永滝神社を見て、道の駅横の白山資料館に入る。三馬場の説明や民具の展示もあったが、金森藩の一揆についての展示が一番良かった。直訴状を差し出して土下座する農民と、それを睨みつけて切り捨てようとする武士の ....
君が味噌汁を作るたびに
君がクリームシチューを作るたびに
君が鍋焼きうどんを作るたびに
君が本格的インドカレーを作るたびに
僕はそれを煮詰めたいと思うんだ
君が風呂に浸かるたびに
君が ....
愚かでみじめなトロージャンは
最後にた ....
寒冷地仕立ての追剥
刈り立てられる黒革の記号
曖昧に同一で
それでいて
住み分けは完了
動物と素材の境目にある空気は
ワタにとっての(は)
大好物
手応えを与えてはくれない ....
外のいつもの秋の姿。
つるべ落としが落ちました。
私は身震い一つしました。
秋の夜空は美しく、私は息をのみました。
不思議な鉱脈に行き当たりました。
ダイヤモンドの輝き。
豊かな気分にさせ ....
歩む先は 光に満ちているのかい?
今よりも 温かな道だろうか?
ひび割れた大地も
うまく渡れるようになっただろうか?
揺らぐ足元は 飛び越えていこう
凍える風も 光射せば溶けるだろ ....
そこは儚い
青い微熱 うつぶせの日記
ぼくの息づかいったら こんなにも 儚い
三つめの春が 言葉もなしに やって来るってね
だれもしらないよ
宇宙の ....
まるでこの世の始まりから
僕を待っていたように
茶色い床に君の
十二枚の写真が散らばっている
秋の風が窓の外で
穏やかにはためく午後
僕はグラスに冷たい ....
こんな時代だから
何を以て幸せと…
言えるのか…
分からないけど
少なくとも…
君の綴った…
幸せの詩を…
読んだ時は…
なんだか…
平和だな♪と…
思い微笑む…
自分が居る ....
世界は言葉で出来ている!
れんこんの泥沼で叫ぶ半裸の男
もしも彼の尻に痣があったら
似ているのではない。そのまま存在と本質である
隠然たるその鼻息は世界を凍らし
笑いと共 ....
広大な八柱霊園の
松飛台門のそばの
御影石のそこそこの墓
運のよいYの弟が一度で引き当てた都営の墓地に
小さな喪服の一団が派手な祭壇をこしらえて
供物を盛った
多くの病の最後は餓死、Y ....
昌平坂から明神下へ
歩く夜道のその先に
いつも馴染みの赤提灯
一杯機嫌のお銚子の
もう一本のお調子者
明神下の居酒屋は
いつも馴染みのの客ばかり
飽きもしないで同じ酒
升で飲もうか ....
太陽が光り輝いて見えるのは
私の内面が光り輝いているからだ
私の眼が外側に私の内なる光を見て
太陽は私の眼を通して私の内に差し込んでくる
どちらも明るいから"光&qu ....
そばに聞きたくなるだけで
勝手に仕打ちを勘ぐったり
心にもあることで憎みだす
それが嫌でケイタイを開く
きみの写真を見つめる
ぜんぶ思い出している
自分で切なご ....
わたしの胸のなかにはいつも音楽が眠っていて
ときどき鼻くそに丸めてはオブラートに包んでほじくり出してもいるんだ 。
泣いても叫んでも、できない算盤で直角に叩かれ過ぎたから
毛筆は真っ直ぐ ....
今年も庭の柿がたくさん採れたから
喜ぶ顔思い浮かべて
孫のところに送ろうと思うの
若い頃のあなたは
荷造りが上手だったわね
どんな大きな荷物でも
まるで手品のように紐をかけた
でも、今は ....
私の中でなにかが優しく壊れ始めた
釣瓶落としの夜の中
独り佇みながら
メランコリーな果物を潰した
私の中でなにかが優しく壊れ始めた
写真をちぎり
独り凍えながら
写真を燃やし暖をとる ....
ひらいたひらいた
みるみるうちに
吹き溜まり
欠けてゆく色
朝日をひとり
待ちながら
頭と体が調律されて
冷えてゆく
震えるのは
声にできない言葉
もういいかい
さあ、飛び越えよ ....
冷えた空を溶かすような、ほんのり柔らかい日差しを浴びて、通りすがりの駅のホームは、閑散とした微睡みの中にいた。緩やかに電車は走り続け、人々の頭も規則的に、右に左に動いている。
夏の濃い緑の匂 ....
傘立てには どんな色の傘が 似合うだろう
アスファルトに咲く 傘の花なら
雨に 似合う色を 連想しがちだけれど
そもそも 雨に 似合う色が どんなものなのかが
分からない
雨のイメー ....
あなたは、オートサリンジャーに近寄っていくお姉ちゃんが言ったんだとおもってくださいよ。それから彼女はあらゆることに意味があります、なんて言ったんだけど、ぼくはお父さんのつま先からくさいをくさいして ....
人間 きれいなものが好きで
手垢はきらいだし
跡がみえなくても
事実さえ 嫌われ者さ
大丈夫
君はきれいだよ
白い
狭くて
つまづく
大丈夫
君 ....
男の話
浅くなった眠りの中で
蹄の音がしていた
となりで眠っていると思った男が
雌の鹿だといった
森の
そんな においのする男だった
神さんの住むという深山の
山間 ....
大人になっても ぼくらは不器用なままだ
世渡りは覚えたけれど
いつだって精一杯 いつだってかっこ悪い
何か一つできたら 子どもみたいに喜んだりして
変わったことがあるとすれば 守る ....
午前中、買おうかどうか、
迷っているマンションへ、
日当りを見定めに行った。
小学校から坂道をくだって、
建設中のマンションの前に、
自転車で下りると、
真向かいの家の影が、
まだ、
....
ダンジョンから出られない
ぶっ壊しては再生し
再生してはぶっ壊して
....
母に盗られた心臓を
奪い返そうと
鋭い刃の青春を掴み
わなわなと震える声で
もう愛してください
もう愛してくださいと
猛暑日に冷たい汗を流して
泣きついている
その腕は簡単に解かれ
....
ご指名は ときかれて
いいえ 特にないですと答える
チェーン店の美容院は こんでいて
手の空いている人が 洗髪したり
髪を染めたり 切ったり の方が
私的には 早く終われて良い気がするの ....
ソーニャ・テエルク・ドウルネイ
あなたは回りますね
色とりどりに
撥ねますよね
色それぞれに
心のテクネー
おもちゃの科学
空間を飛んで
失われた時を求めて
ステップを踏まずに
....
Yの海馬の幾つかの
細胞に刻まれたひとこま
「また会おうね」と
Yが弟にかけた言葉
にっこり白い歯を見せた
会えたのか、呼ばれてみると
意識は無くて体中で息を求めていた
「〜彦ち ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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