「3月の終わりに東京へ行くんだ」
そう言った君
離れた場所で夢を掴もうとする君はきらきら輝いていた

でも僕は
「離れたくない」
それだけしか
頭に浮かばなかったんだ
君の夢を ....
昨夜の口喧嘩の
後始末もそこそこに
降り止まない雨の中へ
ぼんやり歩き出す

昨日より重い靴底
視界に覆い被さる雨傘
押し黙ったまま濡れる自転車
舗道にすがりつく安売りのチラシ
 ....
なんでもね、いきすぎるとチュードクになるの
アルコール、ごはん、甘いもの、人
溺れちゃうのよね
ものすっごい、せつなさがやってきちゃうとね
依存ちやうの
ガブガブト、のんじゃうの、たべちゃう ....
  ベッドに
  開かれたままで
  一冊の絵本が載っている
  水と絵の具で描かれた
  くすんだ楡の木の下
  涙を拭っている女の子の頁
  その上に犬が寝そべっていて
   ....
朝の四時ごろ、おばあちゃんが眠れないといって
起きてきて気づいたのよと母が言った
首をさするとだらりとした感触がした
まるで濡れているようだった
溶けた泥のようだった
午前五時の空気がよ ....
タンポポさん
春の陽を楽しみなさい
思い切り根を張り温かい大地の恵を吸い上げ可愛い花を咲かせるがいい

あなたの根が隣の蓮華ちゃんの領分を侵すのではないかですと
彼女の可憐な花を見るのを楽し ....
ナナという名前だった
もとは捨て猫だったらしいが
いつのまにか 
隣の家に居着いてしまったらしい
すごく立派な面構えで
どこかで外国猫の血が入ったのか
ブルーの眼と
むくむくの銀毛を持つ ....
湿り気のある冷たさ

青灰いろが白んでいる

桜の木々のつらなりが

濡れた茶色で春を待っている


朝にひかりが影のよう

冷感症のおんなの背中には

絶頂のあとの汗が垂れ ....
本当は分かってるんです。

わたし達には何もないって。

共有できる感情もなければ

共有できる夢もない。



あなたはあなたの道を

振り返りもせずゆくのです。


 ....
ロックンロールは
好きかい?
ロックンロール
最高!

ヘビメタがなければ
私は死んでいた。
明日を生きる力を
与えられる。

カラオケは好きかい!
シャウトをする。
雄叫びボ ....
君の瞳に恋をした
毎日君を想い
毎日悶え
毎日苦しむ

君の心はSomebody else
If I am 神様 then
私に振り向かせるのに。
私のハートは撃ち抜かれた

君 ....
君の瞳はダイヤモンド
とびきり美しく輝く
キラキラ光り
みんなの目を奪う

君のハートはダイヤモンド
澄んで輝く
混じりけ一つない
みんなの心を奪う

君の笑顔はダイヤモンド
周 ....
泳ごうか、とぼうか

愛機に祈るか暁に祈るか、

暗く閉ざされた青のなかで

惑いながら

魚になる魂。

受肉せざるもの、すべてに灯をともせ!

雪、ふりつもる雪。

銀 ....
陸と海を別つ隔たりなど

無いに等しい

屈折した光さえ
愛せてしまうのだから

陸と海を別つ隔たりなど

無いに等しい
 
私が誰かとセックスしたら


あなたは怒るかなあ。


わたしが誰かを大好きになったら


私みたいにやきもち妬くの?


ピアスを開けたら理由を聞くの?


 ....
                拳のなかで
                石は砕けて粉と散る
                返す言葉はどこにもなくて
           ....
こざとおおざと
大阪の部屋にいて

月へん肉づき
服薬する脳

さんずいさんづくり
混沌を彫る

ひへんいわく
時間は書けぬ

くちくにがまえ
存否の因縁

にんべん ....
首切り地蔵は
首切り者ではない
雨の日には里芋の葉を誰かが乗せる
緩やかに窪んだ底部に向かって
雨粒が集まっては弾ける
首を落とされた日があった
首切り地蔵は
首切り者ではなく

首 ....
ガラスだった

熱ければ溶けて

寒ければ縮んだ

落とせば割れるし

転がせばすぐ傷がついた

でもガラスは


中学のときかさばるし重たかったから

よくわざと教科書 ....
どこまでもまっすぐな道が 
 枯れた牧草の なだらかな丘を超え
  ふと消えていく その向こう

金色の輝きが 青い空からあふれ出している

あまりに荒々しい 産声

私の体は 透過さ ....
不安だから

あたし自身が不安な存在になってみる

不穏だから

あたし自身が不穏な存在になってみる

振り返るたび

あたしの骸が夥しかった

まえを向く

烈しいベース ....
きょう、
もう わたしは
倒れてしまった


独り歩きつかれて
のどもカラカラ渇いて
バタンと前のめりに
倒れてしまった



すると
背後から
男に捕まってしまった

 ....
 
 
心臓の近くで
きみがぼくの口と
お話をしている
肝臓からは
少し遠い 
 
 
雪原を歩いて川の縁に立つ
流れに足をつけ
靴底で感触を確かめる
目の前を無数の氷雪が流れていく
昨日のことを考えて
ヌルヌルと滑る生物の営みに
足を取られそうになる





 ....
【禁則:マルチポスト】http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=257998 ベランダに座り込んで
柵の合間から足を出してブラブラ
コドモみたいだな なんて思いながら
いい匂いのする煙草に火を点けた
近くの中学校から聞こえるコーラス
悪くないな なんて思いながら
ふ ....
また首を痛めた

この怪我とは
もう8年程の
付き合いになる

突如として襲われる
この激痛に
何度悶絶しただろうか

体を動かす度に
首から全身に伝わる
言葉に出来ぬ激痛
 ....
ゆ ゆ ゆれ ゆれる
ふ ふ ふる ふるえる

年老いたふるえ
新鮮なまばたき

新芽がふるえて
春をくすぐる

大きくゆれたのは
気のせいじゃない
なにもかもが崩れ落ちた

 ....
自分の好きなものを求めてみようという行為は
決してあなたの全てと繋がらない
おそらくそれは不一致というもので
私はただ茫然としてしまうかもしれない
恐れを知らな ....
時を告げる鐘に思いを託し、
湖上を眺める人よ。
あなたは独りではない。

見上げればどこまでも広がる空がある。
足元には名も知れぬ草があちらこちらに生えている。
今あなたは一人だが、決して ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
抱きしめた愛ジュリエット1*12/2/25 11:29
表面張力nonya28+*12/2/25 11:24
中毒じじ8*12/2/25 11:24
ハーモニカ[group]草野春心5*12/2/25 10:49
埋めるために竜門勇気5*12/2/25 10:01
お日様の願いたにい512/2/25 8:39
Days of catそらの珊瑚10+*12/2/25 8:26
春を待つ吉岡ペペロ512/2/25 8:09
音もなくそれは。永乃ゆち3*12/2/25 5:40
Are you high tonight?ペポパンプ4*12/2/25 4:01
Like hell3+*12/2/25 4:01
ダイヤモンド1*12/2/25 4:01
青の断章高原漣1*12/2/25 3:44
水葬徘徊メガネ4*12/2/25 3:21
かたまり1+12/2/25 3:11
言葉と祈りと拳のなかで石田とわ12*12/2/25 1:53
大阪にてシホ.N212/2/25 1:38
首の颯爽アキヨシ112/2/25 0:48
ガラスの教室吉岡ペペロ712/2/25 0:36
生まれたばかりの光いねむり猫112/2/24 23:01
ギアチェンジ吉岡ペペロ212/2/24 21:05
おしまいの区切り佐和2*12/2/24 20:27
age2たもつ512/2/24 20:00
前日mizuno...0+12/2/24 18:24
出産ともうひとつの意味を。HAL4+*12/2/24 17:53
流煙明楽2+12/2/24 17:19
ありきたりな言葉清風三日月2+12/2/24 15:16
冬の終点within5*12/2/24 14:20
てまりうた中山 マキ1*12/2/24 14:18
時を告げる鐘に思いを託しヒヤシンス1*12/2/24 13:57

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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