのネームヴァリューには似つかわしくないような
北の地の小さなライブハウスのスポットに照らされて
紡がれていく最後のグルーヴ
オーディエンスはただ確かな高揚感を胸に秘める
目の前 ....
気の毒だな
女にすっかり支配されちまって
本名も電話番号もとっくにバレちまって
お前のやる事は何でも戒められ
伸ばす枝葉を根こそぎ剪定するように
女のご機嫌を気にするあまりもう
自分のすべ ....
私は一体何をしているのだろう?
私の見ているこの世界の中には何もないのだ!
出すべき 言葉の一つも 深い海の底で 忘れて
目をそこでいつまでも静かに閉じていたかった
一 ....
手繰る気配
目を瞑り
唯唯
手繰り寄せる
しっかりと立つ
じっと待つ
大声を出したくなる衝動は
小さなネズミに
くれてやる
走って転んでも
ふっと笑う
....
地平線にぼんやり見えるのが隣町
だだっ広い草原の上には
流れの早い雲
鳥が止まり木を探して飛んでいます
一軒だけ建った
大きな屋根の小さな家
花壇には草やら花やらが
ごっちゃにな ....
110712
紫外線防御を完璧にしなくてはなりませんから
フルカバーのバイクに乗って
夏の海に行ってみよう
2サイクルでも構わない
4サイ ....
得意げに作ったものが
ゴミだと
いわれなくても
おもったときは
どうなのか
最近つめたいのは
同棲しているから
反火力発電というのは
ピントがずれている
「俺は火が嫌いなんだ」
火力発電所は
どんな力によって動いているか
もちろん、火の精霊の力によってだ
八百年前 ....
言葉なんて話すんじゃなかった
言葉より優しいものがあること知っていたはずなのに
何故言葉から、そして何を求めるのだ
君よ
「わかっているだろ、の後に
君は忘れてしまったようだね。
....
青い星の表面の、いちばん青いあたりに
ただよっているたまゆら、
暑さのせいでだいぶひしゃげて
じくじく、いじけた音を出してる
真昼の夢がさめやらぬまま、
うとうと動いてごろごろ働いて、
....
愛してただの
此の世で一番だっ ....
ここを
登りきれば
何年も
椅子に座って
ばかりで
運動なんて
これっぽっちも
してなかった
ふくらはぎが
太ももが
体全体が
思い返せば
大したことなかった
....
手をあげる
流しのシーソーが停まる
どちらまで行かれますか?
上まで
反対側に運転手が座る
到着する
料金を支払って降りる
いくつかの用事を済ませる
再びシーソーを拾う
....
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