青紫に霞む浅間山の遠望と
賑わう通りに開かれたテラスには
女がひとり食事している
背中でゆるやかにうねる髪に
藤色のつば広の日除け帽
白地に淡彩の花柄ワンピース
ひざ下の裾は四半円に垂れ
 ....
机の上に散らばった
散らかしたチョコレート
抹茶と苺とミルクと
たまにラムネ

鞄の中に散らばった
散らかしたキャンディー
ヨーグルトとバニラと
たまにボンタンアメ

ゴミ箱の外に ....
夕闇、空色の風の中に、秋が香る

湿った土を踏みしめて、葉の枯れゆく帰り道を思う



郷愁、夢色の記憶の中に、君が香る

泣いた土を踏みしめて、涙の凍りゆく冬の日を願う
アラジンの石油ストーブを
幾度目かのオーバーホールに出しながら考える
うちらがセックスをしなくなった理由。
笑顔を依頼された
王が
各地を巡って
拮抗する賛成派と反対派の
籤によって定ま ....
あんたと寝たことはないけれど誰とSEXしてもいつも相手はあんたですよ
あんたがわたしとできないせいで誰とSEXしてもいつも相手はあんたなんだよ

パンツを無理やり脱がしたらあんたが泣きじゃくるか ....
なぜおまえは
はなをさかせないのだ

くきをふとくし
はをしげらせて

むしたちを
そだてている

なぜおまえは
はなをさかせないのだ

はなはそこいらじゅうに
 ....
 「これでおしまい」

 と、
 彼女がガスも魂もこの世からひったくって息を止めたのは、中出し直後の三秒の間、おれが息を吐いたその直後だった。おいどうしたよなに言ってんだと頭の中心が解けた鉄でも ....
ぼくだけが四の段おちた

せんせいが心配した

とぼとぼと家に帰った

まえのひ四の段カードをなくしてしまった

だからお家で練習できなかった

つぎの日は九々のテストがなかった
 ....
音楽が欲しかった

それでも人生を

鼓舞する音楽が欲しかった

生の最先端で

顔がさびしい表面をしている

みんな去ってゆく

ぼくはまたひとりきりだ


くだらない ....
 
 
ひまわりの振りをして 
きみが咲いている 
太陽の方を向いて 
きれいに咲いている 
ぼくは影の振りをして 
地面に横たわる 
こうしていると何だかとっても 
時間の無駄だね ....
ほんの気紛れだった
マンションの折込みチラシで
折紙しようなんて思ったのは

最寄駅徒歩7分を山折り
南角日当良好を谷折り
指紋の間にかすかに残る
あどけない感触を頼りに
無骨な指 ....
ライコネンが
F1復活だってね

mixiニュースで見たら
ロン毛になってた
でも相変わらず男前

F1はもうすっかり
見なくなってしまった
けれど

君と深夜まで
見ていた事 ....
大事なものだから
簡単にはあげられないと

18 乙女

大切だけど
確証なんてものないから


今を見ずに
先ばかり見てて

どちらがいいか
結局
天秤にかけ ....
噛まれるもの
その深い肌触りに
凍るもの
締め出される
忘れ物
ほのぼのとした
わたしの風景
繰り返される山並み
わたしには山並みしかない
という幼い
決意
どこまでも続く
青 ....
男のなかで一番好きだと言われたのだった

昔男に抱かれたとき

女とのあいだに起こる感情より

男とのそれは最初俯瞰できていた

男にされて嬉しかった仕種や言葉を

女に真似をして ....
君と僕とは劣等生

強く心を揺さぶった

垂れ流してる孤独の片鱗

弾けてしまえば劣等生

君と僕との関係性

弱い心を預けあった

積み重ねてる憂鬱の年輪

壊れてしまえ ....
感覚を駆って
熱と湿度が飛び交って
ふたつの身体を高めていく

星間飛行の鈍色の船体が
故郷の水を恋しがって
恒星の配列をなぞるように
五感が跳ねて
目を閉じているのに  ....
見えないものに
なりたいな

癒えないものに
なりたいな


光らぬものに
なるもよし

至らぬものに
なるもよし


切れないものに
なれるかな

消えないもの ....
きみのペースに生きている
ゆるまったり急いたりして
かたちを自在に変えながら
音楽を奏でるいきもの
春の空をゆびで容易くひろげて
降りてきたきみなのでしょう
川辺の花に鼻をよせ
草にむし ....
落ち葉は舞い上がり
私の心を吹き抜けた

はらはらと
はらはらと・・・

舞っては落ちるその作業を
何度繰り返してきたのだろう?

木漏れ日が頬を射す
目を細めれば 見えるあの空
 ....
そうして僕は
誰かを思う
僕自身のことを忘れるとき
虫けらである 僕がいる
四つ目は両手の拳を突き上げて「御節が来たよ」と駆けまわる
階段を望みながら
節々に音楽室のまえ
渡り廊下から滑り落ちてくる気配
たまに体育館のマットの上に寝そべり
(紙きれに書か ....
待ってはくれない時間に

涙を流しては駄々をこねて



私より十数年も先をゆく

あなたの命のそばにいたい。



そして、私が死ぬ時はそばで

そっと手を握っていて ....
時間がないと

あなたの声がして

水色のひかりが

瞬き続けるのが見えた


深淵を覗き込もうとする無数の眼を

ひたすらかき分けて進む

子どものような眼で

誰も知 ....
街の中は喧噪に溢れているので
街の中からゆっくり街道沿いに歩き出す。
季節が素通りしている並木道に
まだ落ちてこない銀杏の葉が茂っている
銀杏の樹肌はゴツゴツしているが
何も物言わずに
 ....
折り紙
あなたは何を折りますか?
折り鶴
空へ飛ばしませんか?

紙を折れば線がつく
たとえば人生が一枚の紙であったなら
線の数を讃え合いましょう

紙を広げれば最初からやり直せる
 ....
もうにじゅうにさいになったの
せいじんしたのはにねんも前のことで
お母さんお母さん、わたしもうおとなになったのよ

たばこがいつのまにかシコウヒンになって
コーヒーもお砂糖さんばいだけで ....
/
あの静けさにはどこぞの野良犬たちも眠れる夜だった 。
誰も覗きはしない冷やかな部屋だから
浮かびあがる「死体」は見なかったことにしよう
駆けつけたときに男が倒れていたのは宿命で、決し ....
世界が死んでいく
街は秋に包まれている
その上空で冬が旋回しており
朝晩につめたい息を吹き込んでいる

秋の煌きは陽射しのやさしさゆえ
イチョウは金色に輝き
紅葉は真っ赤に燃え上がる
 ....
今日も晴天鉄板返し
あんこのつまったタイヤキを
売りつけ光るサングラス

引き金ひいたその指を
命奪ったその指を
ぶら下げている手の平で
作れるものはあるだろか
守れるものはあるだろか ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ラストリゾート (山)salco4*11/11/30 23:30
ジャンクさつき111/11/30 23:21
Re:fall111/11/30 23:14
王の突起物[group]シリ・カゲル111/11/30 23:04
できないカチキ211/11/30 21:50
咲かない花小川 葉011/11/30 20:51
〆〆〆〆111/11/30 20:16
四の段おちた吉岡ペペロ4+11/11/30 19:45
音楽が欲しかった3+11/11/30 19:18
増えていくたもつ1311/11/30 19:17
折紙nonya24*11/11/30 19:12
ライコネンちゃんこ111/11/30 18:51
18一酸化炭素011/11/30 18:15
幼年非在の虹6*11/11/30 18:01
昔男に吉岡ペペロ0+11/11/30 17:58
死神のラブレター逆鱗社長111/11/30 17:47
星にかける虹あまね1311/11/30 17:28
うてな千波 一也5*11/11/30 16:27
生まれたことについてたちばなまこ...23*11/11/30 15:56
移ろいゆく心菜穂4*11/11/30 15:26
いつか、あなたと出会えたら番田 111/11/30 15:20
ブラボーだんだんアラガイs1*11/11/30 14:29
17歳になる前411/11/30 14:22
鳥の意思、それは静かに宮岡絵美211/11/30 13:53
鼻唄 ー道9ー……とある蛙611/11/30 11:46
折り紙そらの珊瑚11*11/11/30 9:56
おとなになれないこどものひc311/11/30 5:12
「虚体アラガイs2*11/11/30 4:00
まだ眠らない秋の寝顔木屋 亞万1*11/11/30 1:50
通りすがりのタイヤキ屋瀬戸内海011/11/30 1:30

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