今日も
まぶたの底に沈んでいる
気配を感じてまた
泳ぎながら指を固める


永遠はいちばんわかりにくい翻訳だから
爪先から這い上がってこないように塗るくちなし色の
どこにい ....
知らない内に何も分からなくなった
僕は何処へも行けないし
君の居場所だって知らないままだ
気がついた時には君が何処にいるかも
何をしているのかも
もしかしたら
僕の隣にいるのかも
分から ....
腕の足りない分に
被せたシャツのボタンホール
くるぶしをすりむいてわらうあなたの
小指をほどけば
青梅のかたさを思い出すような八月


どこまでも
だらんとのびていく足の白 ....
当たって砕けろ
失敗してもいい
何もないよりいい
だめもと。

数打ち当たる鉄砲打ち
千三つ
千発打ったうちの
三発が当たればいい。

楽しいな!
ドキドキだな!
胸が痛い。
 ....
地下鉄のアナウンスを
白い波のようにやりすごして立つラインのうえ
共通語の素質なんて、
たぶん欠片もない言語でわたしたち
今もまじろうとしている


(かじりもせずに
舌先を触 ....
オレが死んだらよかった





言葉は足らずで
言葉は余計すぎて


伝えたい
安心して欲しい


辛いとき
目が見えなくなる


だから



オレ ....
薄れは 日々速さヲ増し
 
浮かブ言葉も崩れて逝って
 
思イ出ハ 欠片を残さずに

過去ハ ただ黒い壁の様デ
 
全テヲ選ばず飲み込ンでユく
 
「君ヘノ思いハ消えナイで」
 ....
月明かりで出来る影
自分の影ではない気がする

もし自分の影だとしたら
それはきっと昨日の自分

月明かりを浴びて
僕は明日へと
生まれ変わるのだから
井戸の底の月は孤独に光っています

街では若さを脅かす暑い夜が
続きます

金子みすずは
鰯のとむらいを
きれいに
うたいます

館山の女友達は
連絡が
とれなく
なりました ....
雨が落ちてきた
恵みの雨が落ちた
昨日の事なんて忘れて
今を楽しもう。

女神様が笑って欲しい。
泣かないで
また新しい道を
歩めばいい。

今はそっと抱きしめて
何も言わないで ....
  ならなかった
  なれなかった
  こんなふうには



  きみは
  なかなかった
  なけなかった
  こんなふうには



  ぼくが
  もっと
  ....
青い空には

無数の

名前を与えられなかった存在が

ひしめいています

私の僻みや

貴方の哀愁

なんとも都合の悪い

ものばかりです

便箋を一通

送らせ ....
今日死体の写真をみた みてしまった
人の形をしているのにどこか違う
胃袋のあたりがぐっとなった
ひいおばあちゃんのことを思い出す

あんなに優しかったひいおばあちゃん
でも 
四角い窓ご ....
雨が置いていった湿度
長気の除湿を待つことは無理そうだ。

過して失われていく途中で
雨親から離れ落とされた湿度たちが
それなりの密度で群れながらも
迷子顔して近づいてくる。

身体に ....
うちのみっちゃんのことは別として

近頃 詩に題名がつけれらない
無題#
無題# 
無題#
……
前は詩の題名がぽんと思いついたのに
私の言葉は名前を失ったかのようにぽつんとしている
 ....
いぃねぇ
    煙り雲がだるま雲になったょ
そぅだねぇ 
     入道雲になるかもね
やさしい 夕立だといいんだがねぇ
    
一円だまの竹トンボも うれしそうだょ
    そうだ ....
神さまあなたは理不尽だ! 夜の国分町の道路は汚くて/ヒールを履かないと歩けない/アルコホールより/香水の匂いがしている/香水よりもタバコの匂いがしている/前を歩く人を/見失うような道ではないのに/◆/◆/◆/黒い点になって .... 願い

想い

叶わないもの

もっていると辛いもの

全部

量子のキューブに込めて

未来へと飛ばす
{引用=


一 送電線


夕立のあとは
すっかり晴れて

青と
朱とが
きれいに
混じる

送電線には
数羽のからす

もうじき
日没後には
からすの色は
 ....
豆腐とか厚揚げとか

鴨肉の燻製とか

オリーブの実だとか

そんなもの持ち込んで

歌うんだ村で歌うんだ

はじめての曲でも

恥ずかしがらずに歌うんだ

あなたは歌うと ....
去年の夏ちょうど今ごろ彼女の部屋を掃除した

会社まで彼女を送りそれからひとり散歩した

彼女のわだちを探してた

道すがら夕食はこのスペイン料理店にしようと決めた

喫茶店で読書しド ....
もういいかげんにしろよ
そうは思うけれど
誕生日だもんよ
今日は今日とて
生まれた日の記憶は
ないけど
後付けされた
記憶ならあって
よくない
ちっともよくない記憶
なら書きかえり ....
赤羽橋駅を降りて
ガソリンスタンドの脇の道すがら

もし時間を戻せて
やり直すことができるとしたら いつがいいなんて唐突に聞くから
少し 驚いてしまった
傘に隠れて
表情まではわからなか ....
この場所にいたから

あの場所にいなかったから

それだけのこと

ただそれだけのこと


絡まりあった糸の世界を、しんじる
わたしは一つ呼吸して、それは奇跡で、とても世界を愛 ....
しをかいている
ゆうこくの
まどべで
しをかきむしって
ちがすこし
にじんでいる
いたくはないので
うたいます

にじがでていた
ひるまの
なまぬるいくうきを
ぬぎさって
 ....
  嬉しいときは
  笑うことしかできない
  わたしは凡才なので
  トイレットペーパーがきれたとき
  からからという音がしても
  それ以上なにも感じない



  悲 ....
それは 透明な砂だった
すこし おおきな石は ふたつあわせて叩くと 火花が散った
そんな 透明な砂の上に
あなたの フィンがあった

瑠璃の穴を飛ぶ鳥のように
泳いだ証の あなた ....
眩しくて照れくさくて
思わず顔を背けたくなる
輝かしい朝の陽光が
ぼくの背中に降り注ぐ
その足元には
最早自分の言葉を
紡いでいくことが出来なくなった
明後日の方角を見つめる
 ....
海を埋め尽くす無数の海獣
その移動に海はおののき
激しく毛羽立つ

逆巻く海鳥の交尾
海獣の胴震いに振り落とされもせず
雌鳥は厚い皮膚の皺の狭間に産卵する
そして独身ものは空中を埋め尽く ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ふるわすように、雨あぐり411/8/20 23:17
暑い日智鶴211/8/20 23:11
夏の日あぐり411/8/20 23:09
コンフェスペポパンプ2*11/8/20 23:04
しろい流転あぐり311/8/20 23:03
伝える吉岡ペペロ0+11/8/20 22:42
劣化速度徘徊メガネ3+11/8/20 22:28
Moonlight Shadowうずら豆3*11/8/20 22:20
残酷な夏梅昆布茶3+11/8/20 22:15
壊れたテープペポパンプ3*11/8/20 22:02
こんなふうには草野春心3*11/8/20 21:02
薫風雪路6*11/8/20 20:52
死んだ体にはくろきた411/8/20 20:48
過失器yuugao3*11/8/20 20:41
無題#くろきた2*11/8/20 20:39
空のバックスクリーン信天翁1*11/8/20 20:35
嘔吐もっぷ711/8/20 20:27
天の川を踏みながら長押 新2*11/8/20 19:37
因果律雪路5+*11/8/20 19:29
小詩集【流星たちの夜】[group]千波 一也3*11/8/20 19:28
去年の夏夜吉岡ペペロ111/8/20 19:22
去年の夏日211/8/20 19:14
あたしの誕生日朧月1+11/8/20 19:03
東京タワーpansy1...0+*11/8/20 18:26
呼吸森未2+*11/8/20 17:14
しいているかんな7*11/8/20 15:33
凡才草野春心4+*11/8/20 11:53
瑪瑙の島るるりら18+*11/8/20 11:53
当たりくじ寒雪111/8/20 11:25
非在の虹2+*11/8/20 11:07

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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