バス停に佇むやじろべえがいます
いくらバスがやってきても乗ろうとせず
バス運転手たちの間では有名な話です
水族館にマンタばかりを眺めているやじろべえがいます
あまり手を大きく広 ....
111016
経営陣は一連の不祥事の責任を取って速やかに総辞任いたします
朝になるといつもの顔ぶれが胸を張って正面玄関にやって来る
あれは単なる夢だっ ....
昨日は、朝、銀座で、
「ベニスに死す」を見た。
むかし、見たときは、よくわからなかったけれど、
(そりゃ20才くらいのときだから、当たり前だ)
まだまだ、十分にわかるには、
あと最低20年は ....
紙を飛行機にして
窓から飛ばす
しばらくして
砂漠に不時着する
近くでは
砂場と間違えて迷い込んだ男の子が
砂遊びをしている
こんなに集めたよ
振り返って
砂でいっぱいに ....
鮮やかな桃の色をした
あなたの大切な鞄が
線路の上にある
今は秋の朝
未だ人のまばらな
プラットホームから眺めるとそれは
轢かれるのを待っているように見 ....
A君
僕もなんで生きているのか
わからないんだ
なにかを失ったように
彷徨っているけど
本当は
最初から
何にもないんだ
A君
僕は誰かと話したい
そして誰 ....
浄まってゆく
それに身を任せている
この十年となえていた名前が
さいきん出てこないんだ
きょうさ
なん時ごろ元気だったんだろう
だれとも喋らずに天井を見ているよ ....
今年になってやっと
我が家の底冷えのする土間に
ウミガラスが営巣した
すでに蓄えは底をついた
ぎりぎりのタイミング
かつては家族全員
障害者認定だったから
近所の一部マスコミからは
....
{画像=111016151903.jpg}
迷ってばかりではないんだよ
ゆっくり歩いて来たんだ
途中に声を掛けてくる者もいたけど
脇目も振らず歩いて来たよ
....
「むせないように、ゆっくり吸い込んで。そう、深く。目一杯吸い込んだら、そこで息を止める。出来る限り長くね。堪えきれなくなったら、注意深く鼻から細く出してみて。少しずつね。一編に吐き出して、咳こまないよ ....
いまや フィルターは染みがつき
一滴一滴が
嫌だ 嫌だと呟いて
ドリッパーから墜ちてゆく
レギュラーコーヒーのしずく達
次第に近ずくカップの満杯
もう熱湯は入れられない
じっとみつめてい ....
梨の始末をどうしよう
この梨を線路に設置して
レールと車輪の間でひき潰すなど
してみたいが
どこか目立つところに
置き去りにしてやりたいが
梨がきゅうきゅう鳴くので
ずっと持っている
....
二階から目薬ってホントに無理なのかしらね
その前に やった人がいるんだとしたら
そいつはかなりのバカ者なんじゃないかと思うわ
いや いい意味でだけどね
棚からぼたもちっていうけど
そんな ....
太陽のカーテンがあがつて
君にKissをする
柔らかな声で
寝癖のついた髪で
聞こえてくる
きみのおはよう
僕は幾千もの浜辺にうちあげられた流木
海と風と ....
1
君の眼の内容に鉱脈が続く。僕は君の眼の地軸が太いことを君に隠してきた。君には幻覚を売る権利がある。そして眼の先端を選ぶ権利も。僕には君の血の流れる音がまぶしすぎて、脂肪の宛先を忘れてしまう。 ....
1
静かな糸で縛られたふたつの命。命が影のように伸びていくといつか人間にぶつかる。初めまして、僕らこんなに遠かったんだね。お互い嫌いなほうの手で握手しよう。服さえあれば知らない街でもさかのぼって ....
遠くの街からやってきた
遙か 遠くの 街から
彼らはやってきたのだろうか
そんな気のする
私の眠り
眠りなのかは
わからないけれど
今日もそうしている
どこにいくのか わか ....
たぶんそう思うかもしれないけれど
そんなこっちゃありませんよ
だから何回言おうとわたしはそんな風な目で見ていませんよ
もっと確実な方法はありませんか
それだけあなたはとまどって ....
mixiも ブログも Twitterも やってるの
そんなにつながりを求めてるの? って 言われると
多分そう と 答えるしかない
初めは 面白いから始めたの
だから 飽きたら止(や)める ....
{引用=祝婚歌}
旅は美しい
金のウンコを過ぎた辺りで助走に入り
爆発的加速でトップスピードに乗れば
船尾のエンジン焼けのひどい匂いも後方へ置き去られ
大川の生ぐさも顔打つ風に堤へ跳ね返され ....
膨らむ想い 奪われた心(ハート)
こんな気持ち初めてさ
恋愛(こい)は遊び 束縛は嫌い
そんなオレを夢中(マジ)にさせた
紅蓮よりも熱い瞳で オレを虜にしたね
覚悟はいいかい? 君を溺れ ....
研究室に女が入ってきて
めがねをしていて
地図をスキャナに読み込ませて
香水のにおいをさせているから
はなしかけなかったら
でていったから
じぶんが
わるものとして
あつかわれて
い ....
セルロイドの花が咲いている
背景のない淡い闇のなか
赤い花も緑の茎も葉も
ツルンとしていて
それなのに/だからこそ
異様な存在感を放っている
それを見ている僕にも
背景のない ....
世界がゼリーだ
わたしはゼリーじゃない
世界がゼリーだ
さんさんなな拍子のリズムで
みんなそうやって生きているなら
それはゼリーだ
帽子を被れ
わたしを視線からかくせ
見えない ....
あやうげな尖塔
さびしさの鼓舞
きらびやかなのは、包囲の目
負よ、閉じなさい
無が緩やかに解かれてゆくまで
100%の果汁は苦い
知っているのにほしくなる
ホンモノにこだわる
私は偽物
ほんとうの私を
探してる/今夜も
ないないない
とおもいたい
あきらめて
グラスの中のオレン ....
ひとりぼっちの女の子
机に前髪が落ちそうだ
あともう少し
針先ほどで届かないあなたの言葉のように
寂しさが髪の先に
しずくをつくっている
秋の薄日が 山の稜線にも
乗り捨てられた車の ....
君は
たった独りで
この行き場の無い街の中を
頗る、寂しく
歩いてた。
そして、僕は
たった独りで
この行き場の無い街の中を
酷く、悲しく
歩いてた。
そん ....
宇宙に開かれた水の滴
表面張力によって浮かぶ
塵芥の島嶼の一部の
寄生する細菌細菌
細菌が人生
泥の堆積/火の木端/夢に沈む
雲の破片の沈殿物
屋敷の塀の高さに隠された
思い出 ....
朝昼晩、おはぎだよ
無人島に何か一つ持って行けるとしたら、おはぎだよ
死ぬ前に最期に食べたいのは、おはぎだよ
昔ながらの麺類・丼もの屋が店先で売っているおはぎにかぎるね
そりゃ ....
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