迷子のような顔をして
歩いているおっさん
優しいひとがいる店へ
とんぼりゆくんだね
あれがとうさんなら
ちょっと許せるわ
あんなひといっぱいいるから
一緒にかえりたい
とうさん ....
かしこい子はすばらしいと
うたうおとなたちの心理を
わたしはすりつぶして粉に
したところにたまごを入れ
ホットケーキを作りました。
とても、あまそうな山です
つぶしてみたってなにも、
仕 ....
夢を 掴むまで
どの位 歩いたら 良いんだろう
弱い 私は
大きな 夢を 描いて
空を 見上げた
遠くまで 歩かなくっても良いんだよね って
気付ける日々の中で
穏やかに ....
一番星みつけた
紅の空の端っこを
指さして
嬉々としていた
あの頃の僕は
何処に行ってしまったんだろう
一番星みつけた
あの時、空の端っこで
輝いていたあの星は
今も輝いているん ....
心のある場所をさがす
頭じゃなさそう
顔じゃなさそう
体でもなさそう
でも体の外にもいない
どこだろ
頭の上かな
みえないから わからない
言葉にもいない
どこなの どこなの ....
月もないのに
雪山の稜線がはっきり見えてる
まるで、朝帰りを見とがめるオヤジのようで
とてもバツが悪い
日の出にはまだ間があるのに
お茶を入れるガスの火がいくつも揺れてる
ここは日本有数の ....
雑種の黒い犬を飼っていた
足と耳のさきっぽが白い犬
散歩もご飯の世話もブラッシングもわたしがしてた
学校から帰ると
尻尾をふってぴょんぴょん飛びついてきて
ハッハ言いながらどこまでもつい ....
静けさが残り
(何故か見上げれば
見下ろしている)
さまよいながら求めるもの
宇宙を識るのとおなじくらい 「
人間を知るのはむずかしい 」
(意味に手をあわせ
ただ) ....
登校中の女の子と男の子が
道路を横切ろうとしている
飛び出しに供えて ブレーキに足をかける
春の陽射しの中 防寒着の子達は
車道の前に立ち止まり
急に 女の子がしゃがみこんだ
その手に ....
森の生き物クレオパトラ。
誰もがそれに名付けられることを恐れている。
ポテトだった男はじゃがいもにまみれて死んだ――これは時代錯誤である。
ぼくの半分は優しさでできてるから、ぼくはバファリン。名 ....
君の大好きな彼と
もう仲直りできたかな…
言葉って難しいから
気持ちを伝えるって
大変だよね
背中を押されたいのか
引き止めて欲しいのか
相手の気持ちに
どう気付けるかなんて
....
今日、学校は
雨だろうか・・・
少女は窓の外、ぼんやりと煙る
風物を眺めて学校を思いやる
今日、学校は
雨だろうか・・・
少女の記憶に残る少年への初恋
それは記憶の中に残る爛れた染みのよ ....
空の蒼い日
乾いた独房に
ひとふさの春が投げこまれる
赤錆びた格子窓の向うから
透明な一枚の手によって
そこには誰も居ないので
やがて、壁の ....
しずかちゃんの
股間の森のかげから
もう来ちゃいかがと
百舌が啼く
♪ヌチャヌーチョ
♪ヌチャヌーチョ
♪ヌチャヌーチョ
♪ヌチャヌーチョ
びいどろの中に
浮かぶ泡
気泡があるのは
不良品なのか
値下げの札がつけてあった
かなしい音が
とこしえに
びいどろに
刻まれた
唐草文様
ふるさとの野辺に咲く
名も ....
充実した夜 人はうちあげしたくなる
たとえば 美しい満月のときなんて
それは 満月と ほどよい距離感を
保っていられる 今
この平和への感謝だ
きれい ....
僕は病んでる自分を疎ましく思ったり
でもいとおしくもある
診察券にはだいぶ慣れてきたし
人間て病んでて当たり前なのかも知れない
検査着に着替えて腹部CTをとる
さ ....
死ぬことだけが、無能な人にとっての真実だ
麦踏む音のさらさ耳に聞き
さくさく行かう 向かうへと
道はつづく こがねの原に
歩いて行かう どこまでも
ポストマン
君はとてもとても 歩くのが早かったので
僕はいつまでも 追いつけずにいたんだよ
大事なものを見落としてまで 先々進んでって
前に進めって 誰かに脅迫されてるみたいに
その ....
末端から
僕の末端から
甘い指先が冷たくなる
末端から
組織の末端から
チンピラたちが青ざめる
末端から
地方の末端から
生まれた町が消えていく
末端から
サバンナの末 ....
静かってね
音が無いんじゃないんだよ
静かってね
これからはじまるっていうことよ
静かな中で
いろんなことが息づいて
いきてるよ
いきてるよって
私の心にささやくんだよ
ムリーの病名精神病
学がないから自分でつけた
ムリーは黒目がちで夢見がち
素敵な王子様と心中したい
でもいつだって叶わない
ムリーの全てはむり
長女マリーは勉強家
次女ミリーはしっか ....
携帯を携帯してないから
繋がらぬ 携帯
プラン変更や 機種変更が
楽しかった時代を過ぎて
使えれば良い、なんて
結論に 陥る
否
其れを 加齢の所為だと
華麗に ス ....
穏やかな風は
温かく吹く
愛したひとのように
やさしい微笑に似て
桜は待ち兼ねた蕾を
綻ばせ柔らかく咲く
だけど だけど
僕は今ひとりで
陽溜まりのなか
春はいつも別 ....
いやな知らせを
渋るみたいに
雨は降りつづけ
おれたちのいらだちは
こころのひだに
致命的なまでに
濡れて張りついていた
オールディーズがいつも
バースデイみたいに流れ ....
研いだペン先 手首を切り裂き
赤い言葉が流れ出す
真夜中のキッチン
冷たい蛍光灯
君の目は
糸を引く赤い流れを
舐めるように追いかける
冷や汗
白い寝巻のワンピース
今年 ....
心のどこかで
私には君がいるって
思ってたんだね
あの人を想いながらも
どこかで
君に甘えて
君にすがって
そのうち
また
やっぱりお前が好きだ
って
言 ....
言わなくちゃならないのだろうか
なにひとつ
愛していないと
こんな
愛だらけの
世界に
時を待つ
ただひたすらに
その時を
時が来れば大輪の花を咲かすだろう
いや
その前に心無い人に手折られるかもしれない
どうなるか分からないが
今は
その時を待つ
香 ....
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