愛を説く前に銃を取れ
もう
清い心だけで
乗り越えられる時代じゃない
神は
兵器の値踏みを始めた
軍隊を揃えて
戦略を指揮するつもりさ
愛を説く前に銃を取れ
なにも出 ....
白いスカートにコーヒーのシミをつけて
笑う少女の無邪気さを
貴方はそうやって嗤いますけれど
残念ですね
口の端にケチャップがついてますよ。
文学少年気取りの
私たちのエスプリなんて
....
世の中は
やさしい
世の中は
温かいと思いたい
ダメージは大きいけど
良い報告ができるよう
頑張ります。
生活が懸っているから
当たって砕けろ
数打ち当たる鉄砲撃ち
丁寧に ....
笑ってごらん
地球が回っている
笑ってごらん
笑い返してくれるから
気負わず
素直に
自然体で
正直に
きっと涙になって
叶えてくれるから
きっと力になって
助けてくれる ....
風が
吹く
いつもは
風は
優しく
頬を撫でる
風が
吹く
今日は
髪が
乱暴に
引っ張られ
音が
舞う
いつもは
風に乗って
心地よい声が
聞こ ....
「リサイシャです。」
突然の呼びかけにハッと顔を上げる
カウンター越しにその女性は佇んでいた
小さな女の子を二人連れている
一瞬 何と声をかけようか戸惑う
胸の底に沈殿している ....
こころよ、からだよ、がんばってくれ
俺はいま
疲れること
めんどくさいこと
そんなことを一生懸命やりぬいて
たましいを高みに運んでいるのだから
黄昏がすぎて
流れ星をみてから
一日が無事におわったと
ふとほくそ笑みして
わからないことや
知ってもどうしようもないことを
抱きしめながら輪廻したがら思案してうずくまりながら
ぐるりと ....
私を怨みなさい
何もかも 知ったような顔して
貴方を突き放す私を
私を憎みなさい
言えばいいこと 言わなければいいこと
本当は知っている私を
私を嫌いな ....
思ったより砕けませんね。
だから時間もかかりますし
これは結構な消耗ですよ。
(その横の粉で固めた塊)
ここは暑いということで
時々、氷を頂いています。
そうすると私も
なんだかとて ....
犬猫とは違うことぐらい
判っているよ
※
でもね
薄汚れた服でサンダル引き摺ってた女の子
大切にしてもらっているのかな
パートのお母さんと
いつも家でタバコ吸っている男の ....
夏の
薄明と
薄暮とが
震わす弦
此の世と
彼の世との
あわいに張られた
このまま
私は朝日を記憶して
今朝のコーンスープを味わい
日差しをスペクトルに縁取る
一杯の水に潤いながら
このまま
私は子供たちのこだまする
無邪気な朝の空気を吸い
街路 ....
歌よ、
さようなら。
みずみずしい言葉の列を
かつてはわたしに注ぎ込んでくれた
歌よ、さようなら
これでおしまい。
わたしよ、
さよう ....
金魚鉢に金魚
上から覗き込むと金魚
胸鰭を動かし
尾鰭を動かし
背鰭を動かし
何となく静止する金魚よ。
夏だけ生きている金魚
ほんの数リットルの水に漂う金魚
横から観ると大きく見え ....
「私」という少年の、なめらかに刻まれた、とめどない夏の血流の跡に蒼がゆっくりと続いてゆく。
鳥たちが空にへばり付いているころには、いつかの母の乳房が錯乱して海ぼうけ。
景色から突出している ....
ただ無性に好き勝手に綴ってみたくなった
ただペンが握りたかったんだ
金属質特有の冷たさが欲望を更に煽って
宿題のワークを放り捨てて
原稿用紙をばらまいた
宙に舞ったレポート用紙
いるのは紙
な ....
毎夜毎晩黙々と
オナホ洗いに取り組んで
合成洗剤さわっていたら
手指の甲に湿疹が出て
皮膚科にいったら
汗疱だってよ
オナホの洗い過ぎで
かゆいなあ畜生
乳房をすう、
くらげを、ほどいて、
山のような女の、
小指が歩く、
水の底は、
虹がかかり、
馬がめぐる、
足のない、
テーブルで、
首を吊った、
青空が、
しずんでいる ....
踏んでいく、
鳥のかげ、
貝の、ねむりを、
ちぎって、
また、
植えて、
海を、まぶして、
足もとへ、
ふとんで、
生まれたての、
両親を、
ジュゴンのように呪って、 ....
あの子、読み込みが止まると
一気に喚き出すのです。
家の場合、何かの理由で
しょっちゅう読み込みが止まるものですから
その度、慰めなくてはいけません。
私は、このまま待つか、再読み込 ....
がんばればいいことあるかなあ
そんな気持ちも
太陽の下にでたらどうでもいい
あるく
あるく
あるく
それ以外の武器もなく
一日の終わりに
想う自分の気持ちなんて
遠い太陽 ....
クロッキー帳に僕は絵を描いた
麦藁帽を被ったあなた
はにかむように微笑んで
そのとき僕が目にしたすべて
あなたは絵にインクを一滴こぼした
ワンピー ....
いつも見ている山が、きょうは近い。
そんな日は雨が降る、と祖父が天気を予報する。
大気中の、水蒸気がいっぱいになって、レンズみたいになる。と誰かに聞いた。
山の襞が、くっきりと見えたりする。
....
今日…
君から届いた…
春の便りを…
読みました♪
嬉しいのに…
なぜだか…
涙が頬を…
つたうよ…。
おめでとう!
良かったね!
季節は夏…
流れる汗を…
そのま ....
一体誰と何をしに行くのだろうと思った
私はこれからどこに行くのだろう
私は きっと いつも 知らない誰かと手を繋ぎたかった
いつもそこでぼんやりと流れる時の中で
ぼんやりと立ちつくしていた ....
脚の線を、
ことばの女の、
くちびるへ、並べる、
埋め尽くす、
カーテンを閉じて、
無限の、
飛行機が、金属の、
かみのけを、残す、
誘う、
窓へ、
吹きか ....
息を大きく吸って
深い青の底にもぐる
珊瑚も見えない暗闇を
なおざりなばた足で進んでいく
もう今度こそ
息が足りなくなるかもしれない
もう今にだって
冷たい水を飲み込んでしまいそ ....
僕は今から体内を洗練する
温度を感じぬ裸足で外に出る
海に向かい血の付いた右手で空を切る
許しを得るために
残虐の対価として僕は
上記のように清らかに生きなければならない
....
暇な休日の午後は静かだから
通りを走る車の音と
入ってくる風のゆらめきが
時折 妙な空白をつくってくれる
不思議な夢から目が覚めたら
何度も記憶をなぞるように
おぼろげな記憶を
....
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